泣くほどのホームシックではないけど、ふと母国を思い恋しくなる瞬間。
「あぁこれ日本にはないんだ」
「日本人はしないんだ」
そんな発見をしたときに、母国を思い出し、少し切ない気持ちに。
これがないと生きていけない!
これをしないと息がつまる!
という極端なものではなく、生まれ育ったふるさとの味が恋しくなるように、なんとなく恋しくなるもの。
食べ物に限らず、文化も習慣も違う異国だからこそのものなど、色々な意見をもらいました!
そこで今回は「海外の人(アメリカ人)がホームシックになった『日本にない/日本ではしない事』」6選いってみましょう!
1.安い映画
映画館での映画鑑賞。
日本でも「サービスデイ」や「シニア割引」などを利用すれば安くなりますが、アメリカは通常の値段が日本に比べ安いです。
値段やサービス内容は州により異なることもあると思いますが、私が知る限りだと、通常の席で大人は$7〜16(約800〜1800円)前後が相場です。
値段の幅は平日と週末、席やスクリーンの種類によりことなるので広くなっています。
$16前後の高いチケットは、IMAXでしかも脚を伸ばし横になれるようなラグジュアリーシートなどの場合です。
州によると思いますが、映画館によっては安い曜日が決まっており、毎週その曜日は全席$5で観られることもあります。
新しい映画の回転率も驚くほど高く、次から次へと魅力的な映画が上映されます。
日本では、新しい映画がDVDになるまで待っても、新作は値段が高いですよね!
アメリカでは新作旧作に関わらず、スーパーなどに設置されている「Redbox」という機械から借りれば、1日約$1.25、2日なら約$2でレンタルできます。
映画の値段の違いは、確かに私もアメリカで驚きました。
新作がさくっと映画館で観られるアメリカ!恋しくなる気持ちも分かります。
2.映画館のポップコーン
「映画館のポップコーンがおいしいんだよね」
映画の話をしていると、アメリカ人に言われました。
アメリカの映画館でポップコーンを買うと「エクストラバターをかけますか?」と聞かれます。
「イエス!」というと、すでにバター風味のついたポップコーンに、さらに溶かしバターをかけてくれます。
こってりバターの味がものすごくおいしく、これが食べたくて映画館に行きたくなるほどです。
私は日本で経験がないのですが、日本でもかけてくれる映画館はあるのでしょうか?
そのアメリカ人も、日本ではまだ見かけたことないそうです。
あのおいしさに慣れてしまうと、なんとなく普通のポップコーンが味気なく感じてしまう気持ちよく分かります。笑
3.ハグ
ハグが恋しいのもそうですが、まとめてフィジカルなタッチが恋しくなると教えてくれました。
「日本人はタッチが少なくない?」と聞かれ、考えました。
確かに、家族の間でハグをするタイミングはなかなかないです。
子供が大きくなると、ハグやキスをしなくなるパパママも多いと聞いたことがあります。
友達同士でもアメリカ人のように、会ってすぐ「こんにちは」や「久しぶり」のタイミングでハグする人はたぶん少数派ですよね。
違いはもちろんあると思いますが、私の知るアメリカ人は顔を合わせればハグやほっぺにキスをします。
子供に対しても、年齢に関係なくする人が多数派だと思います。
夫婦間でも、横に座れば肩を組んだり、背中をさすったりとタッチは日本に比べ多いように感じます。
アメリカでもハワイの人々は、タッチ、ハグ、キスがとても多い気がします。
ハグになれていない日本人がアメリカで戸惑ったり、慣れるまで時間がかかるように、アメリカ人は当たり前にしていたことをしない事に戸惑うそうです。
「ハグが無性に恋しくなって、誰かにしたくなる瞬間がある」と、笑いながら教えてくれました。
4.返品
「返品ポリシー」といわれ、なるほどなと思いました。笑
日本では、試着せずに買った洋服がきつかったなど、緊急事態以外で「返品しよう」と思うことはほぼないです。
むしろ、「返品はできないもの」という考えがあり、お買い物の際は慎重になります。
日本で、知り合いのおばさんがスーパーで買ってきた野菜を切ったら、中が腐っていたそうです。
それを持って、これから返品しに行くというタイミングで、そのおばちゃんに会いました。
「返品か交換か、してもらえるか分からないけど行ってみるのよー」
そう言われ「私にはできないけど、おばちゃん強いな」と思いました。笑
返品することに「申し訳ない」という気持ちがいつもついてきます。
でもアメリカでは、返品に対するポリシーがどのお店も明確で、レシートに書いてあることが多いです。
それゆえ食品以外で、ポリシーにそったものものであれば、日本ほど抵抗なく返品できます。
私にはできませんが、アメリカのコストコでロティサリーチキン(チキンの丸焼き)や、封の空いたお菓子を返品している人を見かけたこともあります。笑
一緒にいたアメリカ人も驚いていたほどなので、それらが返品対象かは分かりかねますが。笑
返品や交換に対する、アメリカのゆるい感じが懐かしくなるそうです。
5.なんでもドライブスルー
日本でドライブスルーと聞いて思い浮かぶのは、よく知られたものであればファーストフードやスターバックスでしょうか!
アメリカは車移動が主流なので、ドライブスルーの種類が多いです。
それゆえに「これもドライブスルーでいけちゃうの?!」と思うようなものがあります。
例えば、銀行のATM。
キャッシュカードと暗証番号があれば、車の窓から簡単にお金がおろせます。
図書の返却も、図書館の横についたポストのようなところへ落とせば車から降りずに完了。
郵便局でも、切手の貼ってある郵便物であれば、郵便局の外に置いてあるドライブするーのポストに落とせば完了。
もうひとつ驚いたのが車検の更新!
最寄のお店で車の点検をしてもらいパスすると、データがシステムで更新されます。
DMVと呼ばれるところで、車に乗ったままスピーカーを通じ話し、必要な書類やクレジットカードを筒のような機械に入れて送ります。
すると、新しいステッカーが入った筒と免許証などが手元に戻され完了します。
あとは自分でライセンスプレートに、ステッカーを貼るだけ。
アメリカ人もなきゃないで生活は困らないけれど、車から降りるのが億劫なときなどに「便利だったなぁ」と思い出すそうです。
6.サイズ
日本のアメリカにないファーストフード店で「Lサイズ」の飲み物を頼んだとき。
渡されたカップのサイズを見て「あれ?」と、不思議そうな顔をアメリカ人がしていました。
「どうしたの?」
「確かLサイズを頼んだよね?」
どうやら店員さんのミスで、Sサイズを受け取ったと思ったほど、カップが小さかったそうです。笑
食事などのサイズ感も、母国が恋しくなる瞬間の1つだと言っていました。
私もアメリカンサイズのファンなので、「その気持ち分かるよ~」と伝えました。
そして「まぁ飲み過ぎて太らなくていいよね」と二人で笑い合いました。