日本人が海外の人に伝えたい日本の魅力。
例えば素晴らしい「おもてなし」や「最新テクノロジー」など、日本人目線で考えると出てくるものって、割と決まったパターンがありますよね!
しかし、外国人が「なんて魅力的!」と反応するものの中で、「これも?!」と思うような、ウソみたいに感じたものがいくつかありました。笑
でも、この日本の魅力も伝えないのはもったいない!
そこで今回は「海外の人(アメリカ人)が意外すぎる反応をした日本の魅力」14選です。
1.処方箋なくコンタクトレンズが買える
コンタクトを売っているお店をよく見かけ「眼科に行かなくても買えるの?」と聞かれました。
「そう、処方箋なくても買えるから」
「えっ、ウソでしょ?!」
アメリカでは合法的にコンタクトレンズを買う場合、必ず処方箋が必要です。
オンラインで買う場合も、処方箋の添付がなければ買えません。
アメリカでは処方箋に有効期限があり、それを過ぎると度が変わっていなくても処方箋また書いてもらわないといけません。
「コンタクトの人は日本では節約になるよね!」
アメリカ人の興奮気味な姿をみて、「これは日本のすごいことなんだ!」と嬉しくなりました。笑
2.たまごの色
私が料理中、キッチンにやってきたアメリカ人が「黄身の色!!」とビックリ。笑
ものすごくオレンジ色で、あまりにアメリカで食べているものと違い驚いたそうです。
「きっと日本のニワトリは、栄養の高いエサを食べてるんだね」
確かに言われてみれば、アメリカのはオレンジではなく黄色です。
比べると、確かに日本のたまごはビックリするほどオレンジ色。
「これが日本の長寿のひみつの1つだよ」と言われました。笑
3.公衆トイレが多い
「ここにもあった!」
日本の公衆トイレの多さに「便利だよね~」と言っていました。
日本の公衆トイレは移動式のものではなく、しっかりした建物として作られたものが多くあります。
アメリカでは公園やビーチの近くに移動式でないしっかりタイプのものがあることはありますが、いまのところ街中で見かけたことはないと思います。
ヨーロッパに行ったとき、公衆トイレが有料だったことに驚いた記憶があります。
トイレの入り口に立っている人にお金を渡したり、お金を入れると開く改札機のようなものもだったり。
しかも「外にあるのにわりとキレイだ」と言っていました。
4.公衆トイレのせっけん
公衆トイレで、アメリカ人に魅力的に見えたものはもう1つあります。
それがこのせっけん。笑
「小学校のとき、そうやってせっけんを使ってたよ」
そう言いながら、ネットに入ったせっけんで手を洗う私を見ていたアメリカ人が…
「これは賢いよ」と。
公衆トイレでせっけんが盗まれないし、乾きも早いから長持ちする。
アメリカの公衆トイレではせっけんではなく、プッシュすると液体か泡がでてくるタイプのものが主流です。
「小さくなったせっけんをまとめて入れても使えるよ」
「このアイデアすごい」と、うなづいていました。笑
5.ウェーブの手すり
「見てこれ!」
そう言われて見てみたら、ウェーブ状の手すりが!
「わぁ、なんだろコレ」と私も思わず言ってしまいました。笑
「きっと何か理由があるんだよ」とアメリカ人が言うので、手すりを使って階段を上ってみることに。
「なんか握りやすい」
そう言われて私も試しましたが、確かに従来のものより力が入りやすく、グッと腕を引いても滑りにくく感動しました。
「これは高齢者への配慮だよ!」と興奮気味に言われました。
これは今まで見る機会がありませんでしたが、日本の魅力と言える1つだと思いました。
6.自転車専用横断歩道
横断歩道を渡りながら、自転車マークを発見したアメリカ人に「自転車専用?」と聞かれました。
「そう、危なくないからいいよね」
そのアイデアに「おぉ~」とうなづきながら感心していました。笑
横断歩道についた自転車専用レーンは、はじめて見たそうです。
アメリカで自転車専用レーンといえば、横断歩道ではなく車道にあります。
自転車は車両と同じ扱いをされるので、道路と歩道の間にある自転車用の通り道を走らないといけません。
州によってルールが違うのかもしれませんし、同じ州でもエリアによってルールが変わることもあります。
しかしたぶん共通しているルールは、車道を走る際は車と同じ方向に走ることと、信号は車と同じものを見るか、自転車専用を見るか。
アメリカの中で、私が知っている限りではハワイのワイキキとダウンタウンでは、歩道は自転車を引いて歩かなければならないなど、日本と似たルールがあります。
日本も自転車は車両と位置づけられているみたいですが、アメリカのように明確に自転車レーンがある車道はまだ少ない印象です。
歩道を歩く人、自転車を道路で走らせる人、両方の安全が確保されるのが1番ですよね!
7.小さなガムシロップ
「シロップははじめてみた!」
そうアメリカ人がいって見せてくれたのは、小さな容器に入ったガムシロップ。
小さな容器に入ったコーヒー用のクリームなどは見たことがあったみたいですが、ガムシロップをみて感激していました。笑
「日本はアメリカにも欲しいものが沢山ある」
ガムシロップといえばアイスコーヒーやアイスティーですよね!
私はどちらも飲まないので「アメリカで冷たい飲み物を甘くするときどうするんだろう?」と、ふと考えてしまいました。
アメリカのスターバックスでお友達がアイスティーを注文した時、「Would you like your Iced Tea sweetened?(アイスティーはシロップ入りにしますか?)」とそんな感じで聞かれていた気がします。
自分で甘さを調節するのではなく、店員さんがしてくれていました。
通常スターバックスに行くと、自分で調節できるように、砂糖やミルクがカウンターに用意されていますよね。
そして確かそこのガムシロップもあったような…
アメリカでホットコーヒーを頼んだ場合、ミルクもお砂糖も日本と同じように自分で入れて調整します。
「でもアメリカのスタバでガムシロップ見たことないかも!」と思いました。
「シロップを自分で入れることってアメリカではしないかも」と、新たな発見がありました!
8.お魚グリル
アメリカで見かけない日本のもの全てが、アメリカ人にとって魅力的に見えるわけではないのですが!笑
日本のキッチンには必ずついてくる「お魚用のグリル」をみて、「グリルがついてる!!」と目をキラキラさせていました。笑
私の家のキッチンにだけついているものと思ったようで、「どの家庭にも日本のキッチンならついてるよ」
「このコンパクトのが?!」
確かにアメリカでグリルといったら、野外のものが一般的です。
よく考えてみたら、アメリカではグリルでお肉を焼くことが多いですが、日本はお魚が多いですよね。
お魚以外だと、母がスルメを焼いているのを見たことがありますが、アメリカでグリルでお魚をまるごと焼くのは珍しい気がします。
アメリカでグリルといったら、ホットドッグやハンバーガー、お肉の塊、そんなイメージでしょうか!
そうでない方もいらっしゃるとは思うのですが、アメリカはなぜお肉が多いのか?
それはアメリカは日本と違い、海岸沿いに住んでいないと鮮魚が手軽に安く手に入らないという理由もあると思います。
アメリカにもお魚好きの人はたくさんいます。
日本のグリルの火をつけて見せてあげたら、「わぁ火が上についた!」とまたびっくり。
日本人が、かなり手軽にお魚を焼いて食べれる環境にあることを学んだみたいです。笑
9.手軽に安く買える鮮魚
グリルのお話とつながりますが、日本のあちこちで売られているピチピチの海のものを見て「こんなに手軽に買えるなんて」とアメリカ人は驚いていました。
「しかも見るからに新鮮」
日本はお魚の消費量が多いですよね!
だから毎日新鮮なお魚を仕入れても売れるので、またすぐ新鮮なものが入ってきます。
アメリカはお魚の消費が日本と比べ少ないので、新鮮なものを食べられるのは特定の地域に限られてきます。
アメリカの一般的なスーパーでは鮮魚コーナーがあるのですが、種類も日本ほど多くなく、見るからに新鮮というものは少ないです。
もちろん例外はあると思いますし、あと日本ではあまり食べないティラピアやキャットフィッシュなどが売っています。
「しかも日本のお魚安い」
アメリカの内陸側でお魚が手に入ったとしても、アメリカは魚よりお肉の消費量の方が多いので、魚はお肉に比べ高めです。
私の見る範囲での話かもしれませんが、アメリカで安く買える「牛肉」は日本で高め、アメリカで高い「お魚」は日本が安めです。
需要と供給の関係で、アメリカのどの州でも、日本のようにお魚を買える環境を提供するというのは難しいのだと思います。
日本は手ごろで安いお魚がたくさん!
とにかく日本の新鮮なお魚やシーフードのお値段が、鮮魚が手軽に安く買える環境にいない私と一緒にいたアメリカ人にとって衝撃的だったみたいです。
「専門店でないスーパーでこれだけの種類が売っているなんて!!」とも言っていました。
もちろん日本国内でも、住む地域により鮮度の差はあると思いますが、日本で食べられる鮮魚の種類、お買い求めのしやすさはピカイチだと感じました。
10.路上の鯉売り
「こんなところで鯉を売っているの?!」
街中で鯉を売る様子をみて喜んでいました。
アメリカにも鯉はいますが、路上で売っている人は見たことがありません。
金魚も売っていてビックリ!
私も路上で金魚を売っているのを見たことはなかったのですが、「これは日本らしい光景なんだ」と気づかされました。
鯉は珍しくなくても、路上の鯉売りは珍しい。
そういう視点を私も持てたはずですが、日本で見たことのないものに対する「わぁ!」と思う刺激に慣れすぎてしまったのでしょうか。
外国人と一緒にいて気づかされることは多いです。
11.お店の外観
日本の伝統的な建造物、近代的なビル、そしてもうひとつ「レストランやお店の外観がクール」だとアメリカ人が言っていました。
そのアメリカ人はディズニーランドなどでも、建物のデザインやディテールを見るをが大好きなのですが、日本の街並みは興味深く、特にレストランなどの外観がとても目を引くそうです。
京都では特に祇園がお気にいりだったようで、「これがファサードでないのがすごい!」と感激していました。
ファサードというのは、正面だけにデザインなどを施したもののことです。
例えば正面からはお城のように見える建物で、実際上からみると正面にだけデザインがある、ただの四角い建物というような感じです。
「東京は魅力的な建物が多く、歩いているだけで楽しい」と言っていました。
12.回るシート
京都行の新幹線に乗り込んだとき。
すべての座席が同じ方向を向いていて、私たちは4名だったので、くるっと座席を回しました。
「ワオ!!」
「どうやって回したの?!」
と興味深々。笑
回せることさえ知らなかったようで、「ここを押しながら回すよ」ともう一度回してみせてあげたら、「ワオ、すごいね」と喜んでいました。
「これなら4人でもバラバラにならなくて最高だね」
日本の魅力と思ったかは分かりかねますが、アメリカでそのアメリカ人は車移動が多いので、交通機関に関する「ワオ」はたくさんもらいました。
路面電車に乗ったとき、アメリカでは見たことなかった座席の配置に「ワオ!また新しいスタイル!」。
バスに乗ったとき、ちょうどタイヤの上にある座席の足元が高いことなどにも驚いていました。
また電車の座席が温かくなっているのを発見したときには「居眠りする人の気持ちがわかる」と言っていました。笑
13.お箸の使い心地サンプル
お箸を専門的に扱うお店に入ったとき、「日本のお箸に対するこだわりはすごい」と言われました。
「これ何?」
そう聞かれ見てみると、写真のものを指さしていました。
「使い心地を試せるんだと思うよ」
「試してみたら?」
お箸で石を持ち上げたまま私の方をみて「ワオ!」。笑
「全く滑らない!」と感激!笑
お箸はものにより使い心地が変わることを実感したみたいです。
「お箸の使い心地が試せるお店なんてはじめて!」
「これは良い日本土産だよ」と、菜箸にお友達の名前を入れてもらって購入していました。
14.かわいいパン
日本語の「Kawaii(かわいい)」は、海外で知っている人も多いです。
私が一緒にいたアメリカ人も、日本にはかわいいものが多いというイメージがあったみたいでです。
しかしこれを見たときには「見て!日本はパンまでかわいい」と大喜び!笑
なんでもかわいくできちゃうのは日本の魅力だそうです。
私は逆に、アメリカのカップケーキなどのかわいいデザインをみてキュンとしましたが、それはアメリカ人にとっては当たり前だったみたいです。
何がアメリカ人のハートをつかむのか、何が魅力的に映るのか。
それを探るのは本当に奥が深いです。
素晴らしいおもてなし、新鮮なタマゴ、可愛いパン…どれも同じくらい感激する日本の魅力だそうです。
日本人にとっては意外なものだったとしても、たくさんの日本の魅力を見つけてもらえたことが嬉しかったです。