海外の人が信じられず二度見した「なんてこった日本」5選

国が違うと驚くものって、沢山あるなぁと思います。

そんな中でも今回は、海外の人が日本で二度見して確認したくなるほど、驚いたもの。笑

「なんてこった」には、「信じられない!」や「なんてことなの、すごすぎる!」

そんな色々な感情が込められています。

海外の人(アメリカ人)が二度見しても信じられなかった日本」5選いってみましょう!

1. 高速道路

日本の高速道路を走っているとき。

「料金の徴収所が多くない?!」

しかもその値段を見て「信じがたいほど高い!」とびっくり。

アメリカでも州によっては「有料道路」もあります。

でも有料であるほうが珍しいと思うほど、無料なことがほとんどです。

例えば成田空港から都心までくらいの距離で、日本ほどの料金を請求されたことはいまのところありません。

(※大型トラックなどは、請求されることもあると聞きました!)

ロサンゼルスからラスベガスに車で行く場合、徴収所はないですし、車種にもよりますが、だいたいガソリン代$20~$30(約2200〜3300円)で行けます。

フロリダの一部道路が有料なことがありましたが、日本ほどコストはかかりませんでした。

日本国内で遠出をするとなると、車ならガソリン代以外にもけっこうな額の高速道路代がかかってきますよね。

アメリカとあまりに違う道路事情に驚いたそうです。

2. ハリウッドスターの広告起用

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ジャスティンビーバーが起用された広告を見つけ「すっごく珍しい光景」

そうアメリカ人が言いました。

アメリカでジャスティンビーバーは、どちらかというとトラブルメーカーなイメージがあり、商品のイメージキャラクターとして見ることは珍しいそうです。

アメリカで下着ブランドの広告に、ジャスティンビーバーが起用されているのを見たことがあるので、彼のイメージがアメリカで悪く、全く受け入れられていないという意味ではありません。

ただ伝えられる情報の違いや、来日の際の印象などで、ハリウッドスターに対するイメージが、日本とアメリカとで違いがあるのかな、なんて話をしました。

ある日電車の中で、「ねえ、ジョニーデップがいる!」

「日本にも著名人は沢山いるよね?!」

「どうして海外スターをわざわざ起用するんだろ?!」

確かにアメリカでは、ブランドのイメージに合うモデルでもない限り、わざわざ外国人、ましてやアジア人スターを広告に起用することは珍しいかもしれません。

「ギャラも高そうだよね…」

日本で見る海外スターの多さに、びっくりしたそうです。

3. ファーストフード

日本人は長生き。

食事にその秘訣がある。

そんなイメージを持っていた、私と一緒にいたアメリカ人。

日本-ファーストフード-タコベル-お台場-japan-tacobell

日本で、アメリカでもお馴染みのファースフード店をあまりに沢山見かけ「なんてこったー!」となりました。笑

「どうしてこんなにファーストフード店が日本にあるの?!」

ショックを受けていました。笑

「食べ物に関わらず、アメリカの文化が日本に入ってくる傾向があるのだよね」

「他にもあるの?!」

「ハロウィンとか、ベビーシャワーとか、ちょっと前までは日本になかったよ」

「食文化は良くないよね」

そう言われ、なんだか笑ってしまいました。

日本には、日本の伝統的な食文化を守ってほしいと思っているそうです。

4. ピザの値段

「日本のデリバリーピザは高い」というイメージありませんか?

他国のピザ事情を知らなかったころから、「日本のデリバリーピザは高い」というイメージがありました。

日本でも有名なドミノピザやピザハット。

ラージサイズの相場は、だいたい2000円弱から3800円くらいまでありますよね!

ある日、ポストにピザのチラシが入っていたのでアメリカ人に見せました。

「これが$35ってことはないよね?」

と、冗談でしょ〜という感じでアメリカ人に聞かれました。

「当たってる、そのくらいするよ!」

すると値段を二度見して、「円からドルの計算を間違えたかと思ったのに!!」

州やエリアにより、値段の違いはあると思うのですが…

日本でも知られているお店のラージサイズピザは、アメリカでは1500円くらいが相場です。

トッピングやピザ生地の種類により値段は変わります。

例えば今日の時点で、アメリカのピザハットでは、オインラインオーダー限定で2トッピングのラージピザが$7.99(約880)です。

ピザ-リトルシザーズ-安いピザ-ファーストフード-america-little-caesars-pizza-pepperoni

ピザ-ペパロニピザ-リトルシザーズ-安いピザ-ファーストフード-america-little-caesars-pizza-pepperoni

日本にはまだないですが、アメリカで人気のピザ屋さんのペパロニがたくさん乗ったラージピザは$6(約660円)と激安です。

最近は日本でもコストコが浸透して、安いピザがフードコートで食べられてうれしいですよね。

日本が高いのか、アメリカが安いのか。

アメリカ人が日本人以上にピザを食べるという理由もあると思いますが、値段の違いには「なんてこった」と驚いてました。笑

5. 無料ティッシュ

アメリカ人が道端でテッシュを渡され、丁寧に断っているところを見かけました。笑

「無料だから、もらっておくと便利だよ」

私がそう言うと、テッシュ配りの人が持っているテッシュを二度見して「これが無料なの?!」

どうやら何かの勧誘をされると思ったみたいで、なんて言ったらよいか分からず、丁寧にお辞儀をしてお断りしていたそうです。笑

「どうして無料でテッシュを配っているの?」

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私が持っていたテッシュを見せると「わぁ広告を入れて宣伝するためってこと?」

見たことない!と驚いていました。

それと、どんな理由でもテッシュが無料でもらえることに感激していました。

別の日。

「見て!すごく上質なティッシュをもらった!」

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紙の広告が入っているタイプではなく、袋自体にお店の名前や電話番号が入ったそのテッシュ。

確かに他のよりテッシュより分厚くふかふかしていました。

「これが無料なんて」と、目をキラキラさせて感動していました。

海外の反応が想像以上に独特だった「ここが日本語難しい!」6選

日本語を母国語とする日本人の私でさえ「日本語って難しいなぁ」と感じることがよくあります。

恥ずかしお話ですが、書けない、読めない漢字は沢山ありますし、読み間違いや言い間違いも多いです。

尊敬語、謙譲語などを正しく使い分けている自信もありません。

それが日本語を母国語としない海外の人であれば、日本語を勉強する際に一体どれほどの壁にぶつかるのだろうと思います。

そして、実際にそれは私の想像を遥かに超えていました!

今回は、学校などに通わず、自力で日本語を勉強しているアメリカ人の「日本語へのコメントや質問」で、想像以上でビックリさせられたものを紹介します。

「そういうところが日本語って難しいんだ」と、海外の人の苦悩からたくさんの発見がありました!

7選いってみましょう!

1.shite/shitteいますか?

「何をshiteいますか?」

「何をshitteいますか」

「知って」と「して」の発音、言われてみればものすごく似ていますよね。

私が話していたアメリカ人の発音は、どうしてもどちらも「して」になってしまうそうです。

「っ」の音は、英語にも似たような音があるから問題ないと思っていましたが、非常に難しいそうです。

言われてみれば確かに、「っ」の入った英語を考えると、日本語では「グッドラック」といいますが、英語では「Good Luck」。

小さな「ッ」の音を、英語では日本語のようにはっきりと発音しません。

私が何度か発音してあげても「うーん、どちらも同じに聞こえる」と悩んでいました。

2.「お父さん」って誰?

アメリカ人が「となりのトトロ」を観ていたとき。

めいちゃんが自分のお父さんを「お父さーん」と呼んでいるのを聞いて、「んっ?」と思ったそうです。

「めいちゃんは自分のお父さんをお父さんって呼んでた」

「お父さん」は「誰かのお父さん」と学んだと言われ、私も考えました。

「あのメガネの人は、メイちゃんのお父さんだよね?」

「そうだよ」

「自分のお父さんは、父だと書いてあったよ」

そう言われ、確かにそうだけど、自分のお父さんを父と呼ぶ人、お父さんと呼ぶ人といるしなぁ。

でも「父」は、誰かのお父さんには使わないしなぁ。

でも誰かのお父さんについて話すときは「あなたのお父さんは…」って聞くし、聞かれる。

この時のお父さんは確かに「誰かのお父さん」なんだよなぁ。

私がそんなことをぶつぶつ言っていると、さらに衝撃の質問が飛んできました。

義理のお父さんを呼ぶときは「お父さん」?

「お父さん」という日本語を学ぶことが、こんなに難しいとは想像もしませんでした。

日本語の「お父さん」深いですね。

3.おじさんとおじいさん

アメリカ人が私の叔父に「おじ(い)さんは…」と日本語で話しかけたとき。

叔父が「おじいさんって言われちゃったよ、参ったな」と笑い始めました。

「へ?!おじ(い)さんじゃないの?」

そうアメリカ人が困惑していたので、二人の間に生まれた誤解を説明しました。

叔父は新たな発見をしたようで「難しいもんなんだね」

そのアメリカ人の「おじいさん」の発音は完璧なのですが、「おじさん」にどうしても「い」の音が入ります。

どうやら「じ」を「い」なしで発音するのが、かなり難しいらしいです。

発音や聞き取りに関しては、「虹」と「2時」、「買っています」と「飼っています」のように難しいものはあるだろうなと予想はつきました。

でも「おじさん」は新発見でした。

4.百と早く/かわいいとこわい

まずは「百」と「早く」。

ゆっくり発音してもらうと違いは分かるけれど、文の中でさらっと使われていたら聞き分けられないそうです。

次は「かわいい」と「こわい」。

日本語ネイティブの日本人から見たら「か」と「こ」で始まりが全然違うし、「4文字」と「3文字」だしと思うでしょうか?

面白いことに、私と話していたアメリカ人が発音すると、「こわいい」や「かわい」となることがしばしばで、この2つはとても似て聞こえます。笑

「なんでだろう?」

気になり考えてみました。

「こ」と「か」の発音の区別が難しいのかな。

英語にもありますが、口の微妙な開き具合の違いで、発せられる音がだいぶ変わってきます。

「こ」の口で「か」を言おうとすると、「こ」にしか聞こえないですよね!

またアメリカ英語では、単語を音節ではっきり区切って発音はせず、いくつかの音がスムーズにつながっています。

例えば日本語で「ミルク」は、それぞれの音を区切り、3つの音をはっきり発音します。

しかしアメリカ英語では「milk」となり、音をバラバラにせず、1つのまとまりとして発音します。

それゆえ、「ミルク」という日本語の発音のまま綴りを書くと「Miruku」のような感じになってしまいます。

これを考慮すると、アメリカ人に「日本語は2つのアルファベットで1つの音というのが多いよね」と言われることにも、すごく納得がいきます。

日本語ネイティブが日本語の感覚で「Miruku」が言いやすいように、アメリカ人にとっても「kawaii」は「kwai」。

「kowai」も、「kwai」と英語寄りの発音になるのかなと思いました。

発音の仕方がよくわからない場合、動画を見るとスッキリします!

5.「ありがとう」と「ありがと」

「ありがとう」は5文字で成り立っていますが、「う」が曖昧に発音されることが多いですよね!

そのアメリカ人は「ありがと」と言いなれてしまい、つい「う」の存在を忘れてしまうそうです。

改まって手紙などを書く際に「う」を落とし、「ありがとございました」と間違えてしまうことがあると言っていました。

もうひとつ予断ですが「ありがとう」の「り」の発音。

ローマ字で「Arigatou」と書きますが、日本語は「ri」ではなく「li」と発音しますよね。

「L」と「R」は英語ではまったく違う発音になりますが、日本語では同じです。

日本語を知らない海外の人は「ri」の入った日本名を、英語のように発音します。

それゆえ、私の名前「Yuri」(実際の発音はYuli)も、アメリカ人からは「ゆri」と呼ばれます。

6.複数形に決まりがない

アメリカ人が、家族のメンバーを紹介する日本語を学んでいたとき。

「姉が2人いますって文だけど、複数形じゃないよね」

確かに英語の感覚で言うと、「姉たちが2人います」です。

英語を学ぶ日本人としては、英語の複数形や単数でも冠詞が必要になってくることに戸惑います。

しかしアメリカ人も複数形がない表現に戸惑うという事実は、私にとっては大きな発見でした。

7.履く/着る/被る

ある日「履いています、着ています、被っています」の違いを聞かれました。

違いを説明するのは難しくはなかったのですが、日本語を一から学ぶ人にとっては大変だろうなぁと思いました。

英語ならputで全部まかなえちゃうような表現です。

英語は色々ややこしいと思っていましたが、言語にはそれぞれややこしいことがあるなと気付かされました。

私は日本語が「話せる」だけ

この経験を通じ、言語が話せるのと、言語を教えられる能力は別物だと痛感しました。

私は日本語のネイティブです。

しかし、当たり前になってしまったことへの質問は、今まで意識して考えたこともなく、うまく明確に説明できませんでした。

逆に英語はネイティブではありません。

しかし「なぜ」という自分なりの疑問を解決しながら、一から学んできました。

それゆえに、「なぜ」という英語に対する質問は、「日本語よりも」ですが、明確に答えられる気がします。

母国語を正確に使いたいという思いは、英語を学び始めてから強くなりました。

美しく正しい日本語を伝えていけるよう、もっともっと母国語を学ばなければと思います。