「日本のおもてなし」
日本を訪れる人を心から慈しみお迎えする、先祖代々受け継がれてきたお客様への心配りや心遣い。
何気ない言葉や配慮に「素晴らしいおもてなし」と感激することも多いですよね!
日本人や日本に住み慣れた人にとっては、「サービスの一環」と感じるおもてなしもあるかもしれません。
でも外国人目線では、予想をはるかに超えたサービスになることがあります。
日本のおもてなしはすごい!と聞いて期待していた外国人が、実際に日本にきて良い意味で裏切られ感激した「おもてなし」。
今回は、アメリカ人が感激した「期待以上の日本のおもてなし15選」ご紹介します。
1.ホテルのシャンプー&リンス
空港からホテルに着いて、お部屋のベッドまでスーツケースを運んでいる途中に目に入ったもの。
「ボトルで用意されてる!」
ホテルで常備されているシャンプー、リンス、ボディーソープが携帯用の袋や小さいボトルではなく、フルボトルだったことに驚かれていました。。
私も「こんな大きなボトルで置いてあるのは珍しいなぁ」とは思いましたが、アメリカ人の方は「さっそく日本にいるって実感する!」と喜んでいました。笑
2.ホテルのアメニティ
それからアメリカ人の方はわくわくしながら、ホテルの部屋をきょろきょろ。
そしてアメニティを発見し「こんなの見たことない!!」。
歯ブラシやバスソルト、カミソリ、ヘアブラシ、ヘアバンドなどを手にとって大感激!
アメリカのホテルでよく見かけるアメニティは、携帯用の小さいサイズのシャンプーとリンス、ボディソープ、せっけん。
そのほかは、あってもボディクリームやシャワージェル、コットンくらいしか覚えがありません。
歯ブラシについた小さな歯磨き粉にも「すごく小さい!」と喜んでいました!
3.手作りの器
豚肉料理を食べに行ったときのこと。
お料理をカウンターで待っていると、「お店で使っている器はすべて手作りです」というサインを見つけました。
それを教えてあげると「このレストランの心遣いはすばらしいね」と。
器にまで愛情をそそぐそのこだわりと、お客さんを喜ばせたいという気持ちに感激されていました。
4.温かいお茶
うすくあんこの入った、つきたてのお餅のように柔らかい和菓子を食べに行ったときのこと。
「おいしそう!」と興奮気味の私たちを見て、店員さんが「良かったらお店で食べて行って下さい」と言ってくださりました。
お店に食べる場所はなく、待合用の椅子にみなで並んで座って食べることに。
カウンターに立っていた気さくな店員さんとお話していると、違う店員さんが奥から出てきました。
「美味しい茶葉なので、ぜひ召し上がっていって下さい」
そう言って、私たちにお茶を出してくださりました。
まろやかでおいしくお餅との相性抜群のお茶と、心温まるおもてなしで心も体もホカホカになりました。
アメリカ人の方も「また必ず来たい」と感激されていました。
5.スーパーのサイン
スーパーに行ったとき、こんな親切なサインを見つけました。
アメリカ人の方は、お客さん目線のサービスだと感激!
アボカドを買うとき、食べごろかどうか手にとって硬さを調べたりしますよね。
サイン右下に書いてあるように、ぶちぶち押されるのを防止するためもあると思います。
でも、とても親切で良いサービスですよね!
ちなみにこのアボカド、その名も「食べ頃アボカド」。笑
本当にどこまでも親切で分かりやすいです。
「この数字はなに?」
アボカドに気をとられていたので、そう聞かれてそちらを見てみると「バナナの糖度」が表示されていました。
「23.1はかなり甘みがあるって意味みたい」と教えてあげると、「なんだか特別なバナナに見えてきた」と言っていました。笑
日本の野菜や果物は産地が書いてあるだけでなく、農家さんの写真が飾られていたりもしますよね!
「農家の方の愛情が伝わる」と感激されていました 。
6.ジャストBOX
ドンキでアメリカ人の方がお買い物中、あと1円足りず、私も1円がなかったとき。
1万円札をくずそうとしていたので、「ジャストBOX」から1円をお借りして渡しました。
「あれ?1円あったの?」
そう聞かれ、「これを使ったんだよ」とジャストBOXを紹介すると大感激。
「こんなサービスみたことない!」
確かにアメリカはカードでお買い物が主流なので、なかなか思いつかないサービスかもしれません。
でも日本でも、ドンキホーテ以外では見かけませんでした。
「なんでも揃うドンキ」がお気に入りだった上、ジャストBOX効果でさらに好きになったそうです。
7.マクドナルドのかご
小腹が減りマクドナルドへ。
入ってすぐアメリカにないメニューに驚き、たくさんの外国人の方が働かれていることにもビックリされていました。
彼らの住んでいる州にはない、2階建てのマクドナルドの階段をのぼり何かを発見。
「あれ何?」
そう聞かれて見てみると、こんなものが。
「コートや荷物を入れれるかごだと思うよ」
思わず「Wow!」とおっしゃっていました。笑
アメリカのマクドナルドでは見たことがなく、(地域にもよりますが)ファミリー席が多めでスペースがゆったりとした席が多いので、荷物は席に置くことが多いです。
「マクドナルドにいても日本を感じるね」
私は逆にアメリカのマクドナルドで「日本にはないかも」と思うことがありました。
レジ近くの席で食べていたら、スムージーを持った店員さんが「これよかったら飲みませんか?」と聞いてくれました。
「間違えて作っちゃって」
そして人数分の3つもスムージーを無料で頂きました。
どちらのサービスも最高ですよね!
8.レジ袋の取っ手
何て呼べばよいのか正式名称は分からないのですが、これです。
いくつかのレジ袋をまとめたり、重いものを買ったときにレジ袋の取っ手が手に食い込まないような役目もしてくれます。
しかも無料。
「素晴らしい発明だね!」
こんな気の利くアイテムが無料で使えるなんてと、感激されていました。
そのあと鮮魚用に「氷」とかかれたサービスのコンパクトな保冷剤を私が手にとり、さらに感激!
「袋入りの氷じゃないの?!」
再利用できるこんな素晴らしいものが、サービスなんて信じられないという様子でした。
この指をぬらすものにも「すばらしい心遣い」だと感激されていました。
私が、買ったものが入ったかごをこのテーブルに移動して、写真にあるうすいビニールにお魚やお豆腐といれたり…
その一連の行動をじーっと興味深くみていらっしゃりました。
アメリカのスーパーでは、キャッシャーさんのいるレジを使った場合、買ったものはレジの人が袋に詰めてくれます。
セルフチェックアウトという、自分でスキャンをして清算する場合は、移動はせずその場で袋詰めも自分でします。
セルフチェックアウトでは、好きなだけ使えるビニール袋が用意されていますが、指めくりや取っ手などは見たことがないです。
こういうことにも感激されるんだと、逆に私が興味深く思いました。
9.タクシーのドア
タクシーに乗り込もうと近づいたときのこと。
私たちに気がついたドライバーさんが、アメリカ人の方がドアに触れる前に開けてくれました。
それをみて「Oh!」と言って驚かれていました。
私にはあまりに当たり前のことだったので、「ドアは自動」というのを伝え忘れていました。
タクシーの中で「閉まるのも自動だから、閉めなくて大丈夫」と伝えたら、「これが当たり前なんてすごいよ」と言われました。笑
10.指さしメニュー
日本には、英語メニューのあるレストランがますます増えていますよね!
外国人を案内するときにメニューの説明は大変なので、案内人としてもとても助かります。
でも、このお店でアメリカ人の方が感激されたのは英語メニューではなくこちら。
「オーダーは指をさしてください」
日本語が話せない外国人は、オーダーの際メニューを指さすことが多いと思うのですが、こんな風に丁寧なメッセージを見たのは初めてでした。
英語の話せない店員さんにとっても便利かと思うのですが、アメリカ人の方はその心遣いに感激されていました。
11.試着室
試着をする前に、まず靴をぬぐことへ驚きがありました!
アメリカの試着室では、床が売り場からの延長なので、ほとんどが靴のままです。
トップスだけであれば靴をぬぐ必要がなく、棚のようなものがないと、脱いだお洋服をどこに置こうか悩みます。笑
日本は1段高くなっていて、カーペットのようなものが敷いてある場合が多いですよね。
アメリカ人の方が日本の試着室で初めて試着をし、カーテンをあけて出てきてひと言。
「靴がそろってる!」
「店員さんがしてくれたよ」と伝えると、とても感激されていました。
「もしかして日本人はみな自分で揃えるの?」
日本では靴をぬいだら、帰りの進行方向につま先をそろえると伝えました。
これ以後、アメリカ人の方は靴をぬぐたびに一生懸命そろえてくれていました。笑
12.フェイスカバー
試着つながりで…
店員さんが「フェイスカバーをお使いください」とアメリカ人の方に手渡してくれたとき「これは何?」と聞かれました。
使い方を説明してあげると「こんなサービスがあるんだ」とびっくり。
お化粧が売り物のお洋服につかないように…という意図もあると思うのですが、手渡しでフェイスカバーという快適グッズを丁寧に渡してくださったということに大変感激されていました。
スニーカーを履いてきて、売り物のパンツやスカートをヒールに合わせたいときは「パンプスも貸してくれるよ」と伝えると、目を丸くされていました。笑
13.紙袋のテープ
試着室で最高のおもてなしをして頂き、気分良くレジへ。
そのあとダメ押しの素晴らしいサービスが!
「これ見て!」とアメリカ人の方に言われ、指をさされた方向を見るとこの紙袋テープ。
「こんなのは初めて!」
しかもテープをはがしやすい様になっていることに気がつき、「これが日本よ」と深く納得されていました。笑
14.貸し出しベビーカー
「これは無料?」
そう聞かれたのは、デパートの貸し出しベビーカー。
アメリカのショッピングモールでは、ベビーカーではなく子供用のカートのようなものが借りれます。
こんな感じで置いてありますが、有料なんです。
お金を入れると1つ取り出せます。
子供用のシートがついているスーパーのカートは無料です。
アメリカの州やスーパーによっては、コインをいれてカートを借り、返却するとコインが戻るなんてシステムのところもあります。
日本はデパートによってさまざまな心温まるおもてなしがあり、それを発見するたびに感激されていました。
15.傘ぽん他
日本の「傘」に対するサービスは、アメリカ人の方にとってはすべて素晴らしいおもてなしになるそうです。
まずは「傘ぽん」。
アメリカにも傘用の袋があるのですが、自分で袋を開いて入れるタイプしか見たことがありません。
傘を入れて引いたあと、思わず私の顔をみて「Wow!」とおっしゃりました。笑
「手も濡れない、すごいね」
これも楽しそうにふりふりされていました。
貸し傘を提供してくれたのは日本のデパート。
「これは自由に持って行っていいの?」
「またこのデパートにくる際にお返しすれば大丈夫だよ」と伝えると、「お客さんへの信頼がすばらしい」とおしゃりました。
私たちが行ったデパートでの傘ぽん率はほぼ100%!
傘の水がたれて床がぬれると危ないという配慮を、お客さん側も気にかけている様子がうかがえました。
すごく日本人らしい光景に笑顔になりました。
日本人の1人としても「すごい!」と思う日本のサービスはたくさんありますが、「これも?!」とアメリカ人の方には驚かされるばかり。笑
外国人目線だからこそ、当たり前にみえない素晴らしい日本のサービス。
日本の魅力を再認識できました!
以上15選お楽しみいただけましたら幸いです。