今まで外国人と一緒に、数え切れないほど沢山の日本食を食べてきました!
今回はその一部ですが日本で食べた物を日本食として、色々な日本食に対する反応をまとめました!
「アメリカ人ってそうなんだ」と言えるものではないので、私と一緒にいた何人かのアメリカ人の反応として楽しんで頂けると嬉しいです。
海外の人(アメリカ人)ならではの独特な食レポいってみましょう!!
外国人が日本食を食べた反応
たこ焼き
私は個人的にたこ焼きが大好きなので、アメリカ人に食べてもらえることを楽しみにしていました!
たこ焼きのお店の前で並ぶ間、アメリカ人は店員さんがたこ焼きを焼く様子をじーっと見ています。
「あれは何?オクトパス?」
「そう、タコ焼きのタコはオクトパス」
「ふーん」
「美味しいよ〜楽しみだね」
出来たてホヤホヤのたこ焼きを受け取り、アメリカ人より私の方がワクワクしていました!笑
「熱いから気をつけて」
熱を逃がすため私がたこ焼きを半分に割ると、アメリカ人も真似てきました。
私はタコが入った片方をパクリ。アメリカ人は入っていない方をパクリ。
「うん、美味しい!」とアメリカ人。
ニコニコする私に、アメリカ人は自分のたこ焼きからタコを出して、「Yuriタコ好きでしょ、あげるね」
「えー、いいよ、大丈夫だよ、食べて」
「Yuriに食べてもらった方がタコも喜ぶよ」
変なことを言い出したので「ねえ、タコ食べたくないんでしょ?笑」
「そう、タコ入れないで欲しかった」
たこ焼きは美味しかったそうですが、タコなしが好きだそうです。笑
焼き鳥
好きな焼き鳥を一本ずつ買えるお店にやってきました。
アメリカ人は沢山の焼き鳥を見てワクワクしている様子。
いろいろな種類がある中、「焼き鳥の鳥はチキンの意味」とさっき教えたので「チキンがいいな」
「タレと塩どっちにする?」
「塩なんてあるの?絶対タレ」
アメリカ人は鶏を選んで終了という様子だったので…
「他には?」
「他は何がなんだか全然分からない」
確かにアメリカでは食べない部位ばかりなので、私が好きなものを紹介してみました。
「これはレバーでしょー、これはハツ…」
「んーとね、チキンが好き!チキンが一番美味しいと思う」と意味深な言い方をしたので…
「中身系食べたくないのでしょ?笑」
「ちょっときついね…」
結局チキン以外につくねも選び、「チキンが一番美味しい」と上機嫌で食べていました。
「食わず嫌いかもよ、レバー食べてみる?」
「いい、想像すると食べれないの」
アメリカ人と話していて気づいた事ですが、「レバー」と聞くと私は食べ物を想像しますが、アメリカ人は食べ物ではなく生々しい臓器を想像してしまうそうです。
日本では肝臓をレバー、心臓をハツなどと呼ぶので、小さいころはそれらが臓器であることを知らずに食べていました。
砂肝は臓器の名前がそのままですが、日本語で「砂肝好きなんだ」と聞けば、「鶏の砂肝」を想像することがほとんどですよね。
食べ物としての臓器に馴染みのないアメリカ人には、結構生々しいかもと思いました。笑
なんこつ
焼き鳥屋さんでのもうひとつの会話。
「これは何?白いやつ…」
なんこつの英語が分からなかったので、携帯電話で調べて英語を見せると…
「ひぃ〜!!!」
医学で使われるような単語を見せてしまったらしく、生々しく人の体の軟骨を想像したらしいです。
「ちょっと待って!笑 それ間違えた、こっちは?」
料理で使われる軟骨の英語を見せると、「これ食べられるの?!」
「うん、コリコリしてる」
「コリコリ…」すごく複雑な顔をしていました。
別の日になんこつの唐揚げを食べる機会があり、焼き鳥と見た目が違ったので…
「これ美味しいよ、チキンの唐揚げ」
「チキン?チキンにしては小さくない?」
どうしても笑いが堪えきれず、笑い出すと…
「ねえ、これチキンじゃないんでしょ?何?」
「なんこつ、笑」
「ちょっとー!一瞬食べようとしちゃったじゃん」
「食べず嫌いだって、食べてみなよ」
「ダメ、想像すると食べれない」
美味しいのかもしれないけど、軟骨を想像するとどうしても食べられないそうです。
チーズケーキ
スカイツリー内にある東京ソラマチに行ったとき。
試食を見つけた外国人がパクリ。
「オーワオ!!!」
それはいつも以上に、かなり感動したときのオーワオ!!
アメリカ人が食べていたのは那須に本店をかまえる、有名なお店のチーズケーキ。
「チーズケーキ?こんなチーズケーキ食べたことない!」
アメリカで食べ慣れているものとは違い、うまく説明できない美味しさにすごく感動したそうです。
アメリカ人はすでにチーズケーキの箱を手に持っており…
「買うの?!笑」
「買わないなんて選択肢はないよ」
そう力強く言われ笑ってしまいました。
相当美味しかったらしく、デザートの話をいつどこでしても「あのチーズケーキが食べたい」
「またソラマチに行く?」
アメリカに戻ってチーズケーキを食べているときも「あのチーズケーキが恋しい」と言っていました。笑
明太子ポテト
アメリカでステーキを注文するとよく付いてくるベイクドポテト。
アメリカ人はきっと好きだろうと思い、居酒屋さんで明太子とバターがのっかったベイクドポテトを注文しました。
「ピンクのつぶつぶが乗ってる…」
テーブルに届いた明太ポテトを、アメリカ人が食い入るように見ています。
「美味しいよ、食べてみて」
「ピンクの何?」
詳しく伝えたら食べないかもしれないと思い、ごまかそうとして…
「TARAKO」
とおもいっきり日本語で言ってみましたが、アメリカ人は気がつき「TARAKO?魚?」
「うん」
「魚の卵系?」
「そう」
「誰の卵?」
「タラ」
それを聞いた嫌そうなアメリカ人の顔を見ながら…
「イクラも食べれないもんね、卵系苦手?」
「いや、そんなことないよ。でもYuri好きでしょ、食べて」と笑顔でごまかされました。笑
イクラが大好きなアメリカ人の知り合いも居るので人それぞれですが、その人も食べ慣れていないタラコはもしかしたら戸惑うかもなと思いました。
たい焼き
「たい焼き食べてみる?」
「たい焼き?」
「あんこ食べられるよね?」
「そうだね」
オーソドックスなたい焼きを1つ買って、外国人がガブリ。
「いけるね」
「けっこう好きな感じ?」
「まぁまぁかな」
別の日に「あー!たい焼き!食べようよ」と私が言うと…
「たい焼き食べなかったっけ?」
「これは食べてない!」
クロワッサンたい焼きを買って、シェアしてみることにしました。
「食べてみて」
外国人がガブリ。
「ん?!カスタード?!」
「そう!!」
「ワオ、この前のと全然違う!」
「クロワッサンたい焼きって言うの!美味しいよね?!」
「美味しすぎる!これ凄い好き」
もう一口食べた外国人が冗談ぽく「シェアじゃないよね?」と笑顔で聞いてきたので…
「全部食べていいよ」と笑って、もう一個一緒に買いにいきました。
相当気に入ったみたいです。
あんみつ
「日本でこのお店のあんみつが食べたい」
と、リクエストされていた有名な甘味処に行きました。
お店で外国人は、二人共ソフトクリームがのったクリームあんみつを頼んだので、私はくず餅を頼みました。
あんみつが運ばれてきて…
「写真で見たやつ!」
と興奮しているアメリカ人二人。
「ねえ、くず餅食べてみる?」
「それ何?」
「お餅の一種、食べてみて」
きなこと蜜のかかったくず餅をじーっと見て、「私は大丈夫!」と二人から同じ返事が来ました。笑
くず餅とかわらび餅とか、私の周りの外国人はあまり興味を持たないな…なんて思っていると…
「う〜ん、美味しい!」
あんみつを大満足で食べ終わったと思って、二人の器を見たら…
「ねえ、二人共それ食べないの?同じもの残ってるけど!笑」
寒天がごっそり残っていました。笑
二人共、味がない不思議な触感が苦手みたいです。
「Yuri好きでしょ?食べて」
またその「あなたの為にとっておいた」みたいなの出たと思いながら、しっかり完食しました。笑
刺身
お刺身を頼んだら、美しく盛り付けられたお魚がテーブルに届きました!
「オーノー!」
外国人は悲しい表情を浮かべています。
「なんか心が痛い…」
そう言った先にあったのは、デコレーション用にのせられた魚の頭。
いろいろな外国人の反応があると思いますが、このアメリカ人は「ちょっと残酷…」と言っていました。
「日本では普通?」
と聞かれ、「よく見かける」と答えるとすごく驚いていました。
その後、マグロの解体ショーで…
職人さんが頭を切り落とすとき、アメリカ人は目をつぶっていました。
目の前にどーんと頭が出てきたときには、私の方を見て「オーノー…」と小声で言っていました。
その反応を見て、「命をいただく」ということを私も深く考えさせられました。
目玉、ほほ、脳天など頭には食べられる部位がいろいろあるんだよと伝えると…
「目玉?!」
「そう、目玉の周りの…」と話始めると…
「もうそれ以上、大丈夫」と口を抑えられました。笑
私の経験のみの話になりますが、今のところアメリカで、お刺身に魚の頭がのっているところも、魚の頭部分だけが売っているところも見たことがありません。
魚まるごとか、切り身といった感じです。
アメリカは広いので住む地域や、もしかしたらチャイナタウンに行き慣れている人なら珍しくもないのかもしれませんが、その外国人にはショックが大きかったみたいです。
でもお刺身は「驚くほどフレッシュ」といって大感激していました。
アメリカ人には少しグロテスクに思えるみたいですが、鶏や魚など「日本人は無駄なく食材を食べる」という良いイメージを持ったそうです。