「日本商品」と聞くと「メイドインジャパン」の商品を思い浮かべるかもしれません。
しかし今回は、日本製に関わらず、日本でよく見かける商品などで日本で人気のもの。
でも海外の人から見ると、「どうして人気なのかな?」と信じがたく、その理由を聞きたくなるもの。
日本人にとっては、言われてみなければ「なぜ?」と考えもしないような物ばかりです。
「海外の人(アメリカ人)が信じがたいと反応した『日本で人気商品』」4選いってみましょう!
1. アメリカ国旗デザイン
日本で、GAPの店舗を通りかかったとき。
「日本もアメリカの独立記念日を祝うの?」と聞かれました。
そのGAPでは、アメリカ国旗がデザインされた洋服が店頭に飾られていました。
日本でアメリカ国旗のデザイン商品は、わりと人気がありますよね。
でもアメリカ人が、母国の国旗デザインものを身につけるときは、ほとんどの場合「独立記念日」や「メモリアルデー」などのお祝いのときです。
アメリカでもそれらの祝日が近くなると、普段はあまり見かけない国旗デザインのTシャツやキャップ、水着など色々なものが売られます。
もちろんデザインが好きだったり愛国心で、普段から身に着けるアメリカ人もいると思います。
しかし日本人がそれらを好んで身につけたりすることは、不思議に思うそうです。
確かにアメリカ人が日本国旗デザインのものを持っていたら、「日本がそうとう好きなのかな?」と思いたくなります。笑
日本人から見ればデザインの1つにすぎないかもしれませんが、アメリカ人の目には「母国の旗」なので、そのデザイン商品が人気というのは信じがたいそうです。笑
2. ビニール傘
雨の日。
傘をさしている日本人の多くが、透明なビニール傘を使っていることに気がついたアメリカ人。
「あの傘を持っている人多いよね!人気なの?」
人気かと聞かれ、少し考えました。
好んで使っている方も多いと思いますが、どちらかというと傘を忘れて仕方なく買うイメージです。
「傘がなくて困ったとき、コンビ二や薬局で気軽に安く買えるんだよね」
たまたま入ったお店に売っていたので「これがあの傘だよ」。
すると、「なるほど〜確かに安いね」
しかし別の日に、折り畳み傘をお店で見ていたとき。
「普通の傘も意外と安いね」と言われました。
突然の雨で今すぐ傘が必要であれば仕方がないそうですが、そのアメリカ人は普通の傘を買って長く使いたいそうです。
日本には軽くて、しかも小さい傘がたくさん売っています。
それをバッグに常に持っていたとしても、邪魔にならないのにな〜と言われました。
「どうしてあのビニール傘を使い続けるのだろう」と思ったそうです。
3. 半熟たまご
ある日、半熟たまごがピザにのっているのを見たとき。
「うわぁ、ピザにたまご初めてみた!!」
私が「美味しそうだよね〜」と微笑ましく眺めていると…
「食べられないんだよね」と言われました。笑
そのアメリカ人は、卵は好きでも半熟が食べられないそうです。
私の他のアメリカ人の知り合いも、半熟たまごが苦手な人がわりといます。
日本では卵の人気が高いのか、卵をのせるとより美味しく食べられるからなのか、色々な食べ物にのっています。
別の日、半熟たまごの入った焼きそばを見つけて、またまた驚いていました。
回転寿司にいったときも、まぐろの軍艦に半熟卵がのっているのを発見!
「日本はいろんなものに半熟卵がのっている」と嘆いていました。笑
ある日、私が頼んだカルボナーラに生卵がのっていました。
「なに?!生たまご?!」と言葉を失っていました。笑
言われて見れば、日本で見かける卵料理は「たまごの半熟率」が高いなと思いました。
もちろん半熟が好きなアメリカ人もいると思いますが、その人にとっては信じがたい話なのだとか。
「意外と好きになるかもよ~食べてみたら?」と言ってみましたが、「うーん、ダメ」
食べず嫌いではなく、一度食べて以来苦手なんだそうです。
4. ランドセル
ランドセルは、日本の小学生の必需品ですよね。
「硬そう…」とアメリカ人に言われました。笑う
大きなボックスを背負っているみたいで「大変そう」。
「小学生はランドセルでないとだめなの?」
今まで考えたこともなかったなぁと思いました。
ランドセル売り場で、実際に手にとって触っていましたが「値段高いよね」とも言っていました。
私の小学校では、机に教科書を置いていくことが禁止で、毎日重いランドセルを背負って登下校していました。
アメリカでは私立などでは分かりませんが、リュックサックに決まりのある学校というのは聞いたことがありません。
自分の好みや個性に合わせて、色々なリュックサックをみな持っています。
低学年は肩からずれ落ちないよう小さめのリュックを持っていたり、大きくなったときの事を考え、大きめのものを持っている子もいます。
アメリカでお店の店員さんが教えてくれたことですが、学校にしょっていくリュックが重すぎると、背中に痛みを発症する可能性があるとのこと。
お医者さんによれば、子供の体重の10~15%以上の重さのものをしょうべきではないと言うのです。
肩のストラップが細いタイプのものは、重さによっては血の巡りや神経などにも影響するとのこと。
おすすめは軽いもので、幅の広くストラップがついたもの。
やわらかいクッションが背中などに入っていて、ウエスト部分に重さを支えるベルトがついている。
またリュックの重さのバランスを保つため、用途の違う仕切りが多くついたもの。
店員さんの話を聞き、もしかしたら日本のランドセルは、そういう大切な要素を兼ね備えていて、しかも丈夫に作られているのかもしれないとも思いました。
しかし、売れていたランドセルの平均価格は3万~5万円。
平均よりも安いものは、肩ベルトがこわれたり、型崩れしたりするなんて話を聞いたことがあります。
数万円のものが6年間使えないなんて、切なすぎますよね。
ランドセルの機能性やすばらしさがアメリカ人に伝わっても、小学生のリュックにそんな大金がかかるなんて「大変だ」と言っていました。