海外の人がオーマイゴットと心配になった「不安な日本」5選

「日本大丈夫かな」

良くないニュースを聞いたり、不安になる出来事が続いたりすると、心配になることはありますよね。

同じ日本という環境に暮らしているからこそ、共有する不安というのもあるように思います。

しかし今回は、日本とは違う文化や環境から来た、海外の人

が感じる「日本の不安要素」。

「へえ、外国人もそう思うんだ」

「それは海外らしい反応だなぁ」

と思うものまで!

海外の人(アメリカ人)がオーマイゴットと不安になった日本」5選いってみましょう!

1. 物乞いをしないホームレス

ある日、集めたアルミ缶のようなものが入ったボロボロのビニール袋を沢山持って、道路の隅をトボトボと歩いている人を見かけました。

汚れてしまった洋服を重ね着し、髪の毛も汚れで束になり、見るからにホームレスと分かりました。

「どうして歩道を歩かないんだろう?危ないよね」

そのホームレスの方が気を遣って、駅前の人ごみを避けていることはすぐに分かり、そうアメリカ人に伝えました。

そしてある日、「日本のホームレスはどうやって生活しているの?」とアメリカ人に聞かれました。

私の分かる範囲で伝えると、「そんなの十分なはずないのに、物乞いをするホームレスがいないなんて…」

「ホームレス」に対する見方は、日本とアメリカで異なることもあるのかもしれません。

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街中や道路で、サインを持って物乞いをするホームレスの姿は、アメリカではよくある光景です。

車の窓から、ホームレスにお金を渡す人の姿もよく見かけます。

無料のシェルターもあり、制限はありますが、申請すれば国からサポートが出ることもあります。

日本のホームレスの生活がアメリカ人は心配で、ちゃんとしたサポートシステムがあるのか不安になったそうです。

ある日、道端でダンボールに力なく座り、ぼーっとするホームレスを見かけました。

「良かったら使って下さい」と心ばかりのお金を、アメリカ人と渡しました。

しかしあまりに驚いたのか、目を丸くされ、言葉がでない様子。

「大丈夫、応援しています」と伝えると、間をおいて「ありがとう」と力なく言ってくださり、アメリカ人と一緒に涙ぐんでしまいました。

日本の「人に迷惑をかけるのは良くない」という強い考えが影響しているのか、「助けてほしい」と言えない環境なのかと色々考えさせられました。

2. ダイエット

広告やテレビの企画など、「ダイエット」に関するものが日本では多いことに気がつたアメリカ人。

「日本人は痩せることに対して意識が高いよね」

確かに日本人の多く(特に女性は)、「痩せる」ことへ常に意識を向けている気はします。

雑誌の企画でダイエットに挑む女の子を見ながら、「オーマイゴット!」

「どうしたの?」

「この子はこの美しい体型から、さらに痩せたいってこと?!」

かなり引いていました。笑

そのアメリカ人が心配していたのは、日本人の思う「痩せている」の感覚が異常に細いこと。

世界の体型に関する基準は、色々あると思います。

日本でぽっちゃりだと言われる体型は、アメリカではナイスカーヴィーボディーと言われることもあると思います。

私が一緒にいたアメリカ人は、アメリカでは普通の体型で、ふとっても痩せてもいない健康的な体です。

でも日本で、自分に合うジーンズのサイズがなかったり、街中を歩く日本人女性を見ていると、自分が大きく見えてくることもあるそうです。

比べる対象や、「細い」「太い」の基準、環境が変わると、自分の体型へのコンプレックスが強くなったり、または無くなることもあるよね、なんて話をしました。

3. アイラブユーを言わない

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みなさんは今まで、誰かに「愛してる」と伝えたことはありますか?

もしあれば、どれほど頻繁に伝えていますか?

私個人の感じ方なので、「日本人全般」とは言ったことがありませんが…

「アイラブユーは、長く寄り添ったパートナーに、募り募った気持ちを伝えるときにやっと出てくるもの」

ある時アメリカ人に私の考えを伝えたら、普段よく聞く「オーマイゴット」に何十倍もショック加えたオーマイゴットが返ってきました。笑

友達同士、恋人同士、夫婦、親子、どんな関係であれ、「アイラブユー」や「ラブユー」という言葉は、アメリカでは挨拶代わりのように頻繁に使うと教えてくれました。

「愛していると言わないで、どうやって気持ちを伝えるの?」

『うーん、「大好き」って言うことはあっても、「愛してる」はなかなかでないかなぁ』

今は、私の考え方や普通の基準が変わってきているので、この話をアメリカ人とした当時とは少し違います。

しかし「日本では、感謝の言葉や行動で愛情を表現する人が多いかもね」

その私の言葉に、アイラブユーと言葉で伝えるのも大切と思うアメリカ人は、「それで十分に伝わるのかな?」と不安そうでした。

4. バリアフリー

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日本でバスに乗っていたとき。

「通路が狭いけど、車椅子の人はどうするの?」

「えっ、本当そうだよね、どうするんだろう」

今まで考えたこともなかった自分が、恥ずかしくなりました。

日本の電車では、車椅子の方の乗り降りをサポートする様子を見たことがあります。

でもバスは、車椅子の方が利用されているのを、まだ見たことがありません。

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アメリカのバスは、私の知る限りほぼバリアフリーです。

バスの車体が下がる仕組みになっており、入り口の床に組み込まれた、折りたたみ式のスロープを運転手さんがバタンバタンと開いてくれます。

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車椅子ごと乗り込むと、座席をバンバンとたたみ、車椅子用のスペースを作ってくれます。

車体が動いて危険がないよう、車椅子用のシートベルトもつけてくれます。

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レストランで実感、ここはアメリカなんだ!」でもバリアフリーについて触れましたが、老後はアメリカに住みたいなと思うほど、体に不自由のある人へのサポート体制が整っています。

「日本はこれから高齢者がますます増えるよね?」

そう言われ、私も不安になりました。

サポートが必要な方の声に耳を傾け、体に不自由がある方も、そうでない方も、誰もが平等に不便なく生活できるような環境が、もっと整うと良いなと思いました。

5. 禁煙ではないレストラン

海外の人がオーマイゴットと心配-不安な日本-カウンター-飲み屋-喫煙-タバコ

「禁煙席、喫煙席、ご希望ございますか?」

「禁煙でお願いします」

席につくとアメリカ人が「喫煙席があるの?」

そのお店の禁煙と喫煙席は、ガラス一枚で区切られただけのもの。

それを見て「オーマイゴット!煙こっちに入ってくるよね?!」

そのアメリカ人はタバコの煙がとても苦手で、少しでも臭うと「体に良くない」と健康上の不安が襲ってくるそうです。

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アメリカのレストランでは、州やエリアにより規則は異なりますが、喫煙が可能であることの方が珍しいです。

2018年の時点で、オフィス、バー、レストランの中で喫煙が可能な場所がある州は、12あるそうです。

私と一緒にいたアメリカ人は、その12州以外に住んでいるので、普段の生活でタバコの煙にさらされることは全くないらしいです。

タバコを吸わない人の、受動喫煙による影響が不安と言っていました。

「喫煙/禁煙」というテーマ一つをとっても、タバコを吸う人、吸わない人、レストランの経営者など、意見は様々に分かれると思います。

色々な考え、または状況に置かれた国民の意見を聞き、不安に対応し、「より良い未来へ」と信じ、変化を起こしていくことは並大抵のことではないですよね。

色々な角度から日本を見ると、「オーマイゴット」と言われることに「オーマイゴット」と思う瞬間がたくさんあり、勉強になりました。

海外の人だけに見える「とんでもない日本の珍百景」8選

日本には、日本人が見ても、「なにこれー笑!!」と笑っちゃうものはありますよね。

たとえば下町をお散歩していたとき。

海外の人だけに見える-とんでもない日本の珍百景-日本-浅草-スナック-どうしたの

「どうしたの!」という珍しい名前のスナックを発見。

「すごいネーミングだな」と、私は思わず笑ってしまいました。笑

海外の人には、「へえ〜」くらいな感じで、日本人とは反応が変わってくることもあります。

もちろんその逆もあり、海外の人にとっては珍しくても、日本では普通なことも。

そこで今回は、海外の人(アメリカ人)が目を奪われた「とんでもない日本の珍百景」、8選いってみましょう!

1. なんでもNO1

海外の人だけに見える-とんでもない日本の珍百景-日本-ペコちゃん-サイン-人気NO1

日本語が読めない外国人

でも分かる、この「NO1」の文字。

「またあった…!!」

一緒にいたアメリカ人は、日本で数え切れないほど「NO1」を見つけていました。笑

「ねえ、何がNO1なの?」

お菓子に「NO1」と書いてあり聞かれました。

「人気NO1 らしいよ」

「NO1って書くと売れるのかな?」

どうやら、そのアメリカ人にとっては「NO1だから何なんだろう…」という感覚らしく、「人気なんだ!これにしようかな!」とはならないそうです。笑

その後も、「業界売り上げNO1」「お客様に選ばれてNO1」「3年連続NO1」など色々なNO1を見かけました。

意識して見出すと、本当に日本にはNO1が溢れています!

最初は「NO1またあったよ!」と、発見しては教えてくれたアメリカ人ですが、あまりにもNO1が多すぎて「NO1 だらけだよね…」と言うようになってしまいました。笑

2. 低いリュックサック

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「ほら、またあそこにいる!!」そう言って見ていたのが、この光景。笑

日本人の多くが、リュックの紐を長くしていることに「どうして?」と聞かれました。

この日本とアメリカの違いは、実は私もアメリカの大学で気がついていました。

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アメリカの大学で見た学生の多くは、リュック紐を短くし、リュックと背中に隙間がほとんどないほど、ピタッとしょっていました。

たまに長い人もいましたが、多分意識して、そういう見た目のスタイルを好んでやっていたのかなと思います。

日本では、機能性を重視したバックパッカー用のリュックや、ハイキング用でもない限り、ファッションの一部としては、長めのスタイルがどちらかというと定番ですよね!

「歩くとリュックが動いて重く感じない?」

おしりの下くらいまでリュックを下げている人を見た時は、「確かに歩きづらそうだな」と思いました。

アメリカでも長めの人はいますが、私が通ったアメリカの大学の学生は、短い人がほとんどでした!

3. 新宿ミロード

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「My Lord…」

ぼそっとアメリカ人が横で言ったので、目線の先にあるものを見たら、これがありました。

私も「My Lord…」と続けて読んでみて、ハッとしました。

「あっ、新宿ミロードか!」

今まで気づきもしませんでしたが、「ミロード」は「My Lord」と書くのですね!

「Oh my lord!!」

アメリカ人が言い出したので、「確かにそうだよね」

アメリカでは「オーマイロード」「オーマイガー」似たような感覚で使われることがあります。

「どんなものが売っているビルなの?」

「なんだと思う?」

「オーマイロードって言いたくなるようなクレイジーなものとか?笑」

「マイロード」という名前だけ見ると、そんな風にもとれると言っていました。笑

「MYLOADって一単語になっているのも不思議」

「新宿ミロードに行く」「新宿ミロードで待ち合わせ」と、いままで何の違和感もありませんでしたが、「My Lord」となると全く別の場所に思えます。笑

4. キャラクターだらけ

「NO1」の次にアメリカ人が気になったのは、日本のあちこちにたたずむ「キャラクター」たち。

「またいた…」とぼそぼそ言い始めて面白かったので、「これ見て!」と紹介することにしました。笑

「ピーポ君!警察署のキャラクターだよ」

「警察署にもキャラクターがあるの?!」

アメリカにも子供向けの場所などで、キャラクターがいることはあります。

ただ街中で見かけるキャラクターは、ケンタッキー、カールスジュニア、スターバックス、ウエンディーズ…思い浮かぶのは、ファーストフード店ばかりです。笑

海外の人だけに見える-とんでもない日本の珍百景-日本-薬局-サトちゃん-マスコットキャラクター

しかし日本のように、薬局や警察署、携帯電話会社などがロゴやシンボルではなく「キャラクター」を使っているところ…

考えましたが例が浮かびません。笑

アメリカ人に「キャラクターがいた方がいいの?」と聞かれ、「日本はそうかもしれない」と言いました。

ご当地キャラが人気で、その地域が活性化するなんてこともありますし、ピーポ君のおかげで、交通安全への意識は高まったように思います。

5. 間違った英語

海外の人だけに見える-とんでもない日本の珍百景-日本-スシロー-英語メッセージ-間違い

日本はとても親切な国で、レストランや街中でも日本語の下に「英語訳」がついていることが多いですよね。

アメリカ人も「間違いはあるけど理解できるし、親切だ」と感じるそう。

海外の人だけに見える-とんでもない日本の珍百景-日本-キャンドゥ-100均-英語

しかしある日、「これ見て!」と笑っていたのがこちら。

「bloom…笑」

私も思わず笑ってしまったのですが、ほうきは「bLoom」ではなく「bRoom」です。

LとRが逆になり「お花の開花」なんて意味になってしまっていました。

カタカナにすると、どちらも「ル」なのでややこしいですよね。

「これわざとかな?」

目を引くために、わざと間違えた英語を使ったのかなとアメリカ人は思ったそうです。笑

英語の間違いは面白いらしく、「またあった!」とその後アメリカ人と間違い探しを楽しみました。笑

6. ギャンブル

海外の人だけに見える-とんでもない日本の珍百景-日本-パチンコ-ギャンブル-パチスロ

パチンコを見て、玉をはじいて穴にいれるというギャンブルを始めて見たと言っていました。

初めて見たものに、「へえ~」となるのは良くあることです。

しかしアメリカ人は、なぜかパチンコ屋さんの端で、横一列にずらーっと並ぶパチンコ台を眺めていました。

「煙がすごい…」

強烈な煙の中で、黙々と玉をはじいている人の光景が珍しかったそうです。

海外の人だけに見える-とんでもない日本の珍百景-日本-競艇場-ギャンブル-ボートレース

ボートレースに連れて行ってもらったときも、ボートにお金を賭けるギャンブルをはじめてみたと言っていました。

しかし、やはりアメリカ人はぼーっと何かを眺めています。

「どうしたの?」

レースが始まる寸前になると、どこからともなく人が外にでてきて、わーっと盛り上がって、レースが終わると、またどこへともなく皆消えていく。

「12レースあったら、これが1日12回繰り返されるってことだよね?」

そう考えると、なんだか面白かったそうです。

意味不明ですが、そんな風にこの光景を見る人も珍しいなと思い、笑ってしまいました。

くしゃくしゃになって、ポイ捨てされたボートの券を見て「日本でこんなに沢山ポイ捨てを見ることもないよね」と言っていました。笑

7. 二段トースター

前に、「日本は空間の利用が上手い!」なんて反応を『海外の人がすごいと称賛した「流石日本」』の動画でとりあげました。

海外の人だけに見える-とんでもない日本の珍百景-日本-ロフト-家電-二段トースター

空間の芸術はここにもありました!

「二段になったトースター」です笑。

「日本ではトースターも縦長になっちゃうの?!」

アメリカで見かけたことはないそうです。

「キッチンのスペースが狭いことも多いからね」

「でも幅のあるものは焼けないね」

確かに、アメリカサイズの冷凍ピザなどは入りません。笑

「でもナイス空間の利用だね!」

珍しい商品、かなり気に入ったそうです。

8. 新宿の狭い飲み屋

「わぁこれ入り口?!」

新宿ゴールデン街で、小人用かと思うくらい小さな入り口のお店を発見!

「写真とって!」と言われました。笑

狭いスペースながら、店内はそれぞれのオーナーの個性あふれる内装がされており、「すごいね!」と言っていました。

「どうしてわざわざ狭いお店に飲みにくるのかな?」

観光客の興味本位でなく、ローカルの日本人が、ここへ好んで飲みにくる理由がふと気になったみたいです。

「オーナーの人柄とか、狭いからこそ繋がる他のお客さんとの縁とか、あるんじゃないかな?」

海外の人だけに見える-とんでもない日本の珍百景-思い出横丁-新宿-飲み屋-やきとり

思い出横丁も、アメリカ人にとっては珍百景でもあり、かなりクールでもあるそうです。

予想以上に狭く、人も多かったので、閉所恐怖症のそのアメリカ人は「入りたいけど入れない…」と嘆いていました。笑