「世界に通じる日本のサービス」
「サービス」とは、相手のために気を配って尽くすこと。
日本人が提供するサービスは商品ではなく、まさにおもてなしの心そのもののように感じます。
そして日本人が考える心づかいやおもてなしサービスは、日本人にしかできないオンリーワンのものが多いので、日本で外国人が感動のあまり泣けてくるという状況になっていました。笑
そこで日本人として気になるのが「どの日本のサービスのことかな?」ということでが、接客が丁寧とか親切だとか、今回はそういうことではありません。笑
「これ?!これがすごいになるの?!」と日本人なら驚くであろうものが集まりました。
海外の人(アメリカ人)がとても感動しているのに、日本人には普通になりすぎて伝わりづらいかもしれない10選いってみましょう!
外国人が感動した「日本のサービス」
1.お試し用エプロン
アメリカ人とデパートの化粧品売り場をウロウロしていたとき。
椅子に座り、化粧品を試しにつけてもらっているお客さんを見かけました。
「ずいぶん準備がいいよね」
と、そのお客さんを見ながらアメリカ人が言いました。
「何のこと?」
「お客さんエプロンつけてる」
どうやらアメリカ人は、お客さんがエプロンを自前で用意してきたと思ったらしいです。笑
「あはは!エプロンはお店がつけてくれるのだよ」
「サービスなの?!」
アメリカにも日本と同じように化粧品売り場があり、お試しで化粧をしてもらえますが、使い捨てエプロンはつけてくれません。
こういうきめ細やかな気配りやサービスに、じんわり日本を感じるそうです。
私は逆に「そうだよね、当たり前のサービスじゃないよね」と改めて考えさせられます。
2.ラーメン屋さんのサービス
アメリカ人とラーメン屋さんに入ったとき。
そのお店は「味の濃さ」「こってり度」「秘伝のタレの量」などをカスタマイズできるようになっていました。
ラーメン屋さんでまさかこんなに決めることがあるとは思っていなかったようですが、「これは基本で、これはどうしようかな〜」と楽しんでいる様子。
すると「麺の硬さ?!」と横から聞こえてきました。
「そう、かためにしようかな〜」と私が言うと、「そんなことまでサービスでしてくれるの、すごいね!」と返ってきました。
もうまさに「これなの?!これもすごいになるの?!」と驚きました。笑
スパゲティはやわらかめが好きなアメリカ人ですが、ラーメンは基本を選んだらしく「これが基本なんだ、パーフェクトだね」と感動していました。
またそのラーメン屋さんの替え玉のシステムを見て、「なにこれ?!」とびっくり。
麺だけを追加できると知らなかったらしく「スープとっておけば良かった」。おかわりはラーメン一杯をまた頼まなければいけないと思っていたみたいです。
「箸袋の裏かぁ、ナイスアイデアだよね!」
日本語が読めない人にとっては難しいそうですが、わざわざ食券を買いに行く手間が省けて「最高だね!」と言っていました。
3.雨よけカバー
お店でお買い物をしたあと外へ出ようとしたら、さっきまで止んでいた雨がまた降っていました。
アメリカ人が「濡れちゃうからリュックにいれよ」と言って、買った商品の入った袋をリュックに入れようとしたとき。
「あれ?なんだろコレ?」
私もその時まで気が付きませんでしたが、店員さんが手提げ袋に雨よけのカバーをつけてくれていました。
「あー!雨よけ。店員さんが付けてくれたんだ!」
アメリカ人は何のことだか分からないという様子で「え?!雨よけ?こんなサービスがあるの?!」
見たことも聞いたこともないサービスにあまりに驚いたらしく「なんて心づかいなの」と、感動しまくりでした。
その後他のお店ではレジで、「まだ雨降っていますか?カバーお付けしますか?」と聞かれました。
それを聞いたアメリカ人が、驚いた表情で私の方をみて「これは日本で当たり前のサービスなの?!」
どうやらこのサービスは、さっきのお店独特のものだと思っていたみたいで、日本ではよくあるサービスということがあまりにも衝撃的だったみたいです。
アメリカは車移動が多いのでそういう細かなサービスはあまりないですが、日本は日本での生活スタイルに便利なサービスが本当に多いです。
4.有料ではないお茶
日本のレストランで飲み物を聞かれたとき。
私は温かいお茶を頼み、アメリカ人はソーダを頼んでいました。
飲み物が運ばれてきて、私がお茶をすすっていると「せっかくだからお茶にすればよかった」とアメリカ人が言いました。
「お茶ほしい?頼んであげようか?」
「え、いい、ソーダ頼んじゃったから」
そう言うアメリカ人に「お茶無料だよ」
「無料なの?!このお茶が?ジャパニーズティーだよ?」
確かにアメリカでは、日本食やチャイニーズレストランでもない限り、レストランでグリーンティーを頼んだら確実に有料です。
例えばラスベガスのお寿司などもあるアジアンフュージョンみたいなレストランに行ったときも、ホットグリーンティーを頼んだら、立派な急須に入って出されたものが有料でした。
それに慣れているアメリカ人にとっては、衝撃だったようです。
すごく美味しかったそうで、「これが無料サービスなんて」と泣けるほど感動したみたいです。笑
最近はレストラン以外でも、アメリカのチェーン店などでグリーンティーが頼めるところは結構あります。
例えばアメリカの「DUNKIN DONUTS(ダンキンドーナツ)」では、ホットかアイスのグリーンティーがメニューにあります。
オーダーしたとき甘味を加えるか加えないか聞かれたときは「アメリカっぽいな」と思いました。
またホットを頼んだら、カップに入ったお湯に緑茶パックがバサッと入っただけのものが出てきて笑えました。
5.箱のフォーム包み
デパートで。
日本の扇子をお土産にしたいとショッピングをしていたとき。
とても丁寧に接客をしてもらい、大満足でレジへ。
箱にも入れてもらい、美しいラッピングもサービスしてもらい、「プロフェッショナル!」とさらにご機嫌。
するとラッピングをした後、店員さんがさらにそれを白いフォームで包み始めました。
「ん?」
不思議に思っていると店員さんが、「これならスーツケースでも手荷物でも大丈夫ですよ」と一言。
「なんて素晴らしいサービスなの」
実は接客してくれた店員さんが、箱が崩れないか心配していたアメリカ人を気遣い、レジの店員さんに伝えてくれたみたいです。
これにはアメリカ人も「これが日本って国なの」と感情的に言っていました。しかも…
6.ギフト用の手提げ
その店員さんはさらに言いました。
「お土産用の手提げ袋も入れておきますね」
アメリカ人は日本語が分からないので「何?なんて言ったの?」
「お土産用に手提げ袋を余分に入れてくれたって」
「いま扇子が入っている袋は汚れちゃうかもしれないから?!」とすごく驚いていました。
ちなみにこのサービスは日本独特のものです。
アメリカの洋服屋さんで、日本の友人が余分にお土産用に手提げをもらおうとしたら「なぜ?」と店員さんに聞かれていました。
「お土産用」と答えていましたが、店員さんはなんのことだか分からないという表情でしぶしぶ袋をあげていました。
アメリカでは、人にあげるためにわざわざ袋を新しくするという考えはないです。
ちなみにハワイでは、ショップの余分な手提げ袋は有料なことがほとんどですし、スーパーのレジ袋は完全有料です。
7.言葉を失うサービス
日本には無料のポケットティッシュなど「これ無料なの?!」とアメリカ人が驚いたものがありますが、これには言葉を失うほど驚いていました。
カラオケにいたとき、私がトイレから戻ってアメリカ人に言いました。
「ここのカラオケ屋さん、生理用ナプキンを無料で用意してくれるってサインあった」
「うそでしょ〜」
そう言われたので、アメリカ人がお手洗いに行く時に一緒に行って、サインを見せてあげました。
全部訳してあげると「本当だ…売ってるんじゃないんだ…」とものすごく驚いてました。
女性あるあるだと思いますが、周期が乱れて予期しなかった日に突然きたり、持ってきたものを使い切ってしまったり…色々あるので、これはとても有り難いサービスですよね。
アメリカ人は「こんなの日本だけだよ絶対」
「日本のサービスって何か心がこもっててジーンとくるんだよね」と言っていました。
8.回転寿司自分に届く
絶対に行きたいと言っていた日本の回転寿司。
お寿司はほぼ100円のお店に行ったので「100円?!お寿司だよ?!」とそこですでに感動していましたが…
アメリカ人は流れてくるお寿司を眺めながら、「これにしようかな」と楽しそうにしていました。
そのとき私がオーダーしたお寿司が、私の目の前にスルッと入ってきました。
何気なくお皿を取ろうとしたら、「ちょっと待って!」とものすごく驚いた顔でアメリカ人がそのお皿を見ていました。笑
「それユリが頼んだの?」
「そう」
「いつ?!なんてことなの!どうやってここに届いたの?!」
色々聞かれたので、アメリカ人が食べたいお寿司を目の前で機械を使ってオーダーしてあげました。
「これでオーダーが私の元に届くの?」
信じられないという表情をしていましたが待っていると、まっすぐ流れてきたお寿司がツルッとアメリカ人の目の前に入ってきました。
「ここまでのサービス考えつく?!」と感動していました。
9.美容院のサービス
アメリカにも州によっては、日本の美容院がある場所があります。
日本から日本の美容師さんたちが、日本そのままの技術とサービスをアメリカで提供してくれます。
それゆえこれは、アメリカにある日本の美容院でアメリカ人が体験したものですが…
ある日髪の毛を切ったアメリカ人に「どうだった?日本の美容院?」と聞きました。
「日本の美容院すごいの…」
そう始まり、技術かな?設備かな?何がすごいのかと思っていたら…
「髪を洗ってくれるでしょ?顔にタオルのせられた…」
「そういえばアメリカではないよね」と言いました。
「席に戻ったらね、マッサージが始まった…」
どうしてそんなホラーストーリーのように話すのか分からず笑っていたら、アメリカ人も笑い出しました。
そして「日本の美容師さんはどうしてあんなにマッサージが上手なの?」と聞かれ、私も詳しくは分からないのですが「お客さんを喜ばせたいってサービス精神から学ぶのかな?」と言ったら「それが日本のサービス精神だよね」と言われました。笑
10.コインとお札
ある時お店でお釣りを受け取ったあと、アメリカ人が何かを発見したようで言いました。
「ねえ、日本のコインって穴が空いてる」
穴が空いているコインを初めてみたようで驚いていました。
「他のコインとの違いを識別しやすいようにとか、偽造防止とか、あと目の不自由な人にも分かりやすいようにとも聞いたことあるよ」
するとアメリカ人は何かに感動したという表情で「目の不自由な人のためって、それすごく日本らしいね」
コインを全部比べようといわれて全種類出すと、日本のコインは穴以外にも、大きさによって識別が簡単なことにも気がついたようで…
「アメリカのコインも大きさ違うけど、穴が空いてるとより分かりやすいね」
そういえばと思い「お札の大きさも違うよ」
アメリカ人は驚いた表情のままごぞごぞお札を取り出して、「これも目の不自由な人のためなの?!」
「うん、そう聞いたことある」
そういうのが本当に感動でウルウルしてしまうらしく「いい国だね」と言ってくれました。