日本人には当たり前でも気をつけてと言われた「アメリカで失礼になること」7選

海外では日本の当たり前が失礼になる?!そんなことがあるのかと思いますよね。私も驚きましたが、意外と沢山あります。笑

しかも日本で日本人同士では「よくあることだよね」と当たり前になっているものばかりで、「アメリカではこれが失礼になるの?!」とショックを受けたものもあります。

視点が変わるとこんなに見方が変わるものか。一体どんなことに外国人(アメリカ人)は失礼と感じるのか。

「それ、日本でも失礼かも…これからは気をつけよう」なんて発見もあるかも!7選いってみましょう!

日本では当たり前でも「アメリカで失礼になること」

1.体型に関するコメント

久しぶりに会った友人に「なんか雰囲気変わったね、痩せた?」

または「元気そうだね、ちょっとふっくらした?」など、何気なく体型を連想させるようなコメント、日本人の間ではよく聞きますよね!

ある日アメリカ人の友人と行った旅の写真を、日本人に送ったとき。

一緒に行ったアメリカ人に、「みんなと写真シェアした?何て言ってた?」と聞かれ、「なんかふっくらしたねって言われた」と笑って答えると、「え、全くそんなことないよ」と真剣に慰められたあと、「旅と全然関係ないよね…」と言われました。笑

「痩せた?太った?」などのコメントをもらうことが当たり前になりすぎて気にもしませんでしたが、そう言われてから意識を向けてみると、そういう日本人は私の周りは多いなと気が付きました。

例えばクリスマスの挨拶に一緒に送った写真に対するリアクションが、「わぁ、アメリカにいるのに太らないね」だったり、夏にハイキングに行ったとき美しい滝に私が写り込んだ写真を見て「脚が引き締まってるね」だったり。笑

「え、コメント所そこなの?!」と笑ってしまうことがあります。

コメントがそれだけではないことも多いですが、そういうコメントが混ざってくることは本当に多いです。

アメリカ人は久しぶりに会っても見た目に対して、特に痩せた太った系のコメントしてくる人は、少なくとも私の周りにはほぼいないです。

見た目であれば「You look amazing!(すっごく元気そう!)」「You still look the same.(変わらないね)」などが多いです。

ずっとダイエットを頑張っている人に対して「スリムになったね!」とか、元気のない友人を心配して「最近元気ないね、ちょっと痩せた?ちゃんと食べてる?」などと言うことはあるかもしれませんが、私の知る日本人の感覚で「痩せた?」とコメントするアメリカ人に今のところ会ったことがありません。

アメリカで日本の感覚でそういうコメントをすると、日本人同士では分かる「何気なく言った」という感覚で捉えられず、失礼だなと感じる人もいると教えてもらいました。

2.強めのボディタッチ

日本人でも人によると思いますが、あいさつや話の流れで肩や背中辺りをたたく人いませんか?笑

ボディタッチの一種なのか、叩く意味はないのに叩く。「まぁそう落ち込むな」「頑張ってるな」などのポンと肩を叩く感じではなく、それより強めに叩く。

ある日私がお笑いの動画を見ていたとき、別のアメリカ人が「なんでこの人はこの人にこんな意地悪するの?」と映像を見て言われました。

それは芸人さんが誰かの頭をポカっと叩いている場面で、「アメリカ人には人が人の頭を強く叩いた」という訳のわからない光景だったそうです。

「可愛そう…」とも言っていました。

日本のお笑い文化の中で、誰かが誰かの頭を叩いて笑うというのは、日本独特のものなのだと初めて知りました。

全てのアメリカ人がそうだとは言えませんが、「触れる」以上の強さだと「叩く」に感じる人が日本より多いように感じます。

3.何も言わずに商品を取る

例えば日本の狭い店内で、人が立っている目の前に自分の欲しい商品が陳列されていたとき。

「すみません」と伝えスペースを作ってもらわなくても、十分なスペースがある場合でも「すみません」と一言言ってから商品を取りますか?

それとも何も言わずにパパッと商品を取りますか?

私の失敗談ですがアメリカに来たばかりの頃、人の前から商品を取ったあと、聞こえる程大きな舌打ちをされたことがあります。

一緒にいた友人も見ていて、「Excuse meって言わなきゃ失礼だよ」と教えてくれました。

友人はその後「ユリは生まれも育ちも東京だから、狭いスペースであんな行動をとることは日常だったのかもね!」と笑いながら言いました。

私のように生まれも育ちも東京でも、ちゃんとした作法をされる方のほうが多いと思いますが、どこにいってもスペースがタイトな東京では、される事もする事も多く、される側として気になったこともなく、する側として相手の気持ちを考えたこともなかったなぁと思いました。

その時も商品とお客さんの間に十分なスペースがあったので、いままでと同じ感覚で無言のままササッと取りました。

アメリカ人に「あなたならどうした?」と聞くと、「そのお客さんが去るまでさり気なく待つか、時間がかかりそうならExcuse meと言ってとる」と言われました。

その後意識を向けてみると、アメリカ人は例えアメリカの広いスーパーの通路で、大きなアメリカサイズのカートが通るくらい十分なスペースがあったとしても、誰かの目の前にある商品をなかなか取ろうとはしません。

たまたま私が商品を見ていたとき、目の前に十分なスペースがあるにも関わらず、横で取るのをためらっている人に気が付きました。

「気がつかなくてすみません、どうぞ」と伝えると、申し訳なさそうに「いいの?ありがとう、一瞬で済むから」とササッと取って去っていきました。

もちろん日本にもちゃんと「すみません」が毎回言える人がいるように、アメリカにも何も言わない人もいます。

しかし私の知る限り、友人に教えてもらったような行動をとる人が多いです。

4.店員さんに何も言わず去る

日本で、アメリカ人とかなりこじんまりした雑貨屋さんに入ったとき。

店内には数名の日本人のお客さんがいて、店員さんは「いらっしゃいませ」と私達に挨拶してくれ、レジで作業を続けていました。

先に店内にいた日本人のお客さんは、何も買わずサーッと無言でお店をさり、いざ私達が去るとき。

アメリカ人が作業をする店員さんに「Thank you!」と気持ちよく挨拶をしました。店員さんも思わず「ありがとうございました!」と言ってくれました。

アメリカ人にとっては、店内を見せてくれてありがとうというような意味だったようです。

確かにアメリカではウェルカムの挨拶のあと接客はされなくても、「質問があればいつでもお声がけくださいね〜」と言ってくれた店員さんに一言挨拶をしてお店を去る人も多いです。

接客してもらえば必ずといって良いほど、日本でもそうだと思いますが「Thank you for your time.(お時間を割いていただきありがとうございました。)」と伝えます。

「接客してもらわなくても、アメリカでは一言言わないと失礼?」と聞くと、私が一緒にいたアメリカ人は「失礼にはならないかもしれないけど、礼儀として言いたいところだよね」と言っていました。

今まで店内を物色させてもらった後「ありがとう」って何回言ったかな…

接客してくれた店員さんにしか言ってなかったかもな…これからは「ありがとう」を伝えようと思いました。

5.ドアを開けておかない

アメリカ人は想像以上に親切な方法で、ドアを開けておいてくれます。レディースファーストという考えではなく、男性が男性に、女性が女性にすることも普通です。

例えば手前に引くタイプのドアであった場合、すぐ後ろの人のため、ドアが閉まらないように手を添えてくれる。

すぐ後ろに人がいなくても、3〜5mくらい後ろからドアに向かって歩いてくる人のため、ドアを開けて待っていてくれる。

ほぼ同時にドアに手をかけようとしようものなら、ドアをあけて「お先にどうぞ」と言ってくれる。

アメリカでは、私は今でも感動でびっくりしますが、小さな子供でもやってくれるくらい当たり前のことです。

ドアを通ったあとすでに歩き始めていても、たくさん荷物を持った人などがドアに向かっている所を見れば、ドアに戻りその人のために開けてくれます。

私はアメリカでのドアマナーがすっかり身に付いたので、無意識に日本でも同じようにします。

ある時の日本滞在では、特にすぐ後ろにいる人のためドアを支える機会が多くあり、それを何度も見ていたアメリカ人が私に言いました。

「ありがとうって言う人ほとんどいないね」

もちろんこれは日本人と限定できることではありませんが、そのときの滞在では本当に少なかったです…

「慣れない親切をされて、ついお礼を言いそびれることあるよね」と伝えました。

6.写真を撮っている人の前をしゃがんで通る

昔は私もやってしまったことがありますが、写真に入らないように体勢を低くしてカメラの前を通ったことありませんか?笑

ある日同じような状況で私が写真を撮っていたとき、写真を取り終えてから、撮り終えるまで待っていてくれたアメリカ人に気が付きました。

申し訳ないという気持ちとお礼を伝えると「No problem!(全然大丈夫だよ!)」とスッキリ言って去っていきました。

その後また同じような状況で写真をとっていたとき、私の友達に「あ、人が来るよ」と言われ、写真を撮るのをやめ「どうぞ」と前を通ってもらうよう伝えました。

「大丈夫ですよ、写真撮っちゃって下さい」と言われ、「大丈夫です、お先にどうぞ」と伝えると「いいの?ありがとね〜」という感じで去っていきました。

一緒にいたアメリカ人に「前を通ってくれても全然問題ないんだけどね」と言うと、「アメリカでは待つのが普通だよ」と言われました。

アメリカ人でも、例えば家電屋さんで壁にかけられたテレビの画面を見ている人の前を、「Excuse me…」と言いながら申し訳なさそうに低姿勢で通っていく人はいます。

映画館でも、どうしても前を通らなければお手洗いに行けないときなどは、腰を低くして「Excuse me…」と言いながら前を通っていきます。

写真を撮っていることに気がつかず、普通に前を通っていく人もいますが、「あっ、失礼…」と気づいた際には必ず言われる気がします。

7.店員さんを大声で呼ぶ

例えばレストランで注文の際、呼び出しボタンがなく、店員さんが見えるけど近くにいないとき。

「すみませーん!」と、遠くにいる店員さんに聞こえるような声で呼ぶことありますよね。

日本では高級なレストランでもないかぎり、よく見る当たり前の光景だと思います。

でももしこれをアメリカのレストランでやったら、たぶん「Excuse me!」の声を聞いた店内のお客さん全員が、ビックリした表情であなたの方を見ると思います。笑

それはなぜかというと、アメリカでは当たり前ではなく、極めて珍しいことだからです。

実際に日本のレストランでお客さんが店員さんを大声で呼んだとき、一緒にいたアメリカ人は驚いてそのお客さんの方を見ていました。笑

日本のこういうレストランでは当たり前だよ〜と言うと、「アメリカではやっちゃだめだよ」と笑いながら教えてくれました。

アメリカではレストランのようなお食事処では、テーブルに担当がつくことがほとんどです。

注文からお会計まで、お客さんが席に座ってから立つまでの全てのサポートを一人の店員さんがしてくれることが当たり前です。

それゆえ例えば食事中に取り分け皿が必要になり、近くに他の店員さんがいたとしても、担当の人が来るまで待ちます。少なくとも私の知るアメリカ人はそうします。

アメリカはチップ制度なので、担当の人以外に何かを頼むことはあまりしません。

呼び出しボタンもないことがほとんどなので、担当のウエイターが側を通ったときにさり気なく手をあげ「Excuse me」と言うパターンを良く見かけます。

気の利くウエイターや、そこまでお店が忙しくないときは、頻繁にテーブルにお水をつぎにきたり、何か必要なものはないかなど聞きにきてくれます。

それゆえ、わざわざウエイターを呼ばなくてもあちらから来てくれることが多いです。

逆に日本では店員さんを呼ばないと、居酒屋などではなかなか追加注文が難しい場合もありますよね。

また他の店員さんの手が空いているにも関わらず、注文を取ってくれたウエイターばかりに頼み事をしても、不思議に思われるかと思います。

違う文化や作法を知っていくというのは、視野が広がり本当に面白いです。

より親切な作法

アメリカに住んでいるので「郷に入っては郷に従う」精神というのはあります。

しかし今まで知らなかった多くのアメリカ流作法が、アメリカで当たり前だから取り入れたというよりも、どの作法が周りに対して親切かと考え取り入れることもあります。

今回紹介したような「店員さんに何も言わず店を出る」など、「失礼とまでは感じない人もいるけれど、礼儀としてやった方がいい」程度のものであれば、どの作法が店員さんに対して親切かなと考えます。

一言なく去るのが当たり前で誰も傷つけなかったとしても、一言言うことで店員さんが嬉しい気持ちになるのであれば、自分もハッピーな気持ちになれるような行動をとろうと思います。

「当たり前だからそれで良い」ではなく、こういう意見や見方もあるよと教えてもらい、「こうするともっと良い」と視野を広げていく経験はやっぱり宝物だなと思いました。

もしアメリカ人彼氏に言われたら「背中に大きなタトゥーがある」

日本でタトゥーといえば、なんとなく気軽に触れづらい話題の一つというイメージがあります。

同じ日本人同士でも、世代や知恵、個々の価値観などで見方は大きく変わるようにも思います。

私の場合タトゥーに特別な興味がなかったものの、タトゥーに偏見のある両親を持ちました。

こんな私がアメリカ人彼氏を持ったとき、そして彼に大きなタトゥーが入っていた場合、私はどうするべきなのか。

そんなアメリカでの体験談をシェアします。

注意

このタトゥーのお話は「日本人がファッション感覚でいれるもの」であり、「ヤクザの刺繍」のことは言及していません。

またこのお話はタトゥーに賛成反対と意見するものではなく、「入れる入れない」又は「あるない」どちらが良いということを伝える意図は全くないということをご理解いただけると嬉しいです。

アメリカ人彼氏のタトゥーどうしよう

母のタトゥー嫌い

日本の両親、特に母が「タトゥー嫌いである」ということを、私はアメリカに行く前から知っていました。

日本に住んでいて、タトゥー入りの可能性が日本人より高い人と出会う機会もなかった私は、入っている人と出会う確率の方が少ないだろうとあまり気にしたことはありませんでした。

しかしアメリカに住み始め、アメリカ人との出会いがあったときには、「確認しなければ…」というプレッシャーが人生ではじめて襲ってきました。

あなたはタトゥーが入っていますか?

今の旦那さんがまだ彼氏だった遠い昔、「タトゥー入ってる?」と何気なく聞いたことがあります。

彼にとっては何気ない質問に聞こえたかもしれませんが、両親のことが気がかりだった私にとっては「入っていたらこの先の付き合いを考えなければならない」と真剣に聞いた質問です。

「入っている」

それを聞いて、まさにちびまる子ちゃんの世界観である「ガーン!!!」という衝撃が頭に走りました。笑

腕や脚など見えるところにタトゥーが入っていなかったので、「きっと入っていない!」と信じたくて、真実の扉をたたくまで時間がかりました。

「どんなタトゥー?」と恐る恐る聞くと…

「背中に大きなドラゴンのタトゥーが入ってる」と笑顔で言われ、「終わった…」と思いました。笑

どうしたら良いのだろう

この先、この彼と付き合いを進めて行くべきなのか。

まだ関係の浅い相手のことを「タトゥーがある」という事実だけでジャッジしている自分がいました。

両親が悲しむ、反対するかもしれないという事実が強く思考をコントロールしていました。

タトゥーはタブー

私には「両親に紹介できないような人とは付き合えない」と考える傾向がありました。

この基準で彼をジャッジしてしまうと、「タトゥーが入っているからダメ」という結論に至ってしまいます。

そこで、自分はタトゥーをどう思うか、タトゥーのある彼をどう思うのかを、両親の目を気にせず考えてみることにしました。

「私はタトゥーに対し、何の偏見も実はない」という、大切なことに気がつきました。

今まではどうやら両親のフィルターを通じ、タトゥーというものを見ていたみたいです。

タトゥーは不便だけど

日本ではタトゥーがあると市民プールやスポーツジムのプールで泳げない、温泉に行けないなど、日本独特のルールがあります。

将来子供ができてプールや温泉に連れて行きたくても、タトゥーがあるとそれができないかもしれない。

タトゥーがあるというだけで、外見でネガティブな判断をされることもあるという認識もありました。

それゆえ「タトゥーがない方が不便がない」とは思っていたものの、タトゥーがある人に対してネガティブなイメージを持ったり、タトゥーがあるという事実だけで人間性を判断するなんてことはありませんでした。

タトゥーがあると不便なこともある。

タトゥーがあると偏見を持たれることもある。

確かにそれらは事実かもしれませんが、「日本では」の話です。

アメリカ人母の気持ち

しかし実はアメリカでも「子供にタトゥーを入れてほしくない」と願う親はいます。私の友人がそうでした。

「どうして?」と聞くと、「必要ないから」と友人は教えてくれました。

日本で良く聞く、「体に傷をつけて欲しくない」「イメージが悪い」とか「将来後悔するような事があるかもしれない」そういう答えではなかったことにハッとさせられました。

しかし彼女の息子さんは体に割とたくさんタトゥーを入れたそうで、「どう思った?」と聞くと…

「いつか入れるんじゃないかと思ったから、やっぱり入れたか〜って感じ」そうあっさり言い、「息子の体だからか好きにしたらいい」と言っていました。

私は日本人ではありますがアメリカでは、タトゥーに関して「日本の見方」または「日本の一般的な価値観」を基準にする必要はないと気付きました。

日本の固定観念を取っ払いタトゥーを考えると、アメリカにいる私には「自己表現の一つ」にしか思えませんでした。

両親対策

両親に彼がどんな人なのかを知ってもらうにあたり、タトゥーがあるないをわざわざ伝える必要はない。

彼にタトゥーが入っているのか、もし聞かれるようなことがあれば「ある」と言おう。隠すことではない。

両親に会わせるころには、彼がどんなに素晴らしい人なのか私は知っているはず。

私が選んだ人に対して「タトゥー」が入っているというだけで反対するような両親ではない。

両親が心配するという理由だけで、タトゥーのある彼氏への見方を変える必要はない。

私はタトゥーに偏見がない。偏見を持つ人を悪くも思っていない。色々な意見があって良い。

そう心から思えた時、まだ見たこともない彼の大きなドラゴンタトゥーは全く気にならなくなりました。

ついにドラゴンタトゥーが!

ある日、彼が私の目の前で着替えを始めました。

ついにあのドラゴンタトゥーが見えるのか!どんなデザインなのか!どれほど大きいのか!

「あれ?!!!」

着替えを終えた彼に思わず聞きました、「ドラゴンタトゥー背中にないけど…」

「ないよ」

どういうことかよく分からず、「えっ、どこに入っているの?」

すると彼が「タトゥーは一つも入ってない」と言いました。

ビックリしすぎて聞いてみると、「タトゥー入ってる?」なんて質問されたことが初めてで、聞かれた時何か変だなと思ったそうです。

なんとなく「入っている」と言ってみたら、私の反応が顔に出て面白かったから、さらなるリアクション見たさに「背中に大きなドラゴンのタトゥーがある」と言ったそうです。

「入ってるか聞いたのは何か理由があったからじゃないの?」

そう聞かれ、全てを見透かされていた気持ちで恥ずかしくなりました。

日本におけるタトゥー事情、実は両親が…という話と、背中にドラゴンタトゥーがあると聞いてからの私の葛藤を聞いてもらいました。笑

彼は日本でタトゥーがそんな風に捉えられていることを知らなかったらしく、「興味深いね」と言っていました。

アメリカのタトゥー事情

彼はさらに言いました、「日本でアメリカのタトゥー事情を知っている人はどれくらいいるのかな」

そこで私が知る限りのアメリカタトゥー事情を、すべてシェアしたいと思います!

まずアメリカではタトゥーが入っていない人も多くいますが、入っていることは全く珍しくありません。

もちろん小さな子供に入っているところは見たことないですが、18歳以下であっても「親の許可証」のようなサイン付きの書類があれば入れられます。

ファッション感覚で入れる人もいますし、自分のカルチャーに基づいた神聖的な意味があるものやトライバルもありますし、家族など大切な人への思いを込めてデザインしたものを入れる人もいます。

例えばディズニー映画「モアナ」に登場するマウイに入っているタトゥーは、彼のアイデンティティに関わる神聖な意味のあるもの良い例です。

宗教的な意味合いがあるものは、どんな宗教を信仰しているかでタトゥーのモチーフが変わってきたりします。

ハリウッド映画では、主人公のキャラクターをより強く表現するためにタトゥーが使われることはよくあります。

またギャングのシンボルとしてのタトゥーもあります。タトゥーを見ただけでどこのギャングに所属しているのかが分かるようなものです。

ラスベガスのような街に行くと、ホテルの中に入ったガラス張りのお店で、お客さんがタトゥーを入れている様子が見られることもあります。

地元のハロウィンエキスポに行ったときも、ブース内でタトゥーアーティストに入れてもらっている人もいたくらい、どこでも気軽に入れられます。

アメリカでタトゥーの話題は、日本人がファッションの話題をするくらいカジュアルに話されます。どんなデザインがカッコイイとか、どんなデザインを次に入れたいとか、自分のタトゥーにはこんな意味が込められているとかそんな感じです。

また日本人がタトゥーの入った人に特定のイメージを持つような感覚で、アメリカでもタトゥーのクオリティーから特定のイメージを持たれることもあるそうです。

クオリティーの高いタトゥーは費用が高く、低いものは割と格安なので、見た目がかなりチープなタトゥーが入っているとあまり治安のよくない地区出身、または住んでいるのではないかと思われることもあると聞きました。

しかしそういうのが好きで入れている可能性もないとは言えません。

最近はアメリカのラッパーなど顔にタトゥーを入れている人を見かける機会が多いですが、一般人が入れるときはまだ注意が必要だそうです。州や地域にもよるそうですが、顔にタトゥーが入っているとアメリカでもあまり良い印象を持たれません。

顔タトゥーが入っていると、アメリカでも州によっては特定の職種に付きづらい、または採用されにくいなんてリスクもあるそうです。

例えばハワイでは、ポリネシア文化の伝統的な模様のタトゥーを顔に入れる人もいます。それが意味するところがハワイにいる限りローカルには分かるので、ローカルに根付いたお店や会社などで働くには問題がないことが多いそうです。

しかし大企業であったり接客業では隠すようにと言われることもあるそうです。どうやって?という感じですが、隠せないのであれば採用できないという意味でもあるのかもしれません。

アメリカ人でも顔タトゥーが入ったギャングなどではない一般人を見ると、ビックリすると言う人もいます。

それゆえアメリカ人でも将来のことを考え、Yシャツで隠せない首から上にはタトゥーを入れないという人もいます。アーティストのようにタトゥーが自己表現の一つとしてプラスに働く人などは、首や顔にも入れている人はいます。

タトゥーアーティストが入れているような首や顔のタトゥーは、目を奪われるほど美しいことが多いです。彼らの個性や雰囲気にとても合っていて、本当に芸術作品です。

体に入ったタトゥーは、全く気にしない職種もありますし、隠せれば問題ないという会社もあります。

ほとんどの職種で「体にタトゥーがあるかないか」を気にされることはないと思います。職種、または入っている場所により違いがある場合もあるのでご了承下さい。

アメリカに住みタトゥーについて思うこと

日本に住む日本人が、ファッション感覚で入れるタトゥーについて一つ思うことがあります。

それは、これからも日本に住み続ける予定で、日本でタトゥーあり生活をする道を選ぶのであれば、日本ではまだ少数派な選択をすることにより起こりうるリスクというものを、入れる前に理解し納得しないと、後に「どうして日本人はタトゥーやタトゥーが入った人に偏見があるんだ」なんて感じなければならない状況に置かれる可能性も大いにあるのかなということです。

もちろんリスクも理解した上でタトゥーを入れたし、入れたことにも後悔していないと言う日本人も知っているので、タトゥーありの日本人の考えも多様であることは知っています。

日本にいる日本人でもタトゥーに偏見も何も持たない人も数多くいると思いますが、タトゥーを入れなければ、関わること又は気にする必要さえなかった偏見持ちの人たちの存在は、入れたことにより気にしなければならない存在になることもあります。

私が両親の偏見をまったく気にしていなかったけど、(実際は入っていませんでしたが)タトゥーありの彼氏を持った途端、両親の偏見について取り扱っていかなければならなくなったのが良い例かと思います。

目立つところにタトゥーが入っている人は、例えば採用面接や結婚の挨拶などで、周りのタトゥーへの見方や価値観などをどうしても目の当たりにするなんてことはあるかもしれません。

「タトゥーはこう捉えられるべきだ!」とタトゥーに偏見のある日本人をいくら説得しようとしても、良い例かは分かりませんが、イエスキリストを強く信じている人に、仏教の教えを説くほど難しいように思います。

国や世代、環境、個々の価値観が変われば見方が変わるのは仕方のないことで、日本ではタトゥーをアメリカ人のように捉える考え方はまだアメリカほど浸透していないというのが事実なんだなと思います。

それが良い悪いという判断ではなく、日本にはまだそのタイミングが来ていないのだなと感じます。

時代の流れ

昔は否定的に取られていた行為が、現代では全く違った見方をされているなんてことは珍しくありません。

時代の流れと共に、人々の考え方や捉え方は変化するもの。それゆえタトゥーもいつの日か多くの人が「普通」だと感じる時代はくるのだろうなぁと思っています。