外国人にはこの特徴どう映る?「誤解される日本人の性格」5選

「日本人の特徴」として外国人が思い描くものの中には、「性格的な特徴」が含まれていることも多いですよね。

しかし今回は「外国人が日本人の性格にどんなイメージを持っているか」という話ではなく、外国人が日本人に持つ性格の「イメージ」が強いがため、または実際にその性格であるがため、アメリカ人に驚くような解釈をされたという話です。

特徴は「礼儀正しい」「謙虚」といった、先天的なものというよりは、どちらかと言うと「日本という環境から影響を受けた」ものです。

たぶん日本人同士では、解釈にそこまで大きな違いがないのではないかなぁと思います。

アメリカ人の前でこういう行動をとると、こんな風に誤解されると定義するものではないですし、アメリカ人と一言に言っても「捉え方」はもちろん変わります。

もしかしたら日本でもあり得る事かもしれないので、「そんな事もあるんだ」くらいの感覚で聞いて頂けると嬉しいです。

外国人には日本人の性格がどう見える?海外の人(アメリカ人)の反応いってみましょう!

日本人の性格の特徴 5選

日本人の性格の特徴:謙虚

アメリカの販売員時代。

アメリカ人の同僚から自分にないものを沢山学びました。

「あなたからこんな事をいつも学ばせてもらっている」なんて話をしていると…

「私もYuriから学んだこと沢山あるよ」

「え?!私から?!」

「そう、謙虚でいること」

「謙虚?私から学んだの?!」

「それがYuriから学んだ一番大切なこと」

自分が謙虚であるなんて意識はないので、思わず「どんな所?」と聞いてしまいました。笑

「私は思ったことをすぐ態度や口に出すけど、Yuriは言わないし見せない」

「それが謙虚って解釈されることもあるんだ…」と、とても驚きました。

「Yuriはすごく辛抱強いんだと思う」

そう有りたいと思ってしてきたことではなくても、こんな風にポジティブに解釈してもらえると嬉しいですよね。

「でも…」

この同僚は何でも思ったことを話してくれる人なので、「でも」の後に素直に思ったことを話してくれました。

「謙虚だからなのか、遠慮しすぎな所あるよね」

「よく見てるね、笑」

「ちょっと頑固だな〜って感じることもある」

「頑固」と聞くと「自分の意見を曲げない」というイメージがありましたが、「遠慮がちすぎても頑固に見える」というのは大発見でした。

人の好意に遠慮しすぎず受け入れ「ありがとう」と言える。そんなバランスを持っていたいなと思いました。

日本人の性格の特徴:シャイ

「シャイ」などの特徴は、比べる対象が「日本人間」である場合、日本人という集合体の中で「この人はシャイ」と個人を指して言う事が多いかもしれませんが…

「アメリカ人全般と日本人全般」を比べた場合、全体のイメージでアメリカ人と比べ「日本人はシャイ」と思われることは少なくありません。

販売員時代、お客さんへの接客を始めて間もない頃。

店長に言われました…

「Yuriはシャイなのに、どうやってあんなスイッチ入れてるの?!」

お客さんと話していない時はすごくシャイなのに、接客が始まると別人のようだと。

私は日本ではシャイとは思われませんが、アメリカではそんな風に見えるのかと驚きました。(ちなみに小さい頃はものすごくシャイでしたが)

「お客さんに挨拶する瞬間から、コロっと変わるよね」

「シャイではないんです」

「え?!」

「シャイに見えるのは、あまり話さないからかな…笑」

アメリカではシャイと大人しいをミックスされることがありますが、確かに見分けるのは難しいですよね。

「すごくシャイだから接客大丈夫かなって、ちょっと心配してたんだよね」

シャイな雰囲気はぎこちない感じがあり、自信がないように見えたそうです。

「そうだったんですか!」

「でもその不安は一瞬で吹き飛んだ!笑」

店長いわく、あまり話さない私の性格と、日本人のシャイなイメージが重なり、私もシャイなのかなと思ったみたいです。

アメリカにいる限り、アメリカ人が思うシャイや大人しいの基準に合わせて自分を表現した方が誤解も少なく、もっと自分を知ってもらえるのかなと感じました。

日本人の性格の特徴:おとなしい

私はアメリカで「おとなしい」と言われることが少なくありません。

職場にも慣れ、同僚も私の存在に慣れ始めた頃。

「Yuri何か話してよ」

そう突然言われ、一緒に働いていた5人くらいの同僚の目線が一気に私に集まりました。

「いつも私たちの話聞いてばっかりじゃん」

「話聞くの好きだから楽しいよ」

「でも全然話さないじゃん」

人前で話すのが苦手ということはなく、聞かれれば割と何でも話すのですが…

自分から進んで話すということは、その当時あまりしなかったように思います。

「話してって言われると話しづらいね、笑」

「最近どうなの?」

私が話を終えると、「居心地悪いのかなって思ってた」

「そんなことないよ」

「まだこの環境に慣れないのかなって」

他の店舗に移動したときも、しばらく経ってからかなり仲良くなった同僚に…

「最初、お高く止まっている印象あった」

「私?!」

「そう、輪の中にいても話さないから」

「聞くほうが好きなんだよね」

「話がくだらなすぎるから入ってこないのかと思った、笑」

同僚の輪に参加しているつもりでいましたが、そこにいるだけで話さないことで「気取っている」というような印象を持たれたことに、かなり驚きました。

誰かと二人っきりで働く時は、私が話さなければ会話のキャッチボールができないので話していましたが、それは「心を開いている」と映ったようです。

話すことは、自分を知ってもらいたい、相手のことも知りたい、心を開いているということ。

コミュニケーションの基本だと思いますが、もっと相手目線で見て、行動していかないなと思いました。

日本人の性格の特徴:礼儀正しい

「礼儀正しいからなのか、何を考えているのか分からない」

アメリカ人に一度だけ言われたことがあります。

販売員時代、同僚の一人にいつも愚痴ばかり言う人がいました。

会社に対するグチ、家族、仕事仲間…とにかく話しているとグチばかり。笑

「私の売上が悪いのは夜勤だからだよ」

「夜勤?」

「そう。採用の際、夜勤のみのシフトで了承して雇ったんだから、売上のこと言われても困る」

「売上のこと言われたの?」

「店長からこの前呼び出された。なんとかしろって」

「夜勤だけだと厳しい?」

「一日分の売上はだいたい早番であがってるじゃん」

こんな感じで、一緒に働く時は毎回グチが永遠と続きます。

ある日、私とこのグチを言う同僚、そして中番の同僚の3人で話していたとき。

中番の同僚がグチを言う同僚に「毎回グチばっかり言うの辞めた方がいいよ」

その中番の同僚は感情をハッキリと言葉で伝える人で、例えば自分が共感できない話をする人には「私はそうは思わないな」と普通のトーンで伝えます。

その性格を皆知っているので、言われて口喧嘩になるようなことは今まで起きませんでしたが…

「グチなんて言ってない」

この二人は言い合いが始まってしまいました。笑

「ネガティブなことばっかり言ってるよ」

「あなたがネガティブだと思ってるだけでしょ」

「本気で言ってる?」

二人の空気が最悪のまま、中番の同僚は仕事を終え職場を去りました。

別の日。

前回中番で帰ってしまった同僚に、「Yuriは彼女の話聞いてて疲れないの?」

「また言ってるな〜くらいな感覚で聞いてる」

「みんなYuriにグチ聞いてもらってるんじゃない?」

「そうなのかな、笑。聞くのは全然構わないんだけど、誰かと誰かの間に挟まるとキツイよね」

それを聞いた同僚が「みんなのグチを黙って聞いてあげてて、礼儀正しいなってずっと思ってる」

「そうなの?!笑」

「同調するわけでもなく、反対意見を言うわけでもなく、辛抱強く上手に聞いてる」

「負のエネルギーに巻き込まれないようにね、笑」

「聞きながらイライラしない?」

「全然」

「何か言いたくならない?」

「ん〜誰かへの不満なら直接本人に言ったら?って言いたくなるくらい、笑」

ストレスが貯まるのに、ただただ相手の話を聞く姿は礼儀正しく映ったようです。

自分の意見や感情を飲み込みながら聞いて、「色々言いたい事が溜まっているだろう」思っていたそうです。

アメリカ人は「私もYuriみたいにできたらいいけど、黙ってられない」と笑っていました。

日本人の性格の特徴:親切・優しい

アメリカで販売員をしていた頃。

まだ働き始めたばかりの店舗で、お客さんが店内に入ってくるのを待っていました。

その会社は歩合制で、お客さんを接客する順番というのが細かく決まっていました。

次は私の番。

すると女性のお客さんがスーッとお店の中に入ってきて、店内の一箇所を目掛けて歩いてきました。

ウェルカムの挨拶をしようとすると…

「いらっしゃいませ」

一緒に働いていた同僚の二人のうちの一人が、なぜか接客を始めました。

「あれ?私の番じゃなかったのかな?」

あまりに躊躇なく接客を始めた同僚を見て困惑しましたが、間違いなく私の番。

「まぁいっか、次のお客さんを接客しよう」

そう思っていると、同僚が接客したお客さんがお店を去っていきました。

何事もなかったかのように、その私の順番を取った同僚に話しかけられたので話していると、一緒に働いているもう一人の同僚が輪に入ってきて、私に聞きました。

「いまのお客さん、Yuriの順番だったよね?」

「そうだと思ってたんだけど…」

その同僚は私の順番を取った同僚に「あぁいう行動は正しいとは思わない」とキッパリ。

「Yuriの順番だったでしょ」

そう言われた同僚は開き直ったように「お客さんは何も買わなかったんだし、関係ない」

「購入の有無は関係ないよ」

「どうでもいいよ」

「ルールはルールとしてあるんだから守ろうよ」

「好きにしたら」

そう言いの残し、カッとなった同僚はバックルームに歩いていき、ドアをバタンと勢いよく閉めました。

私を擁護してくれた同僚にお礼を言うと…

「Yuriは優しいから心配してた」

彼女は優しいをsoftという英語で表現しました。

「心配?」

「その優しさにつけこまれないかって」

「私の番じゃなかったのかなと思ったんだよね」

「そんな訳ない。あのお客さんが何か買うと思ったから、ズルしたんだよ」

「そう思いたくなかったけど、そうだよね」

「ちゃんと言わなきゃダメ」

「次のお客さんを待てばいいかって思ってた」

「優しいから何も言ってこないだろうって、そう思われてる。言わなきゃまた同じ様なことが起こるよ」

「言って空気が気まずくならないかなって思っちゃう」

「そんなことをしてたら生き残れないよ」

アメリカ販売員で厳しい歩合制がある場合、弱く見えたら利用される「弱肉強食の世界」だと言って背中を押してくれました。笑

当時の私は本当に自己主張が苦手で、自己主張の捉え方にちょっと偏りが合ったように思います。

「私みたいに言う必要はないから、『さっきのは私の番だよ』って普通に言えばいい」

「オッケー」

「あぁいうことされたら気づくし、黙ってないよっていうのを相手が知ることが大切だから」

同僚は「優しいのはYuriの良い所だけど、状況によっては『ズルしても何も言ってこない』ってつけこまれることもあるから気をつけて」と言ってくれました。

そしてまた別の日、別の同僚がズルして私の番を取ったとき。

「え?!また?!」と思われるかもしれませんが、私が働いていた歩合制の販売員の世界は、こんな感じでドラマだらけでした。笑

ガッカリしながら、「あー言うの嫌だな」と思っていると、前回擁護してくれた同僚が笑顔で肩をたたいてくれました。

「よし!」

ズルした同僚が接客を終え、「今のは私の番だったよ」とさらりと言いました。

「あ、え、そうだったの?!勘違いしてた!」と臭い芝居を同僚が始めたので、肩をたたいて「これからは注意してね」と伝えました。

同僚が言っていたように、私が主張するようになってから、そこにつけこまれる事はなくなりました。

「優しい」と「弱い」は状況によっては紙一重であると学びました。

外国人が呆れるほど感動した「日本人には無意識レベルの行動」10選

日本人が普段とる行動には、日本らしい文化やマナー、習慣がベースとなっているものが結構あります。

でも日本人が無意識にとるそれらの行動は、外国人には独特で、特徴的に映ることがあります。

日本人の間で「すごいね」と言われることはほとんどないのに、外国人には「ワオ!!」と感動されるなんてことも!

日本人の多くが褒められたことも、誇らしく思ったこともなかった行動に、今回はスポットライトが当たります!

最後の2つだけ、日本人でも「すごい」と感動する日本人の行動を紹介します。

日本人であるというだけで自分に自信がつく!海外の人(アメリカ人)が「感動する日本人の行動」いってみましょう〜!!

感動する日本人の行動

食べ放題で元を取ろうとする

アメリカで食べ放題のレストランに連れて行ってもらったとき。

「朝から何も食べてないの」

という私を微笑ましく見つめるアメリカ人。

一人のアメリカ人は自分の食べたい物だけを3つくらいダイナミックにお皿に乗せていました。

「その量食べたら、一皿でお腹いっぱいにならない?」

「いいの、美味しそうなもの全部取ってきたから」

もう一人はひとまずサラダだけをドーンとお皿に盛ってきました。

私は美味しそうだなと思ったものを、多くも少なくもない量でいくつも取ってきました。

ダイナミックに食べていたアメリカ人は2皿目を終えると、食事が終了。笑 その後はすでにデザートを食べていました。

サラダから始めたアメリカ人は、2皿目から通常の料理を取り始め、少ない量をゆーくっり食べています。

2皿目を盛って私がテーブルに戻ると…

「おっ、結構いけるね〜」

3皿目も普通に盛ってテーブルに戻ると…

「まだその量いけるの?!」

3皿目を食べ終え「お腹いっぱいになってきた」と言った私ですが、4皿目を取りに行き、またテーブルに戻り…

「苦しいって言ってなかった?!キャパシティ100%絶対超えてるよね?!」

「超えてる、笑。でもビュッフェはいつも120%くらいまで食べる」

「ワオ」

人それぞれかとは思いますが、一緒にいたアメリカ人は二人共、食べ放題であっても「100%以上食べることはない」らしいです。

私の胃袋のサイズでは元は取れないのは知っていますが、ビュッフェに行くとプッシュして食べようとする私のような人、日本には多いと思うのは私だけでしょうか。笑

アメリカ人には「奢りがいがあって嬉しい」と喜んでもらえました。笑

絶対的に言う「いらっしゃいませ」

日本のお店やレストランに入り「いらっしゃいませ!」と言われる度に、笑顔で「ハロー」と返すアメリカ人。

店内で店員さんとすれ違っても言ってもらえる「いらっしゃいませ」または「ごゆっくりご覧ください」などの言葉。

またお店に入り、「いらっしゃいませ」が聞こえると、アメリカ人が…

「今の所100%だよ」

「なに?いらっしゃいませって言ってもらえる確率?」

「そう、すごいね」

「コンビニでアルバイトしてた時、全員のお客さんに元気に言ってたよ」

「入店から退店まで何も言ってもらえないこと、アメリカではあるよ」

そう言われると、日本では言われないことの方が少ないな〜と思いました。

その後も日本で「いらっしゃいませ」と言われる度、「ほら!」と感動していました。笑

袋の取っ手をまとめる

レジでビニール袋に入った買い物袋を受け取るとき。

取っ手に触れる前にアメリカ人が「あっ」といって、一瞬手を止めました。

その後すぐ袋を受け取っていましたが、気になったので…

「何か発見した?」

「したの!あの店員さん親切だよね」

その店員さんは2つの取っ手をまとめて、両手で取っ手の部分をアメリカ人に差し出してくれました。

日本では良く見る光景かもしれませんし、自分が店員でも「するよ」と思う方もいるかもしれません。

しかし日本人が無意識レベルでできるこういう些細な親切に気づくアメリカ人は、感動するそうです。

暗算が早い

アメリカ販売員時代、お客さんと私の会話を聞いている同僚が目で合図を送ってきました。

声を出さず身振り手振りで「What?!暗算早くない?!」

私が暗算していたのは、何%オフだとこれくらいの値段になるとかの単純な計算。

でもいつも電卓を使うそのアメリカ人には、感動的な光景だったそうです。

「どうしてあんなに早く計算できるの?!」

「早いのかな…」

「私が電卓取りに行く時間より早いよ、笑」

「何%オフなんて、こうやって計算すると簡単だよ」

それを聞いたアメリカ人は「ワオ!その計算方法知らなかった!!」

「たぶん計算が早いんじゃなくて、暗算で簡単にできる方法を知っているだけだと思う」

アメリカ人は、やり方を教えてもらってもそんなに早く頭で計算できないと言っていました。

私の暗算は日本では全く早くはないですが、アメリカではこんな風に褒めてもらえます。笑

湯船にながーくつかれる

アメリカにある温泉に行ったとき。ちなみにアメリカでは水着のまま入ります。

温泉に入って早々に「もう熱くなってきた…」というアメリカ人。笑

「半身入浴にしてみたら?」

肩までつかる私と、すでに半身入浴をしているアメリカ人。

「一回出るね」

クールダウンしに行ったアメリカ人を待っている間に、熱くなったので私も半身入浴。

そこの温泉は広く、つかる場所によって温度の調節ができるので、戻ってきたアメリカ人に「あっちのぬるめの方に行こうよ」

「え、まだつかるの?!もうあがるのかと思った、笑」

ぬるめのエリアに一緒につかっていると、「あと5分でもうダメかも」

アメリカ人がそう言ったので「そうなの?!ここぬるいから、私はあと1時間くらいいられる」

全然暑い様子を見せない私に、アメリカ人は感動していました。

深い知識に基づいた食生活

食の話をアメリカ人としていると…

「Yuriはどうしてベリー類を積極的に摂ってるの?」と聞かれました。

質問に答えている私に、ワオが沢山飛んできました。笑

「えっ、私が話していることって結構知られているよね?」

「日本人は知っている人多いってこと?!」

とものすごく驚かれました。

そのアメリカ人曰く「野菜は体に良い」

これが初段レベル。

「人参はカロテンが豊富」が中段。

日本人の知識は上段で、「玉ねぎは血液をサラサラにする」というディープなものらしいです。笑

「ブロッコリーは体に良い」

そう言える人は沢山いるけれど、「上段のYuriはどう思う?」と冗談で聞かれたので…

「腸内環境を整えてくれるからブロッコリーは体に良い」

と伝えると、「日本人ってすごい」と感動していました。笑

お箸でお皿をピカピカにする

食事中、お箸でお皿についたお米や小さな食べかすをキレイにしていると…

アメリカ人の視線を感じました。

「ワオワオ!」

お箸を器用に使う姿に感動したらしいです。笑

「なんでもつまめるね」

「お箸は便利だよ」と言いながらお皿をキレイにし終えると…

「ワオ!!」

アメリカ人は自分の器と比べて、「Yuriのは犬が舐めたみたいにキレイ!」

日本人はお箸使いのマスターだと言っていました。笑

競艇で遊ぶ夫、お金を与える妻

父に競艇へ連れて行ってもらった時。

ギャンブルというより、私とアメリカ人は遊び感覚で100円づつ賭けるなんてことをしていましたが…

次のレースが始まるまで待っているとき、とある老夫婦に目が留まりました。

やや腰が曲がった二人はベンチに座り、奥さんがごそごそとバッグの中からお金を出し、旦那さんに渡していました。

そのお金を受け取った旦那さんは立ち上がり、ゆっくりと発券機の方へ。

レースが始まり、先程の旦那さんが一人で外のレースを見ています。

レースが終わりまた建物内に戻ると、さっきの旦那さんが奥さんの隣に戻っていました。

するとまた次のレース前に奥さんが旦那さんにお金を渡し、旦那さんは人混みへ。

たまたま私たちの座っていた定位置が、そのご夫婦の近くだったので観察するような形になってしまいましたが…

その一部始終を見ていたアメリカ人が…

「素敵な夫婦だね〜」

「ね、夫婦の時間を大切にしてる」

「奥さんは旦那さんと過ごすために、旦那さんが好きな競艇に来てるんだろうね」

日本では奥さんが家計のやりくりをして、旦那さんはお小遣い制の夫婦も多いなんて話をアメリカ人にすると…

「お小遣い?!夫婦間で?!」

「そう」

話がそれてしまいましたが、旦那さんの娯楽に付き合ってあげながら奥さんがしっかりお財布の紐を握る夫婦の関係は、アメリカ人には珍しく感動していました。

初恋の人が忘れられず生涯独身

最後に2つ、日本人でも「すごい」と感動する日本人の行動を紹介します!

YouTubeでおすすめに出た動画で…

一人のおじいちゃんが初恋の人を病気でなくされ、その後もずっと独身でいるという話をしていました。

あまりに感動して泣いている私を見て、驚いたアメリカ人。

「どうしたの?!」

「このおじいちゃんの心がキレイで泣けてきた」

動画のおじいちゃんの話をすると、アメリカ人も感動した様子で「すごいことだね」

外国人あるあるの一つだと思うのですが、一人の日本人の素晴らしい行動を見て、「その日本人がすごい」を通り越して、「日本人ってすごい」と感動する。

この時のアメリカ人も同じで、「この日本人のおじいちゃんはすごいね」から「日本人はすごい」と、話していく中でいつの間にか変わっていました。

自分よりも周りへの貢献

「この人」から「日本人は素晴らしい」という印象に変わった例をもう一つ。

自分の自宅で「在宅ケアホーム」を運営している日本人女性を、とある番組でアメリカ人と観ていたとき。

元々あった自分の部屋に患者さんを寝かせ、自分は廊下や部屋の前に寝袋をしいて寝ている。

自分のことより患者さんを優先させるため、お風呂も入ったり入らなかったり。

アメリカ人は驚きが止まらなかったようで、横からワオが沢山聞こえてきました。

誰かが常に側にいる、温かい環境で患者さんをサポートしたいという思いを聞いて、二人で感動しました。

犠牲を払って人のためになることが良いという訳ではなく、そういう心を持って行動している人は素晴らしいと感じました。

ケアホームを運営しているその女性は、子供が二人いるお姉さんを病気で亡くされ、自分は結婚もしていない、子供もいないのに「どうして自分はお姉さんの身代わりになれなかったのか」と思っているそうです。

「自分は幸せになって良いのか」とずっと思ってきた。

でもその番組のおかけで「自分は幸せになる価値がある」と自信を取り戻しました。

美しい心を持ったその女性を通じ、アメリカ人は美しい日本人の姿を見たようで感動していました。