日本の日常的な風景で、海外と違うところ。
たとえば日本では道路が左車線、ラーメンの麺をすする、写真を撮るときピースするなど色々思い浮かびます。
「へぇ、日本はこうなんだ」、国が異なればいろいろ違いもあるよねと思えるようなことも多いですよね。
しかし今回は、外国人が「へえ~」ではなく驚いて「オーマイガッ!」と言いたくなったこと。
日本ではあまりにも当たり前になっていて、「これは外国ではあたり前じゃないんだ」なんてこちらもびっくりするものです。
日本観光中に「外国人(アメリカ人)がショックだった日本の日常18選」いってみましょう!
1.ごみ収集
日本ではあまりに日常的に見る光景に、アメリカ人の方は大変驚かれていました。
それは「ごみ収集車がとても小さい」こと。
確かにアメリカのものと比べると、日本のは1/3くらいの大きさです。
それと、係の方が手作業でごみを車に入れていたことにもビックリされていました。
アメリカには、ごみ袋をいくつも入れれる大きなごみ箱があります。
一軒家なら大人が1人入るくらいの大きさで、マンションなどであればその何倍かある大きなものになります。
収集車はそのごみ箱ごともち上げ、中身をバサッと車に落とします。
係の人は車を降りる必要もなく、車がすべてやってくれます。
はじめてそれをアメリカで見たときには驚きましたが、アメリカ人にとっては日本のこの風景がショッキングだったみたいです。
「手で1つ1つ入れなきゃならないなんて大変」とおっしゃっていました。
2.二重まぶたテープ
二重まぶたをつくるテープにショックを受けていましたが、「二重」というもの自体にも驚かれていました。
一重や二重、奥二重などといった目の形が色々存在する、ということさえ知らなかったそうです。
この商品を見て「これは何?」からはじまって、「二重ってなに?」へ発展しました。笑
アメリカでは、丸みのある目、たれ目などの見方はあるものの、まぶたに注目することはなかったそうです。
二重にすると目が大きく見えるという考えも「意識したこともなかった」とおっしゃっていました。
3.ゴキブリ対策グッズ
これを見て「これ全部害虫用?」と聞かれました。
「この辺りがゴキブリ用で、残りも全部害虫対策だよ」と伝えると、その種類の多さにびっくり。
アメリカでは州によって異なった害虫トラブルがあるみたいですが、ゴキブリだけでこれだけの商品があるのはショッキングだそうです。
瞬時にやっつける、凍死させる、泡で固めるなど説明してあげると「かなりシリアスなんだね」と、日本の新たな面を知ってショックを受けていました。
お食事中の方いらっしゃいましたら、大変失礼いたしました。
4.サイズ
このマネキンの履いているジーンズのサイズを見て、「これは大人用?」と聞かれました。笑
アメリカ人の方には小さすぎて、ティーンサイズに見えたそうです。
私は中肉中背なのですが、そのアメリカ人の方には「細い」と言ってもらうことがあったので「このサイズ私は入らないよ、笑」と言ったら、「オーマイガッ…」とショックをうけていました。笑
私が日本ではまったく細くないのだと言い続けてきたことを、やっと信じてもらえた瞬間でした。笑
靴売り場でも、アメリカではよくある彼らのサイズも、日本では「プラスサイズ」になることに大ショック。
お洋服もアメリカでは「Mサイズ」でも、「日本のM」はキツイなんてことがあり、全体的に1~2サイズアップして買うことが多かったです。
日本のサイズ感にはかなりショックを受けていらっしゃいました。
5.電車での居眠り
電車で居眠りをされている方が多く、スリや乗り過ごしなど「大丈夫なのかな」と驚かれていました。
でも安心して寝ている人をあまりに多くみるので、「それだけ安全ってことだよね」とも言っていました。
「Karoshi(過労死)」という言葉を聞いたことがあったみたいで、スーツ姿の方が寝ているのを見かけると「日本人は働きすぎて疲れてる…」と心配されていました。
また、電車の中が怖いくらい静かなことにもショックを受けていました。
かなり小声で「車内で話すのはルール違反なの?」と聞かれ、迷惑にならない程度なら話しても大丈夫だけど、車内では周りに迷惑がかからないようにしていると伝えると「聞いておいてよかった」と。
「それにしても不幸があったみたいな静けさだよね」と最後にぼそっと言っていました。笑
6.ごみ箱の少なさ
アメリカと比べ、日本は自販機がとっても多いです。
アメリカでもニューヨークのようなシティーには、自販機は沢山あるのかもしれませんが、日本ほどないことがほとんどだと思います。
自販機で飲みものを買えば、ペットボトルや缶を捨てる必要性もでてきます。
でも、ごみ箱が見つからない!
ごみ箱に出会うまで、ゴミを数時間持っているなんてこともありました。
「でも日本のストリートはとっても綺麗だよね」
「みんなごみを持ち歩くの?」
過去の事件のあとごみ箱が減ったことを伝えましたが、ごみ箱が少ないことが当たり前になりすぎて、「どうしてだろう?」と考えもしなかったことに気がつきました。
7.テレビの情報
テレビの内容で驚かれたものは、いくつかあります。
例えば天気予報。
今日は大きい傘を、ある時は折り畳み傘とその情報のこまかさに驚いたそうです。
「洗濯物の乾きやすさ」が今日は何パーセントです!
それを聞いたときは「こんな情報もくれるの?!」と言っていました。
殺人事件に関してのニュースでは、犯人の自宅を再現してどんな風に死体を放置したか、殺人の仕方など、「日本はかなり詳しく話すんだね」とショックをうけていました。
浮気をした方の話題がつづいたときには、「毎日この人の話題だね」と笑って「日本は平和な国」だとおっしゃいました。
事件が多かったら、こんな話題は毎日できないそうです。
8.完全セルフサービス
立ち食いソバを食べに行ったときのこと。
外で食券を買い、店内で店員さんにお願いして、食べ物が出来上がったら自分で取にいって、お水も自分で取に行って…
「全部自分でやるんだね」と、そのシステムに驚かれていました。
食事後に食器を戻すときには「そうだよね、これもだよね」と笑っていました。
しかし、私がテーブル布巾を取りに行って机を拭いていたら「それも?!」と言われました。笑
アメリカのレストランでご飯を食べて、テーブルを拭いたことはないそうです。
日本でも完全セルフサービスのお店はあまり知りませんが、確かに日本独特なのかもしれないですね。
9.お酒カルチャー
上野のガード下を歩いていたとき、この光景に遭遇しました。
「ずいぶん明るい時間から飲んでるね」
上野という土地柄の影響もあると思いますが、早い時間からお酒を楽しむ日本人は多いですよね。
かなり酔っぱらっている人もいて「何時から飲んでるんだろうね」と不思議に思われていました。
アメリカで昼酒は、スポーツ観戦のイメージが強いです。
スポーツ観戦やたとえばキャンピングカーのショーに行くなど、お酒を飲む目的でない場所でお酒を楽しむ場合は昼酒も見ます。(ラスベガス大通りなどの例外は除きます)
スーツ姿の人も多く見かけ、「仕事のあとに飲み屋さんで飲むの?」と聞かれました。
仲間と飲む方、上司や先輩と飲む方いろいろだと思いますが、「仕事後の上司との飲み」は日本ではよくあることだよと伝えると、それもショックだったみたいです。
アメリカでも州や地域によって異なると思いますが、彼らの周りでは仕事後に食事に行くことはあっても、「飲み」を目的にすることはないそうです。
そして極めつけはこの「立ち飲み」。
食事ではなく、本当に飲むことが目的なんだとこの光景が物語っているそうです。笑
立ち食いも驚いていましたが、立ち飲みへのショックはさらに大きかったみたいです。
10.金魚すくい
お祭りで屋台をまわっているとき、「これは何をしているの?」と聞かれました。
パッと見ただけでは、いったい何なのか分からなかったみたいです。
「金魚や亀をすくう遊び」と教えてあげると、「かわいそう」とじーっと金魚すくいをする子供を眺めていました。
「日本のお祭り屋台では昔からよくあるもの」という事実にも驚かれていました。
あまりに当たり前になっていて考えもしませんでしたが、確かに金魚たちの立場で考えてみれば、ポイで追われて怖い思いをして、急に水からすくわれてって、なんだか残酷な遊びなのではないかとも思えてきました。
当たり前になると異なったものの見方をしなくなる、ということを実感し私もショックをうけました。
11.ひざまくら耳かき
これを見て驚かれたことはたくさんあります。
まず男性が利用するこんなサービスが日本にあること。
「小さい頃こうして耳かきしてもらった」と私が言うと、「日本ではこうして耳を掃除するの?」と驚かれていました。
アメリカには耳かきを使って耳清掃という考えがなく、写真のような「耳かき」も日本のグッズが売っているお店などでしか見かけません。
私が知っているアメリカ人は、お風呂のあと綿棒で耳のまわりをお掃除することはあっても穴はしないと言っていました。
大人になりネットで水の圧で耳をお掃除する道具を買い、人生ではじめて耳の穴から奥をお掃除したそうです。
でも、いまのとことその1回きりだと言っていました。
12.地震対策グッズ
このグッズを見て「地震対策だよね?」と聞かれました。
アメリカも自然災害は州によってあったりなかったり、その種類もさまざまです。
いろいろなグッズがあってすごいねと感心すると同時に、「日本は本当に地震が多いんだね」とショックをうけていました。
実は彼らが日本滞在中に地震の揺れを感じたことがあり、短い自分たちの滞在中も地震が起きたこともショックだったみたいです。
13.列
日本ではラーメン屋さんなど列があるところに、さらに列ができることがありますよね。
「列ができているということは、おいしいのかもしれない!」と、そのお店を知らなかった人も並んだり。
食べ物屋さんだけでなく、アメリカ人の方が滞在中に日本で「列」を見ることが多くありました。
日本人が「列に好んで並んでいる」という印象を受けたそうです。
アメリカ人一般ではなく、あくまで私が案内させてもらっていたアメリカ人の方の意見ですが、バーゲン品を手に入れるとか、ディズニーランドとか列が仕方のない場合以外「列があったらやめよう」と自分たちはなると言っていました。
14.満員電車
ある日電車を待っていると、朝のラッシュよりやや穏やかな満員電車がやってきました。
それを見て「満員で乗れないね」とアメリカ人の方がおっしゃったので、「これでも通勤ラッシュよりマシだから、乗れるよ」というと、目を見開いて驚かれていました。笑
やっとの思いで乗車し、目的地で下車すると、「やっと呼吸ができる!!」と言って、興奮気味にアメリカ人の方が話しはじめました。
「電車に乗るとき、すごいパワーで後ろから押されたよ!」
「他の人と顔の距離があまりに近いから、どうやって普通に呼吸すれば良いか分からなかった」
「朝のラッシュはあれよりすごいの?!信じられない!」
どうしても自力で乗れないときは、駅員さんが押してくれたりすること。
満員の状態で車両故障か何らかの原因で止まってしまうこともあること。
満員電車に関わる情報を教えてあげると「オーマイガッ…」と、体験をしただけにそのグレイジーさが身にしみて分かったみたいです。笑
人にくっついている状態がかなり暑かったみたいで、「夏にはどうなっちゃうの…」とショックを受けていました。
15.突然の人混み
御徒町に行ったときのこと。
御徒町の人混みといえば「アメ横」!
その日はわりと混んでいて、ユニクロ側の入口から入り、上野駅方面へ人の流れに沿って歩きはじめました。
すると、途中でパタッと人混みがなくなり、アメリカ人の方も「あれ?」と驚いている様子。
「混んでいるのはいまの通りだけなんだね」と不思議そうに見ていました。
そして別に日に原宿竹下通りへ。
躊躇するほどの人混みの中、竹下通りを進んでいきました。
「アメ横より混んでるね」
そしてラフォーレ原宿側にぬけると、また「あれ?」
アメ横や竹下通りのように、上野や原宿全体ではなく、その通りにだけ人が集中して集まるという事実が興味深かったみたいです。
16.カラス
早朝にお出かけすることがあり、ゴミ袋にネットがかかっているのをみて「どうしてネットをかけるの?」と聞かれました。
カラスが生ごみの袋をつついて中身を食べようとするから、つつかれてごみが散乱しないようにしてるんだよ、と伝えるとびっくり。
カラスがそんなことをすることも知らなかったし、日本で見るほど多くのカラスを今まで見たことがなかったそうです。
そしてある日、その日に携帯電話でとった動画を一緒にみていたときのこと。
動画の中で「カーカー」となくカラスの声が入っていて、「日本でとった動画にはカラスの声が入る」と笑っていました。
17.保育所
アメリカにも子供をあずけられる場所はあるのですが、この光景をみたときに「あれはデイケアだよね?お散歩にいくの?」と聞かれました。
アメリカのデイケアでは、子供をお散歩には連れ出さないそうでびっくりしたそうです。
「大変そうだよね」と、カートにのった子供たちを不思議そうに眺めていました。
18.高級フルーツ
このスイカをみて「誰が買うの?」と聞かれました。笑
日本には1個5000円以上するマンゴーや、1万円以上するマスクメロンなど高級なフルーツがたくさん売っていますよね。
「どんなにこのスイカが美味しくても、この値段は…」と、あまりの高さにショックを受けていました。
日本で普通のスイカもそうですが、高い値段を払わなくても美味しいフルーツはたくさんあります。
でも、写真ほどの高級さではなくても、マンゴーやパパイヤといった日本で買うと比較的高めのフルーツも多いです。
アメリカで例えばハワイなら、マンゴーは自宅の木になるので買ったことはないという人もいますし、アメリカ本土でもおいしいマンゴーが1個50円くらいで買えます。
そういえば、四角いスイカをみたときも「何コレ?!」とショックをうけていました。
日本の日常に潜んだ、外国人にとってのショッキングな光景。
ものの見方を変えると色々な発見があるものだなぁと思いました。
素晴らしいものを見たり、体験したときの「オーマイガッ!」もありましたが、信じられないものを見たときの「オーマイガッ!」も多くて面白かったです。
以上18選お楽しみいただけましたら幸いです。