アメリカ人が感動しすぎた「すごいよ日本」8選

日本での「あたりまえ」が、世界では「すごい」になることが多々あります。

短期間離れただけでも再確認できる、日本の「すごさ」。

それが「はじめて日本を訪れるアメリカ人」にとってなら、「ワオ!」の連続になります。笑

私も彼らと一緒に、「日本の素晴らしさ」を再確認してきました!

すごい日本のレストラン

日本人の私でも「すごい」と思う日本から、「こんなものまで!?」と驚かされるものまで!

アメリカ人と日本をまわり、たくさんの感動を分かち合ってきました。

数ある中から今回は、「日本のレストランでの8のこと」をご紹介いたします。

1.メニュー写真と実物が同じ

アメリカ人が感動しすぎた-すごいよ日本-ファミレスメニュー

アメリカ人が感動しすぎた-すごいよ日本-ファミレスご飯

メニューの写真で抱いた期待を、日本のレストランは全く裏切りません!

コピーしたかのように同じものが出てくる日本。

盛りつけ方、お皿の上の食べものの配置、そして器まで写真と同じ!

アメリカ人が感動しすぎた-すごいよ日本-レストランのサンプル

しかも日本はメニューだけでなく、店頭のサンプルがすばらしいですよね。

サンプルや写真があるので、日本語が分からない外国人でも大丈夫。

アメリカ人が感動しすぎた-すごいよ日本-偽物のような日本の食べ物

面白かったのは、実物を見て「これはサンプル?」と聞かれたこと!

日本の食べ物は美しすぎて、たまに偽ものに見えるそうです。笑

2.伝票が知らぬ間に置かれる

食事を終えて、お会計を済ませようとしていたときのこと。

店員さんに伝票をおねがいしようと思ったら、すでにテーブルにおいてある!

アメリカ人はこれに仰天です。

伝票を置かれたことに全く気がつかなかったらしく、「手品みたい」と。笑

しかも伝票はくるくるっと巻かれ、目立たな入れ物に入っていました。

アメリカではテーブル会計がほとんどなので、伝票をウエイターさんが置くときにひと言そえることが多いです。

日本では、「早く席を空けなければというプレッシャーが全くない」と感動されていました。

3.レストランメニューの写真の多さ

アメリカでは、ファミリーレストランやファーストフード以外、メニューに写真が少ないことが多いです。

こまかな説明書きはあるのですが、慣れないとものすごく想像しづらいです。

日本のレストランは、日本語の読めない外国人にもとっても親切です。

「写真のついていない料理の方が少ない!」と感激していました。

それでも、日本食に馴染みのないアメリカ人の場合、写真を見ても味が想像しづらいということが起こりました。

それゆえ、写真と味の説明書きがあったら申し分ないな、と勝手に思ってしまいました。

4.ボタンを押すだけで店員さんが来る

アメリカ人が感動しすぎた-すごいよ日本-呼びたしボタン

日本の居酒屋やファミレスなどで、テーブルにおいてある「呼び出しボタン」

あれを見て「これは何?」と聞かれました。

注文の準備ができていたので「押してみたら?」と伝えました。

押してすぐ店員さんがオーダーを取りに来てびっくり!笑

「あのピンポンって音に反応したの?!」

「どうして私たちが呼んだってわかったの?!」

電光掲示板にテーブル番号がでるという事実にも、大変驚いていました。

居酒屋さんによくある、電子メニューの便利さにも感動されていました。

メニューだけでなくオーダーもでき、最後はお会計の割り勘計算までしてくれる。

アメリカでは見たことがないシステム。

日本ってサービスがとっても進んでいます。

「アメリカでも導入してほしい」って言っていました。

5.ファミレスメニューの多国籍さ

日本のファミレスには、日本食、イタリアン、中華、アメリカンなど多国籍なものがそろっています。

これ、全くあたり前ではないのです!

日本人にイタリアンのパスタ、アメリカンのステーキも「日本のファミレスによくあるメニュー」ですよね。

でも、1つのレストランで世界中の料理が食べられることにとっても驚かれていました!

アメリカのファミレスメニューは、ほぼアメリカンで、あったとしてもナチョスなどのメキシカンがあるくらい。

「ファミレスにはなんでもある」と、ドンキホーテに行ったときと同じリアクションで感動していました。

6.水と氷が一緒に出てくる

アメリカ人が感動しすぎた-すごいよ日本-ラーメン屋の氷水機

ラーメンを食べにいったときのこと。

お水がセルフサービスだったので、一緒にとりにいきました。

製氷機だと思ってレバーを押したら、お水と氷が一緒にでてきて大感激です!

「なんて賢い発明なの!」

アメリカ人が感動しすぎた-すごいよ日本-ラーメン屋の氷水

アメリカでは、ファーストフード店でドリンクがセルフサービス。

カップに先に氷をいれて、飲みものを選ぶのが当たり前。

それに慣れているアメリカ人は、この機械に強く衝撃をうけたそうです。

7.傘の貸し出しサービス

ホテルなどで傘を貸してくれるということは、アメリカでも聞かない話ではありません。

でも、私たちに傘を貸してくれたのは「ラーメン屋さん」

食事を終えて外にでると、しとしと雨が降っていました。

折り畳み傘をもっていたので、お店の入口をふさがないよう、シャッターの閉まっていた隣のビルの前でごそごそとやっていました。

傘がなくて困っているように見えたのでしょう。

わざわざ厨房からでてきて、ビニール傘を「よかったら使ってください」と渡してくれました。

「日本人のホスピタリティはアメイジング」

「センキュー」と何度も感謝を伝えていました。

店員さんの親切さに、さらにそこのラーメンが好きになりました。

後日、傘をもってまたラーメンを食べにいきました。

同じ日本人として、心から「ありがとう」と感謝しました。

8.チップがいらない

日本のレストランでの店員さんの接客は、アメリカなら「ビックチップ」に値すると言っていました。

「こんなに良くしてもらったんだから、チップを渡したい」

日本人のこまかな気配りやおもてなしに大変感動されていました。

日本人が海外旅行にいくと、チップの文化に慣れず、サービスにお金を払うことに違和感を感じることもありますよね。

アメリカ人はその逆で、最高のサービスにチップを渡せないことに罪悪感さえ感じるみたいです。笑

でも、「こんな素晴らしいサービスにチップがいらないなんて、日本はなんて良い国なんだ!」と思うアメリカ人もいます。笑

日本人の当たり前のふるまいが、こんなにも海外の人を感激させる。

日本人として大変うれしいですよね。

アメリカ人から見る日本

よく、日本を離れると日本の良さがさらに分かるなんて言いますよね。

日本がはじめての外国人と、日本で一緒に過ごしても同じ経験ができます。

そこから見えてくる、いままで当たり前に思っていた日本のすばらしさ。

たくさんの新しい日本を発見でき、とても良い経験になりました。

アメリカ留学中の差別?!「アジア人とはイヤ」

「アジア」といっても広いですよね。

ひとことに「アジア人」といっても、色々な人種がいます。

私もそうですが、人種ごとの区別がつかない人はアメリカにたくさんいます。

それゆえ人種に関係なく、「アジアっぽい顔をした人」への印象が「アジア人の印象」になり、偏ったイメージを持たれることもあります。

その印象から「アジア人」として「差別」を受ける可能性もゼロではありません。

しかし、差別だと思うから差別と感じてしまうなんてこともあります。

アジア人差別?

私は、アメリカ大学に留学していました。

これはその当時とっていた、専攻のクラスでのお話です。

クラス初日

せまい教室には、35~40人くらいの生徒がいました。

ほとんど間隔がなく並べられた椅子。

ちなみに大学の椅子には、小さな机がついています。

教授は白人の50代くらいの女性。

初日クラスの終わりに

「このクラスでは、グループごとにプロジェクトに取り組んでもらいます」

教授はさらに続け…

「期末テストのほかにグループプレゼンテーションがあります」

「次回のクラスで3~4人のグループを作ってもらうから」

授業後

初日クラスのあと、教室を出ようとする私に教授が話しかけてくれました。

「あなたは日本人よね?」

以前の経験から「ビクッ!」としました!

しかし私が「Yes」と答えると、教授は「以前も日本人の生徒がいたのよ」と。

「難しいクラスではないから大丈夫よ」

そう私を安心させるかのように話してくれました。

「なんて優しい人なんだろう」

先輩から

2回目のクラス前、同じ専門学校から留学した先輩にキャンパスで会いました。

「今学期は何の授業とってるの?」

やさしい教授のクラスの話をすると…

「グループプレゼンがあるクラスだよね?」

「大変だね」

先輩がそう言った意味がすぐにはピンときませんでしたが、すぐに分かりました。

「白人はアジア人とはグループになりたがらないよ」

「アジア人は英語力が低いから」

2回目のクラス

先輩の話が頭にこびりついてしまい、教室でクラスメートをきょろきょろ眺めてしまいました。

「白人って言ってたけど、このクラス白人だらけ…」

「でも大丈夫!」

「グループ決めが始まったら、近くに座っているグループに入れてもらうから」

教授が話をはじめ、「じゃあグループ決めをしましょうか」

「グループが決まったら、グループごとにかたまって席について」

予定と違う!!

そう教授が言うと、「あれ、みんなもう決まってるの?」

と言いたくなるほど、私の周りの人は席を立ってさーっとそれぞれの仲間のもとへ。

クラスをきょろきょろしながら、「どこかに入れてもらわないと…」

「あの…」と、声をかけようとすると、さーっと消えていく周りのみんな。

1組、2組…次々とグループが決まり着席していきます。

2人同士のグループが1つになっていく様子。

1人で立っていた人に、グループから声がかかる様子。

そして、いつの間に、立っているのは私だけ。

なにこれ、夢?

横長の長方形のような形をした教室。

そのど真ん中の後ろに座っていた私。

そこでぽつんと1人立つ私。

クラス全員が「わぁ、1人だけ残っちゃった」というような表情で私を見上げています。

「これは夢だ!夢に違いない!!」と本気で思うほど、穴があったら入りたい状況でした。

時の流れが急にスローモーションになって、クラスメイトがゆっくりまばたきしています。

最後の救いを求め、教授の方をみると「どうしましょう…」というとても不安な顔で私を見ていました。

これが先輩の言っていたことなの?

すると教授が、「どこか3人のグループはない?」と皆に聞きました。

グループの定員は4人。

空きがある3人のグループを探してくれることに。

しかし!

教授が質問をした瞬間、クラスの大多数が教授から目をそらしました。

教授はとっても困った顔で、クラス中を眺めていました。

そして私から見て、教室の右端前に座っていたグループに「あなたたちのグループは3人よね?」と聞きました。

その3人は「3人だけど…」という表情で目を合わせ、「そうです」と答えました。

「彼女をグループに入れてあげれる?」

すると、グループの白人の女の子が「OK」と言ってくれました。

みんなが私をジロジロ見る中、教室の真ん中からそのグループのもとまで歩きました。

「受け入れてくれて本当にありがとう」

そうグループのメンバーに伝えました。

差別かは不確か

「何かがおかしい…」とは思いましたが!

クラスメイトたちが目をそらした理由が、先輩が言う「理由」からなのかは分かりません。

私をグループメンバーは、「ためらい」はあったものの、私を仲間に入れてくれました。

『真実を知らないがゆえに持ってしまっている「偏見」』

私にだって、きっとあると思います。

この状況を「差別」と決めつけるのは、偏見に偏見を持つようなもの。

確かでないものは、「受け流そう!」そう思いました。

イメージゼロからスタート

「アジア人は英語のレベルが低い」

それがどこからきた話なにかは分かりません。

クラスメートたちの「ためらい」の理由だったかも、定かではありません。

私にはタイ人のお友達がいたのですが、彼らの英語力はすばらしく高いです。

しかし!

ご存知の方も多いと思いますが、私のアメリカ大学留学中の英語力はボロボロ。

もし「アジア人は英語力が低い」なんてイメージを持つ人がグループにいたら…

「私はそのイメージのまんま…」

「私のせいでアジア人への偏見が強まったら困る!!」

そう思い、「私を受け入れてよかった、と思ってもらえるよう頑張る」

そう決めました。

最終プレゼン

グループリーダーの女の子が「みなのお陰でよいものに仕上がったわ」と言ってくれました。

プロジェクトで私がうけもったパートの仕上がりを見て、「Good Job(よくやったね)」とグループメンバーが言ってくれました。

アジア人代表として

「アジア人の区別がつかない」人は多いです。

私もアジア人を見て、100%なに人なのかは分かりません。

「あなたは中国人?韓国人?日本人?」と聞かれることはあります。

人種はどうであれ、私たちが「アジア人」という大きな枠で見られているというのは事実。

それゆえ、アメリカにいれば私は「アジアの代表」になります。

私へのイメージは「アジア人」のイメージにつながることもあるということ。

「自分の行動には責任を持たねば!」

その意識は常に持っています。

理解しようとする気持ち

偏った考えを持たないように。

それは「相手を知ること」「自分を知ってもらうこと」からはじまると思っています。

私が仲良くしているアメリカ人の元同僚。

私と出会ったとき「日本や日本人について良く知らないの。教えてほしい」と言ってくれました。

彼女と話す中で、「私ももっとアメリカやアメリカ人について知らないといけない」そう思いました。

気にしないという選択

アメリカ留学中、お散歩をしていたときのこと。

ファーストフードのドリンクが、私に向かって飛んできたことがあります。

そのカップは歩道の縁ににあたり、中からうわっと勢いよく飲みものが飛び散りました。

飛んできた方向を見ると、車に乗った3人くらいの若者。

彼らは日本人を差別する言葉に「F」をつけて、私に向かって叫んで去っていきました。

アメリカに限らず、海外にでればこんな経験をする可能性もあります。

でも、「気にしない!」

「人種差別」を個人的に受け入れてたら、疲れちゃいます。

こういうことを「アジア人」に対してする人は、アメリカでは少数派です。

私たち自身は、柔軟な考えを保っていきたいですよね。

最後に

私の経験は、アメリカにいる多くの「アジア人」の中の1人のもの。

このお話を聞いて、「アメリカは差別する国」なんて変なイメージを持たれないよう願っています。

世界中にはいろいろな人がいます。

「アメリカだから」と言えることは、このお話には1つもないということを知っておいてほしいです。