国際結婚して日本を離れたくない!!

突然ですが!

「アメリカに留学した後、国際結婚をし、現在アメリカに住んでいます」

な〜んて私が言ったら、「イメージ通りだな」と思う方はどれほどいらっしゃるのでしょうか?

「アメリカ留学していた」という事実があると、特定のイメージを持たれることがあります。

私の動画へのコメントで、アメリカ留学した私にそのイメージを持っている人がわりといることに気が付きました。

それはポジティブなものから、ネガティブに聞こえるものまで様々です。

そのイメージの中でもよく見かけるのが、女性に対する「アメリカ好き」「アメリカ人好き」などをなんとなく皮肉っぽく言ったもの。

アメリカ留学した人が国際結婚をして、アメリカに移住する。「普通でしょ」と思いますか?

留学した女性の一人である私が、「国際結婚して日本を離れるなんて考えられない」なんて言ったら、どれくらいの方が信じてくれるのでしょうか。

「アメリカ留学していたけど、国際結婚はしたくはないのね」なんて単純な話をするつもりはありません。

最後まで話を聞いていただけると、意味が分かるような内容になっています。

国際結婚して日本を離れたくない

最初に大切なこと

私はいまアメリカに住んでいます。

本当に国際結婚をしました。

「国際結婚して日本を離れるなんて考えられない」と、30秒前くらいに確かに言いましたが、実際に国際結婚をしてアメリカにいます。

しかし今までアメリカに永住すること、ましてや国際結婚に憧れを抱いたことはありません。

どうして私のような人が、アメリカ留学をし、国際結婚をしてアメリカに住むことになったのか?

留学していた人へのイメージがちょっと膨らむかもしれないお話、良かったら最後まで聞いていって下さい。

こうしてアメリカ留学した

アメリカが特別好きだったからではありません。

英語といったらアメリカしか思い浮かばないくらい、私の世界は狭いものでした。

当時観ていた映画やドラマは、ほとんどアメリカから来たもので、学校で習っていた英語もアメリカ英語。

外国の大学を目指す際にぱっと浮かんだのが、アメリカの大学だったというだけの話です。

他の英語圏の国は、当時全く選択肢にありませんでした。

通い始めた日本の専門学校が提携していたのもアメリカの大学で、英語といったらアメリカ、留学といったらアメリカと、当時の単純な思考で考えついたものに過ぎません。

アメリカ永住も国際結婚も憧れたことがない

国際結婚という選択が目の前に現れるまで、「国際結婚できるか」または「どう思うか」ましてや「したいか」なんて、何一つ考えたことがありませんでした。

国際、国内と考える前に、結婚そのものに興味がなかったからです。

30代後半くらいで縁があればできたらいい。

結婚は長〜く付き合った先にやっと考え始めるもの。相手がいなかった私は、「考える必要がない」「まだまだ先の話」と思っていました。

日本を離れたくない

アメリカに留学しても日本を離れますが、移住先が短期間変わるだけです。

日本を「永久的」に離れようなんて考えはありませんでした。

それゆえ日本を離れたあとには、当たり前のようにホームである日本に戻りました。

たしかに短期でも長期でも、日本を離れることに抵抗はありませんでしたが、それは「日本に戻りまたいつも通り生活する」という未来の安心感があったからです。

日本を離れる目的が「別の国で永久的に暮らしていく」であれば、話は全く変わってきます。

国際結婚となれば、日本を離れパートナーの国での暮らしがベースになるものだというイメージがありました。

日本を離れることはあったものの、「永久的に日本を離れる」覚悟をする必要のなかった私には、日本以外に生活のベースを移すなんてことも、全く考える必要がありませんでした。

これから先、日本と海外を行き来することはあっても、あたり前のように日本をベースに住み続けるものだと思っていました。

決断のときが近づく

国際結婚という、私にとってとんでもなく大きな決断が迫る前、私はアメリカに期間限定で住んでいました。

会社にも属し、明確な目的を持ってアメリカにいたので、「恋愛」について考えることはありませんでした。

アメリカでの毎日を大切に、目的を達成して日本に帰国することをひたすら目指し、日々バタバタと暮らしていました。

やたらアメリカに行く理由

アメリカに永久的に住みたいなんて、これっぽっちも思ったことがない。

むしろ日本に住み続けたい。

ここまで話を聞くと、国際結婚したくないのにアメリカにやたら行くしなんなんだ!と思われてもおかしくはないです。笑

「国際結婚して日本を離れたくない」に全然説得力がないですよね。

アメリカは私にとってかなり身近な国になっていたので、国内で移動するような感覚で気軽に行けるような場所でした。

それと、日本では受けれないような刺激を求めて、成長しにアメリカに行く、という部分もありました。

もしアメリカで彼氏ができたら?

アメリカに期間限定で住んでいたとき、「アメリカ人の彼ができたらどうするの?」とお友達から聞かれたことがありました。

作ろうとしたってなかなかできないのに、いまは欲しくないと思っている私に「まずできないよ」と言っていました。

「もし、もし出来たら?」と聞かれ…

うーんと考えた末、「最期は日本の土に埋まりたい」と本気で言っていました。

日本で人生を終え、日本の土に埋まる。大好きな故郷日本で人生を終えることが、幸せとさえ思っていました。

結婚とは

結婚は人生で1度。

外国人と結婚する人は、パートナーの国で最期を迎える覚悟があるもの。

結婚だけでも大きな決断であるのに、国際結婚なんて…そんな覚悟をするつもりも、必要もない。この先もそんな決断を迫られることはない。

そう思っていました。

国際結婚を決める

日本を離れたくない。

結婚なんてまだしたくない。

こんな私がなぜか「結婚」どころか、「国際結婚」を決め、日本を永久的に離れました。

恋愛の話を今回するつもりはないのでバサっと省略しますが、どうしてそんな人が国際結婚したの?という、その答えはとてもシンプルです。

縁のあった人が外国人で、アメリカに住んでいたから。

そんなのはキレイごと

そう思われる方もいらっしゃると思うので、説明させて下さい。

何言ってんだ!強がって!と思われるかもしれませんが、どちらかと言えば彼氏はほしくありませんでした。

彼氏ができてしまうと、「ちゃんと向き合わないと!」と彼女でいるケジメのようなものを持つ傾向があるので、エネルギーと時間を取られることになります。

その時はアメリカに期間限定でいたので、しっかりと目的を達成するために、いまはそれ以外のことに時間を取られるのはもったいないと感じていました。

しかし、出会いの縁を避けていた訳ではありません。

「出会い」と一言にいっても、色々な形があります。人との出会いは宝物で、男女関係なく、その当時も沢山の素敵な出会いをしました。

自分から出会いを求めなくても、縁あって誰かと出会ったのなら、どんな縁でもそれはとても有難いものです。

その出会いの中で、私のような人間に異性として好意を抱いてくれる人がいるのなら、その人の事を知ってみたいと興味を持ちます。

人とは縁があって出会うものだと思うので、それが男性でも女性でも、外国人でも私と波長の合わない人でも、私にとっては意味のある有り難い縁です。

相手の性別やバックグラウンド、人種、国籍などで、縁を無駄にするような考えは元々ありませんでした。

男女の友情

私には中学生のころから仲良くしている、幼馴染のような男友達が何人かいるので、「男女の友情」を信じています。

それゆえ、出会ったのが男性でも女性でも、繋がっていく縁なのか、どう繋がっていくのか、楽しみに思う気持ちは同じです。

性別や人種によって、特定の関係を意識するなんてことはありませんでした。

覚悟

しかし縁が強くつながるにつれ、この人とはお友達以上になるのかもしれない、長い付き合いになるのかもしれないと感じはじめました。

この先結婚や、日本を離れるという事について考えなければならなくなるのかもしれない…と、そんなことも頭をよぎるようになりました。

それゆえ日に日に強くなる縁に、不安を感じることもありました。

しかし「まだ結婚したくない」「日本を離れたくない」なんて勝手な理由で、こちらから縁を切るなんて選択肢はありません。

中途半端な気持ちで誰かと恋愛はできないので、これから少しずつ覚悟を決めていかなければならないと考えるようになりました。

相手が当時どう考えてたかは知りませんでしたし、結婚の話なんて全く出ていませんでしたが、外国人と関係を築いていく上で、私なりに覚悟を決めていかなければならないと思っていました。

ここはハッキリさせたい

アメリカに留学する人がみな、いつかアメリカに永住したいと思っている訳ではもちろんありません。

日本を離れアメリカに行ったからといって、アメリカの方が好きなんて単純な話でもないです。

アメリカ人が特別好きだから、アメリカ人と結婚する人ばかりではありません。

日本人よりアメリカ人の方が好きなんて、人種や国籍をただ比べて言える話ではありません。

もちろんアメリカが好きで留学し、永住や国際結婚に憧がれを持つ人もいると思います。

日本よりアメリカが好きで、アメリカに住んでいる人もいるかもしれません。

しかしアメリカ留学した人、国際結婚をしてアメリカに住んでいる人、要するに私のような人でも、アメリカも母国である日本も同じように好きな人間もいます。

元々アメリカという世界は「日本の外」くらいの感覚しかなかった私ですが、アメリカを第二の故郷のように思うようになりました。

しかしそれは、山や谷を経て、アメリカにある程度長く住んで得た感覚なので、日本よりアメリカ、日本人よりアメリカ人と「特定のイメージ」を、単純な発想でベタッと貼られると、なんだかなぁという気持ちになります。

人と人

結局は「人間同士」の付き合いです。

知りたいと思うのは「どんな人なのか」ということ。

日本人にはない感覚を「アメリカ人らしさ」と思い、「アメリカ人だからこうなのかな」と決めつけてしまいそうなこともありました。

しかし「アメリカ人だから」という自分が持つアメリカ人への特定のイメージで、個人をくくることはできないと気がつきました。

日本人によく持たれるイメージで、自分には当てはまらないもの思い当たりませんか?

それを「日本人だからこうなのでしょ」と決めつけ言われたら、あまり良い気はしないですよね。

個人を知っていく過程では、一般的なアメリカ人のイメージ、日本人のイメージというのが、ちょっと邪魔になることもあります。

「どんな人なのか」を知る時には、何もフィルターを通さず、一個人として知っていくので、人種や住んでいる場所などは私には関係ありませんでした。

住む国が違うという壁

相手が外国人であるがゆえ、関係をさらに深めていく中で、日本を離れ外国に住むという決断を迫られることもあります。

どんなに人種は関係ないと言っても、結婚となると、住む国が違うという壁の存在を実感するようになりました。

しかし、国内結婚でも、国際結婚でも、結婚は結婚であり、覚悟を決めるという部分では、私にとって違いはほとんどありませんでした。

東京から沖縄に嫁いでも、その土地で最期を迎える覚悟をするはず。私の場合、国が違うだけ。

もちろん家族や仲間と遠く離れるさびしさ、葛藤、得体のしれない不安などは色々ありましたが、今回はその辺をバッサリ割愛します。

相手がアメリカ人でも、日本に一緒に住むという選択肢がある方もいるかもしれませんが、私達の場合それが現実的でなかったので、私がアメリカに行く方法しかありませんでした。

やらない事が怖い

もちろん色々な事情で、今いる土地または日本を離れられない人もいると思います。

私が自由に動ける状況だったこと。

そして「いまこのタイミング?!」「しかも国際結婚?!」という状況ではありましたが、結婚「する」「しない」を選べる状況であったというのは有難い事です。

やってみなければ分からないことは、とにかくやってみるしかありません。

やらなければ失敗もありませんが、成功すること、掴めたかもしれない幸せやチャンスを掴むこともありません。

結婚という縁が思いもよらぬタイミングで、あまりにも予想外な形で訪れました。

しかし、やってみなければ分からないことに対し、「やめておこう」と決断する方が私には怖くてできませんでした。

タイミングは操作できない

人生では思わぬ形で、縁やチャンスが舞い込んでくることがあります!

本当にこれだけは操作できないものだなと、実感しました。

「日本を永久的に離れるなんて考えられない」

「結婚も、ましてや国際結婚なんて」

アメリカ留学後は当たり前のように、日本に永久的に住み続けるものだとも思っていました。

でもアメリカ留学した女性に対する、わりと多くの人が持つ「イメージ通り」な道を進むことになりました。

でもその過程は人それぞれです。

「こんな風に国際結婚する人もいるんだ」

「アメリカ留学する人も色々だな」

というのが、なんとなく伝わっていたらいいなと思います。

海外の人が東京オリンピックを応援「日本の最高の気配り」15選

日本の街中では、私たちに不便がないようにと考えられたアイデアを沢山見かけることができます。

また海外の人には「気配り」として受け取れるような、素晴らしい日本人らしさもあります。

「日本人は本当に気配り上手だな」と、日本人の私でも感じることが多くあります。

しかし日本人が当たり前のように思う「気配り」の中には、海外の人がとても感動するものがあります。

海外の人-東京オリンピック-2020

そこで今回は、東京オリンピックで日本に来た外国人を最高の形でお迎えできると、海外の人(アメリカ人)が思った「日本の最高の気配り」15選です!

日本語の分からない外国人への気配りから、日本人らしい心のこもった気配りまで!一気に見ていきましょう!

海外の人が東京オリンピックを応援「日本の気配り」

1.丁寧な受け取り/受け渡し

「商品などの受け取り/受け渡し」の際は「両手を使う」。

たぶん日本人であれば誰もが気を配るマナーですよね!

小学校でも提出物を渡すときは両手を使うようにと、先生に言われた記憶があります。

学校教育で身に付いたのか、今ではそれをすることも、してもらうことも当たり前になっているくらいです。

ある日、アメリカ人が私に片手でしょうゆを渡そうとして…

「あっ、間違えた」

と言って、丁寧に両手を添えて渡してくれたとき。

「どうしたの?笑」

「日本人は両手を使うのだよ」と自信満々に教えてくれました。

使い終わり「ありがとうございました」と私が両手でしょうゆを返すと、「どういたしまして」と両手で受け取ってくれました。笑

もし小ばかにしているように聞こえたら、それは全くの誤解です。

アメリカ人はその日本人の丁寧さに気が付き、とても感動し、「私もこれから気をつけたい」と言っていたくらいです。

日本滞在中にこんなやりとりを何度もし、忘れないようにと何度も練習していました。

2.トイレ空いてるよランプ

トイレの空室ランプ-英語--海外の人-東京オリンピック-日本-気配り

「わお」

アメリカ人が日本のトイレで、突然言い出した先にあったのがこちら。

どこが空いているかひと目で分かるシステム。

アメリカ人は初めて見たそうで「ブルーに光っているのが空いてるってことだよね?」

無駄なくスムーズに人が出入りできる、素晴らしい配慮だそうです。

確かに空室でも、作りの関係でドアが閉まっていることありますよね。

アメリカではしょっちゅうです。笑

それゆえアメリカでは、満室に見えても、不確かなときは全ての部屋に足が見えるか確認したりします。笑

アメリカはトイレの部屋の下にスキマが多いので、そんなことができます。スキマがあるから、「空いてるよランプ」がいらないとも言えなくもありません。笑

3.美しく清潔なトイレ

日本トイレ-英語--海外の人-東京オリンピック-日本-気配り

トイレのシステムだけでなく、トイレの美しさにも感動したそうです。

デパートやレストランなどのトイレが高級ホテルのようにキレイなこと、「公衆トイレの美のスタンダードも高いよね」とも驚いていました。

日本は街中もキレイだけど、トイレまで気を配れる日本はすごいそうです。

東京オリンピックで日本に来た外国人が驚くこと間違いなし!と、太鼓判を押してもらいました。笑

4.電車内の駅名表示

電車の掲示板-韓国語--海外の人-東京オリンピック-日本-気配り

「あれは何語?」車内の電光掲示板を眺めていたようです。

「韓国語だ、すごいね、はじめて見た」と私が伝えると、「東京オリンピックに備えてだよね?」

電車の掲示板-英語--海外の人-東京オリンピック-日本-気配り

英語はもう当たり前になってしまい気にもとめませんでしたが、英語以外の言語を見ると私も驚きます。

でもよく考えると、外国の電車で自分の母国語が表示されたら「嬉しい配慮だな〜」と思いますよね。

電車の掲示板-中国語--海外の人-東京オリンピック-日本-気配り

「あ、中国語にもなった」

そう私が言うと「何か国語あるの?!こんな気配りができる日本すごいよ」と言ってくれました。

日本は先の問題点を考えて、外国人が困らないように配慮する能力が素晴らしいですし、それをさくっと取り入れる行動力にも感動です。

5.ディズニーのパンフレット

ディズニーランドのパンフレット-英語--海外の人-東京オリンピック-日本-気配り

日本人には当たり前すぎて、たぶん「何のことかな?」と思われた方もいるかもしれません。

私が「ランチはこれ食べようよ〜」と、パンフレットをアメリカ人に見せると…

「わぁ、何このページ!日本のパンフレット全然違う」

写真が多くて「すごく分かりやすいね」とアメリカ人は感動していました。

おすすめの食べ物やお土産が、写真いっぱいで紹介されているのは日本ならではです。

乗り物に並んでいる間「この人形ほしいなぁ」とパンフレットを見ながら私が言うと、「すっごい宣伝効果だよね」と笑っていました。

ミッキーつり革-英語--海外の人-東京オリンピック-日本-気配り

そう言えば、ディズニー電車の中でこれを見たときも、「ここからディズニーマジックが始まってるんだ」と、「なにそれ」と聞き返したくなることを言っていました。

6.マスクは風邪の人がつける

市販の黒マスク--海外の人-東京オリンピック-日本-気配り

日本とアメリカ、マスクの使い方に違いがあるように思います。

日本の電車の中で、咳き込む人がマスクをつけているのを発見したアメリカ人。

「日本ではもしかして、風邪の人がマスクをつける?」

「そう!周りの人に風邪がうつらないように」

「わお、素晴らしい配慮」

確かにアメリカでは、その感覚でマスクをつけるのは、一般の人というより、ドクターやスーパーなどの食材を扱う人のイメージです。

内装業者やお掃除の人などが、外から有害なものが入らないようにと、マスクをつけているのは良く見かけます。

「日本で風邪のときにマスクをつけないと失礼?」と聞かれたので、「うーん、色々な考えの人がいるからね、どうだろう」

「風邪の人は息苦しいかもしれないから、家族で風邪の人がお家にいたときは、健康な私がマスクつけていたよ」

「えっ…そうなの?!」

「風邪をもらっちゃったら、なんか申し訳ないから」

アメリカ人にびっくりされるまで気がつきませんでしたが、日本では周りの人のためと気を配り、行動する人が多いのだそうです。

ある日私が咳き込んで、マスクの上からさらにマスクを手で覆っていたとき。

「マスクしてるから、手で覆わなくて大丈夫だよ」と言われ、日本人らしさは色々なところで無意識にでるものだなぁと思いました。

7.街中の多言語サイン&メニュー

街中のサイン-英語--海外の人-東京オリンピック-日本-気配り

駅の目の前に大きなサインがありました。

「これ本当に分かりやすくて有り難いよ」

そうアメリカ人が言い、「これもオリンピックに備えて?」と聞かれました。

「英語表示はずいぶん前からあるよ」

「そうなの?!」

街中でみる英語のサインやメニューは、オリンピックに向け準備されていると思ったみたいで、そんな気配りを昔から当たり前のようにやってきた日本に感動したそうです。

アメリカでもハワイは、日本語のメニューなども多くあり、英語が読めない日本人と一緒にいるときは、英訳の必要がないし有り難いなぁと思います。

街中の地図-英語--海外の人-東京オリンピック-日本-気配り

地下鉄では「Welcome to Tokyo」の歓迎と共に、英語の観光客用インフォメーションまで貼ってありました。

こういうささやかな気配り、本当に有り難いですよね。

8.英語を頑張る店員さん

原宿のレストランに行ったとき、私たちのテーブルにオーダーを取りにきてくれたウエイトレスさんが聞いてくれました。

「英語の方がいいですか?」

英語でとお願いすると、おすすめなどを英語で説明してくれました。

その気遣いに私が感動してしまい「すごい!」と伝えると、「まだまだ勉強中で」と謙虚に答えてくれました。

英語を話せる店員さん、日本には多いですよね!

それに、話そうと頑張ってくれる店員さんも多いです。

とあるお店のレジで、「レシートは必要ですか?」と店員さんがアメリカ人に英語で聞いてくれました。

アメリカ人は聞き取れなかったのか、聞きそびれたのか「エクスキューズミー?」と聞き返すと…

「あっ、伝わらなかったかな」と恥ずかしそうに店員さんは言っていました。

私が「伝わりました!たぶん聞こえなかったのだと思います」と言うと、「良かった!英語全然ダメで…」

苦手なのに一生懸命英語で話してくれて感動しました。

アメリカ人に店員さんとの会話をあとで伝えると、「優しいね」とジーンときたみたいです。

9.割り箸袋にようじ

割り箸を袋から取り出したあと、「あれ?」

まだ何か入っていることに気がついたアメリカ人。

「あれ、楊枝が出てきた」

一瞬なんのためか分からなかったらしく固まっていたので、「食べた後、歯を掃除するためだよ」

「オーマイガー!」

雪見だいふくを食べようと、私がパッケージを開けようとしたら…

「フォークもらい忘れちゃったね」と言われたので、封を開けて付いてくるミニフォークを見せました。

「中にちゃんと入ってるのだよ〜」

「これすごい気配りだよ」と真剣に言われました。

お弁当についてきた折り畳みフォークにも感動したそうで、「見てよこれ!折りたたみなの!コンパクトですごいよ!」と、そっちにも驚いたみたいです。笑

10.ペットボトルの落ちないフタ

ペットボトル落ちないふた-英語--海外の人-東京オリンピック-日本-気配り

お弁当を食べているとき、また「見てよこれ!」が聞こえてきました。笑

「すごい発明だよ」

そういって見せてくれたのが、この落ちないペットボトルのフタ。

実は私もその時はじめて見たので「わぁーこれはすごい発明だわ!」と一緒に感動しました。

「こういう気配り日本らしいよね」

そう言われ、私も思わず「これは日本ならではだね」と納得しました。

11.トイレットペーパー三角

トイレットペーパー三角-英語--海外の人-東京オリンピック-日本-気配り

私のお家でトイレを使い終わったアメリカ人が「あれYuriがしたの?」

あれって何のことかなと思って聞いたら、トイレットペーパーの三角のことでした。

「あー!そうだよ。使いやすかった?」

その後外でトイレを使ったあと、アメリカ人が「あれやってきた」と誇らしげに言ったので笑ってしまいました。笑

日本人の細かな気配りに感動すると共に、それを今まで知りもしなかった自分にショックを受けるそうです。

私も日本人の気配りを覚えたいと、小さなことを覚えては真似していました。

12.トイレ用スリッパ

トイレ用スリッパって、アメリカにはないのです。なぜなら靴を脱ぐ習慣がないため、トイレは靴のまま入るからです。

日本でテレビを観ていた時だと思うのですが、「トイレ用のスリッパがあるの?面白いね」と言われました。

確かにアメリカにはないね!と、その時はじめて気が付きました。

「普通のスリッパで入ると汚いからだよねぇ」としみじみ感心といった感じで言っていました。

13.杖かけ

杖ホルダー-英語--海外の人-東京オリンピック-日本-気配り

トイレに入る前に、アメリカ人のリアクションが見たくて「これ何だと思う?」

「うーん」と考え、「あっ、傘じゃない杖だ!」

「高齢者の多い日本ならではの気配りだよ〜」と感心していました。

14.長さの違うつり革

長めのつり革-海外の人-東京オリンピック-日本-気配り

「これ低くない?」

そう聞かれたので、「背の低い人でも届くようにじゃない?」

アメリカ人は周りを見渡して、「ホントだ!ここだけ低くなってる!!」

かなりびっくりしたみたいで「これ普通なの?普通全部一緒だよ?」と言われました。

日本の普通はレベルが違うそうです。笑

15.ユニクロのハンガー

ユニクロハンガー-英語--海外の人-東京オリンピック-日本-気配り

「何だろうこれ…」

試着室で不思議な形をしたハンガーを見つけました。

首からハンガーをいれても、首元を伸ばさず入れれる仕組みに気が付きました!!

「見てみて!!」

アメリカ人にデモンストレーションをしてあげると「ウォウ!」

「これ私も初めてみたよ!アメリカにも欲しいよね!」

「ほしい!ほしい!」と盛り上がりました。

まとめ

こんな所にまでこんな気配りが!!と、日本人の私でも驚くことがあります。

しかしアメリカ人は、さらに細かな「日本の気配り」を発見し教えてくれました。

「日本の基準はレベルが高いよね、最高」と何度も言っていたのが印象に残りました。