新しい環境、新しい人間関係など、留学で感じるストレスの原因は様々と思います。
それらが原因で起こる、留学中の体の変化もこわいですよね。
かかりつけの病院もないし、医療費がどれくらいかかるものなのかも不安になります。
全てストレスが原因とは言えませんがが、留学中私も体調不良、太る、ひどい抜け毛からハゲたなど、くだらなく聞こえる症状が起こり、留学中は悩みますよね。
でもその一部はいつか笑い話になるという事を、留学中の皆さんに知って欲しくてシェアします。
留学ストレス症状、体験談を4つです。
1.体重の増加
「留学あるある」常連ではないでしょうか!
私はいまより10キロ近く太っていました。
アメリカ大学の寮にいたときは、食事がなんとビュッフェスタイル。
寮の食事が楽しみで仕方ありませんでした!
揚げ物など高カロリーなものがおいしくて、モリモリかなりの量をとっていました。
野菜は積極的にとっていましたが、ドレッシングをたっぷり。
デザートにはソフトクリームが定番!
ホストファミリーにお世話になりはじめてからも、胃が大きくなったのか量は変わらず。
がっつり食べてエネルギーを補給して、がっつり食べて1日のストレスをリセット。
たまに学校近くのファーストフードで食事するときは、通常のセットをサイズアップ!
数十円足すだけでラージまたは、今ではないスーパーサイズに!!
スーパーサイズのドリンクは、牛乳パックくらいあるものでした。笑
そのお得感が好きすぎて、ハマってしまったのです。
私は太りましたが、「アメリカの食事は太る」という訳ではありません。
何をどれくらい食べるか、または運動量などにもよります。
それはアメリカに限らず、どこの国に行っても同じですよね。
気をつけていれば太ることはなかったと思いますが、私のコントロール不足です。笑
大学の卒業式の写真を友達にみせたとき、「だれ?笑」って言われることがよくありました。
2. ぶつぶつ肌荒れ
ある日突然、顔の生えぎわにそって見たことのない肌荒れが!
逆U字型におでこから頬骨にかけて、得体の知れないぶつぶつが異常発生しました。
赤みもかゆみもないぼつぼつ。
お風呂には毎日入って清潔にしていましたし、シャンプーも突然変えたりしていません。
ストレスなのか原因は分かりませんが、なかなか消えませんでした。
3. 足の痙攣(けいれん)
足の指がつることは、日本でもたまにありました。
指をそらせて1分間くらい静かにしていると、おさまるようなものです。
しかし、アメリカで起きたのは「ふくらはぎ」の痙攣。
それは決まって朝、アラームの前で3分以上つづきます。
寮の部屋には、ベッドが2つあり、1階部分は机で、2階部分がベッドでした。
ルームメイトを起こすと悪いと思い、悶絶しながら朝静かにたたかう日々。
痙攣はとっても痛くて、そのあとも違和感はしばらく残りました。
寮を出てからは回数は減ったものの、アメリカの語学学校にいた4か月間ずっとつづきました。
4. 抜け毛と円形
留学を数週間前に控えたある夜。
何気なく観ていたテレビで、「抜け毛から円形にハゲた」という話を聞きました。
「最近そういえば抜け毛が気になっていたんだよね」
そう思い、何気なく洗面所で頭皮チェック。
「ハゲなんて、あるとは思わないけど…」
指でシャンプーするみたいに、ごそごそと頭皮を触っていたら!
「ん?なんか肌触りが違う」
一か所だけ、男性のそりたてのヒゲみたいな箇所があったのです。
恐る恐る髪をどかして、その部分を鏡でみると…
なんと10円玉くらいの、きれいな円型のハゲを発見しました!!!
円形脱毛症について、まったく知識のなかった私。
「何かの病気なの…?」
さっと血の気が引いて、体が重くなりました。
リビングにいって両親に伝えたところ、とにかく見せてと。
その部分を見た父親が、なぜか手をたたいて爆笑しはじめました。
「ほんとだ!ほんとだ!」
「えー、なにその爆笑…泣」
すると私の気持ちをなだめるように、「ただの円形脱毛症だよ」
「ただハゲただけ」という言葉を頂き、まさか笑われるとは思いませんでしたが…
そのあと少し気持ちがやわらかくなりました。笑
お世話になっている皮膚科へ
皮膚科の先生が無表情でおっしゃいました。
「ただのハゲだよ」
「注射で成長を促進するか、薬をぬるか、ほっとくか」
よく見るやつだ、という感じで感情なく言われ、なんだか笑えてきました。
頭に注射は怖かったので、薬を処方していただきました。
ハゲを隠せず
ただのハゲで安心できましたし、このまま留学なら良かったのですが…
当時の私は19歳。
実は、留学前に振袖写真の前撮りというものがありました。
留学時期の都合で成人式に出られない私のため、母が予定してくれたこと。
前撮り当日。
こんな風に髪をアップしたいと、雑誌の切り抜きをプロの方に見せました。
すると、髪をいじりはじめたプロの方がひと言。
「あなた、ここハゲてるわよ」
「この髪型にすると、これが隠れないよ」
かなりおでこに近い場所にあった私の円形。
結局それを隠すよう髪をアップにしたので、理想とはかけ離れた残念な前髪になってしまいました。
それでも、ただの円形だったという安心感から、晴れ晴れとした気持ちで奢侈撮影できました。
留学中
ある日のアメリカの寮。
とても立派な寮の部屋は、リビングとベッドルームが分かれて、その間にバスルームがありました。
希望したわけではないのですが、広くて高い部屋に割り当てられました。
頭皮の薬も使い切り、風も怖くなくなってきたある日。
バスルームで髪の毛を乾かしていました。
「そういえばどれくらい生えたかなぁ」
なんとなく鏡で確認。
そしたら、なんと円形にツルツル!
「あれ!?全然毛が生えてない!!!」
よーく鏡をみたら、古い円形に半分重なるように、新しい円形ができていました!!
「全然気がつかなかった」
風にも吹かれていたし、髪をかき上げることもあったし…
「誰かに見られたかも…」
そんな風に考えたら、一瞬恥ずかしくなりました。
留学中はいろいろありますね
予期せぬことが起こるものですね。
私は誰に話すこともなく、とにかく気にしないようにしました。
起こったときはショックでしたが、「ハゲもいつか笑い話になる」
そう思うと、かなり気が晴れました。
変化が多く大変かと思いますが、体にはくれぐれも気をつけて下さいね。
最後まで変な話を聞いて下さり、ありがとうございました。