日本で海外の人を見かけると、何らかの特徴で「アメリカ人かな?」など、なんとなく予想がつくことがありますよね!
100%の根拠があるわけではないけれど、「もしかして?」と思うような特徴。
例えば私のような日本人がアメリカに行けば、アメリカ人からは「アジア人」として見られます。
でもアジアの中でも「日本人」だと気づいてもらえる場合もあります。
それは一体なぜなのか?
今回は日本語は話せないけど、日本や日本人について少し知識のあるアメリカ人に、日本人だと気づく「日本人の特徴」を聞いてみました。
少人数のアメリカ人の話なので、意見に偏りがありますが、へえ~と気軽に楽しんで頂けると幸いです。
予想外なものも多いはず!
7選いってみましょう!
1.日本語のリズム
ある日アメリカ人が、アメリカでお手洗いにいたとき。
別々のブースにいる2人の会話が聞こえてきたそうです。
その2人の顔を見ることはなく、アメリカ人がお手洗いから出てきて私に言いました。
「日本人が中で話していたの!」
そこは日本人をめったに見ないエリアだったので、まさか~と一瞬思いました。
でもその二人がお手洗いから出てきて確認したところ、本当に日本人でした。
「どうして日本人って分かったの?」
「言葉のリズム」
日本語には他のアジアの言語と違う、独特のリズムがあるから分かったそうです。
山を描くようなソフトなリズムと言っていました。
単語などではなく、そのアメリカ人はリズムで他の言語を聞き分けることが多いそうです。
日本語は海外の人にそんな風に聞こえているんだ、面白いなと思いました。
2.服装と髪型
ある日アメリカのとあるお店で、日本人の男の子2人と女の子2人を見かけました。
私にはすぐ日本人だとかりましたが、一緒にいたアメリカ人には伝えずにいると…
「日本人が4人もいる!!珍しいよね」
そう言われたので、「よく日本人だと分かったね!」
すると、こんな答えが返ってきました。
「女の子たちの服の雰囲気が、日本で見た日本人と似ていたから」
ちなみにその二人はとても似た服装をしていて、おそろいのバッグまで持っていました。
あと日本人かなと思う女の子の服装の特徴は、スカートにレギンスだとも言っていました。
「男の子は?」
「髪型」
多くの日本人に共通する、クールな髪型があるそうです。
アニメの男の子のような、ふわっとナチュラルな動きのある髪型なのだとか。
あと、そのアメリカ人が言うには、日本人はひげを長く伸ばした人が少ないそうです。
確かにアメリカでは、かなり分厚くひげを伸ばした人、長めの無精ひげの人、いろんなタイプのひげを見かけます。
職場でもひげについて厳しく言われることは、アメリカではあまりない事も理由の一つかもしれません。
海外の人の視点は面白いなとつくづく思います。
3.スーツケースのスタイル
日本の空港の到着ロビーで、アメリカ人と友達を待っていたとき。
たまたまだったのか、到着ロビーに降り立つ日本人のほとんどがハードケースのスーツケースを持っていました。
「日本ではハードケースが主流なの?」
そう聞かれ私もハッとしました。
確かにアメリカでは、ハードケースよりもやわらかいタイプのスーツケースを持っている人を多く見かけるような気がします。
お店にはどちらも売っていますが、ソフトなタイプを好む人の方が多いのかもしれません。
「確かに日本ではよく見かけるね」
この日以来、ハードケースを持ったアジア人を見ると「日本人かな」と思うようになったそうです。
4.ラーメンをすする
ラーメンをすすっているから「日本人かな?」と思ったことはないそうですが、日本にいたときラーメン屋さんですすっている人が多かったからだそうです。
そのアメリカ人もやってみようと試みたそうですが、うまくすすれなかったみたいです。笑
食事のマナーは国によってかなり異なってきますよね!
例えば日本人は食事の際、器を持ち上げる人が多いです。
日本はお箸が主流ですし、小鉢でお料理が提供されることが多いことも関係しているのかもしれません。
マナーだからという意見もあると思います。
しかしナイフとフォークが主流のアメリカでは、器やお皿を持ち上げる人はほとんどいません。
お皿が大きいので、持ち上げるのは大変だろうなとも思います。笑
5.空いた器を端に寄せる
レストランでウエイターさんが持っていきやすいように、空いた器を重ねたり、端に寄せたりしていると。。。
「そんなことする人はじめて見た!」と言われました。
しかし「私もそれよくやる」と、アメリカ人に言われたこともあります。
場所を選びますが、居酒屋さんやファミリーレストランなどではよくします。
日本ではけっこうよく見る光景ですよね!
これも日本人の行動の特徴だと言われ、笑ってしまいました。
6.英語の発音「R」「L」
これは私には耳の痛い指摘ですが、「英語のRとLの発音が苦手な日本人は多い?」と聞かれたことがあります。
Rの発音が弱かったり、あとはRとLの発音がはっきり区別されていなかったり。
そのアメリカ人は、英語のRの音は日本語にはない音だということを知っています。
それに完璧に発音できなくても、何を言っているのか分からないなんてことはないと言われました。
ただ日本人と英語で話していると、この2つの発音を聞いてハッとすることが多いそうです。
7. お辞儀
物を受け取るとき、電話越し、別れの際など、とにかく数え切れない場面で日本人はお辞儀をしていることが多いそうです。
「アメリカ人はしないの?」と思わず聞きましたが「しない」とあっさり言われました。笑
「でもたまにしているとこ見るよ」
「たぶんあなたのがうつった」と笑っていました。笑
多くの共通点から、日本人の私たちも、アメリカ人やヨーロッパの人などに特定のイメージを持つことがありますよね!
「イメージ」と「偏見」の違いというのは難しいところですが、アメリカ人は「この特徴がすべての日本人に当てはまるとは思っていない」と言っていました。
色んな人がいて、色んな見方がある。
人のものの見方は興味深いです。