今回は、日本に来るのも、とんかつを食べるのも初めてという外国人を、「日本にある日本のとんかつ屋さん」に連れて行ってみました!
とんかつを食べる反応だけでなく、とんかつ屋さんでアメリカ人が予想以上の感動を味わうという、また忙しい事態になりました。笑
ちなみに今回は日本に沢山あるとんかつ屋さんの中でも、ホテルから近く、口コミで人気の高いある一軒に招待しました。
まさかあの一口にあんなに感動するとは思いもしなかった海外の人(アメリカ人)の、「日本で初めてとんかつを食べた反応」いってみましょう!
外国人初めての日本のとんかつ
豚カツと豚コツ
お店に来る前に、とんかつは「揚げた豚肉料理」であることを伝えたとき。
「トンが豚で、カツはチキンカツみたいに揚げた料理のこと」
へえと言いながら「とんコツ…」
「とんカツだよ、笑」と訂正しましたが、「とんコツ」とどうしても「コツ」になってしまいます。笑
しかも余談ですが、違う日に豚骨ラーメンを食べに行ったら、今度は「とんカツラーメン」と言うようになってしまいました。笑
「こつ」と「かつ」が非常にややこしいそうです。笑
着席
店内に入って「お腹ペコペコなの!」と、興奮しながら着席するアメリカ人。
店員さんがおしぼりを持ってきてくれました。
「手拭き用?」と驚きながらも、おしぼりを使おうとしたアメリカ人。
アメリカでタオルのおしぼりが出るレストランはないので、驚いています。
「オーワオ!」
おしぼりを触ってワオ!ってなんだろうと思いますよね。笑
「温かい!」
冷たいおしぼりだと思ったら、温かかったのでビックリしたそうです。
「わざわざ温めるの?すごいね」と言っていました。
メニュー
メニューを見ながら…
「これは何か違うの?」
見ていたのはヒレとロース。「脂身の量が違うよ」と説明してあげると…
「選べるんだ!!」と感動。
「脂身が多い方が柔らかいかな〜」と言って、ロースにしていました。
もう一人のアメリカ人はどうするかなと思っていると、じーっとカツ丼を見ています。
「こんな料理見たことない!」
味の想像が全くできなくて、あまりに興味をそそられたそうなので、こちらはカツ丼を注文することにしました!
タイトルにもあるように、このカツ丼から予想もしなかった感動を後に味わうことになります。お楽しみに!
プレゼンテーション
お料理が運ばれてきて…
「美しいね!!」
美しいと言っていたのは、なんとキャベツ。笑
「どうしたらこんなキレイに細かく切れるの?!」と感動していました。
「このプレゼンテーションも見て」
そう言って指を指していたのは、とんかつが乗った銀色の網!
「もしかして油のため?」
と聞かれたので、「キャベツの水分とかから、衣のサクサクを守ってるって聞いたことあるよ」
最初はなんて素敵なプレゼンテーションと感動したそうですが、最後には「素晴らしいおもてなしだね」と感動していました。
盛り付けを見ただけで、これだけ感動できるアメリカ人を見ていると気持ちがほっこりします。
割り箸
料理が来る前の準備のため、割り箸を割ったアメリカ人。
「見て、またこうなった、笑」
均等に割れないと笑っていました。笑
割った箸を置いておくために、割り箸袋で箸置きを作ってあげました。
「まるで小さな芸術作品!!」
お料理が来るまで時間があったので、鳥の箸置きを作ったら喜んでくれました。
食後に話は飛びますが…
私が箸袋に割り箸を戻して、袋の下をぺこっと折り曲げたとき。
「何してるの?」
使った割り箸は袋に戻して、使用済みですよ〜って意味で折り曲げるのと伝えました。
「昔からのクセなんだ」と言うと、「この鳥を壊すのが嫌な場合は?」
私が作った箸置きを気にしてくれたみたいで、優しい外国人に「ナプキンで先を包むかな」
「日本らしい作法だね」「美しいね」と言ってくれました。
とんかつの香り
さっそくとんかつがテーブルに運ばれてきました。
「ワオワオ!!」
と興奮を抑えきれない様子のアメリカ人。
見ていたら、とんかつに顔を近づけ初めて…
「う〜ん、いい香り!」
とんかつを食べ慣れすぎてしまって、食べる前に香りを楽しむなんてしなくなってたなぁと思いました。
「香りだけでお腹が鳴る」と言ったアメリカ人が可愛らしくて、ほっこりしました。
とんかつの厚み
かつをひと切れ持ち上げて…
「見てこの厚み!」
ツヤツヤ輝くお肉の表面を見て「すごいね」と、食べる前から感動は止まらない様子でした。
とんかつの衣
かつを一口食べたアメリカ人。
目を大きく広げながら、私に何かを言いたい様子。笑
飲み込んだ後「サックサク!」
サクサクなだけでなく、「しかもフワフワ」
レストランにもよると思いますが、とんかつはサクサクでフワフワだそうです。
「油っこさが全くないね!」
揚げた豚だから脂っこいのかなと思っていたそうですが、予想と全く違ったみたいで感動していました。
とんかつの食感
「チキンの胸肉みたい」
とんかつの食感があまりに柔らかくて驚いたそうです。
そしてそのジューシーな味わいに、「今まで味わったことのない豚肉」と言っていました。
カツ丼
とんかつにこれだけ感動したアメリカ人ですが、カツ丼を食べたらさらなる感動を呼びました。
卵でとじられた揚げ物が丼ぶりにのっている様子を見て、「美しいね」
卵が少しかかったカツを一口サイズにして、ポンと口にいれると、感動を訴える目がとんかつの時よりも大きくなりました。笑
「オーマイガー!」
そう言って、今度はお米と玉ねぎ、カツ、卵をまとめて一緒に口に入れました。
「このコンビネーションを考えた人は天才!」
カツ丼のタレがついたお米、タレがしみた程よく歯ごたえのある玉ねぎ、卵、カツ。
すべてが口の中に入った時のあまりの美味しさに、衝撃を受けていました。笑
また一口食べて「最高すぎる…」
タイトルの〇〇の答えは「このコンビネーション最高に感動的!」でした。
お替り無料
キャベツにかけるドレッシングがあまりに美味しかったみたいで…
「キャベツをこんな風に食べたことないけど、これは美味しい」
とモリモリ食べる外国人。
「キャベツおかわり自由だよ」と伝えると、驚きながら凄く喜んでいました。
「お味噌汁もお米もお替り無料」と伝えたら、「流石!」と感激していました。
ナプキン
食後にテーブルに置いてあったナプキンで口を拭いたアメリカ人。
「あれ?」
ナプキンが想像以上にツルツルしてて、油が拭き取られた感じがしなかったみたいで…
「ちゃんと拭けてる?」と聞かれました。笑
日本でよく見る薄い長方形で、たまにトップの部分がギザギザ山型になっているナプキン。
あのツルツル素材を不思議に思うアメリカ人は、私の周りにはけっこういます。笑
お会計
食事を終えて、お会計を済ませようとしていたときのこと。
「伝票が来てないね」というアメリカ人。
すでに届いている伝票を、テーブルに置いてあるくるっと巻かれた筒から取り見せました。
アメリカ人はこれに仰天!!
伝票を置かれたことに全く気がつかなかったらしく、「手品みたい!」
アメリカではテーブル会計がほとんどなので、伝票をウエイターさんが置くときにひと言そえるか、デザートと一緒に届くことが多いです。
日本では、「早く席を立たなきゃってプレッシャーが全くないね」と感動していました。
列
レストランを出て、来たときにはなかった列を見つけたアメリカ人。
「日本人も並ぶってことは本物だよね」
と言っていました。笑