世界から日本を見て不思議に思うところなんて、文化や習慣に違いがあるので沢山あることは予想がつきますよね。
そこで今回は外国人にとってただの「日本人の不思議なところ」ではなく、不思議に思ったはずなのに、最終的には「ある意味すごい」と外国人が思わず言ったものを集めました。
海外の人が日本で不思議に思うことに「あ〜これが不思議なんだ!」と、逆に日本人の私が驚かされることも多かったです。笑
外国人の反応を通じて、新たな日本の見方が発見できるかも!
海外の人(アメリカ人)が思う「日本人の不思議なところ」8選、いってみましょう!!
日本人の不思議なところ8選
卒業式の練習をする
実は義理の弟は、小学校の卒業式がなかったんです。泣
楽しみにしていただけに「なんで?今年はなしにしたのかな?」と嘆いていると…
毎年やっていないという、衝撃の事実が分かりました。
アメリカ人の友人に伝えると…
「アメリカは小学校によってはないところもあるよ」
「そうなの…日本なんて卒業式の練習までして、入念に準備するよ」
「練習?!式の?!」
「そう」
「卒業式の練習するなんて、初めて聞いた…」
アメリカ人は驚いていましたが、私も同時に「しないの?!」とビックリしました。笑
「何を練習するの?」とものすごく不思議そうに聞かれたので、入場の仕方、卒業証書の受け取り方、歌など色々伝えました。
「練習いらなくない?」
「練習いらないって考えたことなかった」
段取りの確認くらいなら分かるけど、式の流れを全部練習でやるなんて「当日感動がうすれそうだね」と。笑
「なぜ練習するのか」ちょっと調べてみると「学校行事が教科指導の代わりとされることもある」とありました。
卒業式の歌の練習は「音楽」の授業に、呼びかけの練習は「国語」に読み替えられたりするので、あらかじめ決められている各教科の標準授業時数を満たすことができるそうです!
そんな話をアメリカ人にすると…
「それ、先生にとってはすごく効率的だよね」
「そんな風に見たことなかったけど、本当だね」
練習の指導はすごく厳しく、生徒の起立・礼・着席のタイミングが合うくらい練習した覚えがあるよなんて話をしました。
授業の一貫として指導して、そんなミリタリーのような卒業式を小学生と作り上げる日本人はすごいそうです。笑
警察官の立ち位置
ある日アメリカ人が、とある動画を観せてくれ…
「これ日本では普通?」
「どうだろう、私にも分からない…笑」
日本人のストリートミュージシャンが商店街のような所で歌っていて、警官の登場に「立ち退かなければいけない」と悟ったミュージシャンですが、「ちょっとまって!」と言いながら歌い続けている動画。
「日本の警官はあまりパワーがないの?」
「あると思うけど、こう言う場面ではお手やわらかなイメージはあるかも」
その日本人の警官はミュージシャンの周りをウロウロしていたものの、半ば「しょうがないなぁ」という表情で待ってあげていました。
「アメリカだったらどうなる?」
「警官はもっとシリアスになると思うよ」
「シリアス?すぐにでも制止するみたいな?」
「うーん、そんなことしなくても、これがアメリカならミュージシャンはすぐ演奏をやめると思うけどね、笑」
「辞めないとどうなるの?」
「警官の言うことを聞かないと、逮捕されると思うよ」
「いざという場面ではどうなるの?」とは言っていたものの…
「日本の警官は優しいね」
日本の警官は人間同士の関係を大切にしているように見えたらしく「日本の警官はなんかすごいね」と言っていました。
不思議な声で話す
秋葉原をアメリカ人と歩いていたとき。
「今の女の子、すごく高い声出してた」
「かわいい声だった?」
「なんか子供っぽい感じ」
「地声ではないと思うんだよね」
「そうなの?!」
「かわいい声で客引きしてるんだと思う」
「かわいい…」
日本のカワイイの定義がよく分からなくなったみたいですが、日本人がぶりっ子と思う話し方や声は、アメリカ人にはただ「小さな子供のような高い声」という風に聞こえるみたいです。
その後すぐまた違うメイドさんの声を聞き…
「みんな似たような声だね」
「分からないけど、あれがメイドさんのカワイイのスタンダードなんじゃない?」
「何か宣伝してるんだよね?何してるの?」
「カフェで働いてるの」
アメリカ人はメイドさんが気になって仕方ないらしく、その後も街中に沢山いるメイドさんをチラチラ見ていました。
「あのコスチュームで街中に立つのは、日本人は大丈夫なの?」
「恥ずかしくないかってこと?」
「そう、日本人はシャイってイメージがあるから…」
「やりたくてやってる子ばかりだと思うよ」
「街中でメイドの格好をして、小さな子供みたいな声で客引きをする」なんて、そのアメリカ人は恥ずかしいと思うそうです。
でもシャイだと思っていた日本人ができるなんて、ある意味すごい、「日本人はシャイってイメージは古いのかも」と言っていました。笑
偏った考えが定着する日本語
「どうしてあんなに長い手袋をしてるの?」
真夏に長い手袋をして、日傘をさす日本人を見てアメリカ人が言いました。
「日焼け対策だと思うよ」
「あそこまでするんだ…」
その後結構な数の日本人が、アメリカではあまり見ない日焼け対策をしている姿を見たアメリカ人。
「これ見て!!」
あるお店にあった首の日焼け防止グッズを指して、「どうしてここまでするの?」と不思議そうにしていたので、近くにあった「美白ケア」の商品を見せました。
「みんな肌を白く保ちたいってこと?」
日本には「美白」って言葉があって、美しい白って漢字で書くと説明しました。
「まるで白くあることが美しいという考えを、無意識に脳に植え付けられているみたいだね」と言われました。
そういう偏った考えが「美白」なんていう日本語になっていることが、ある意味ちょっと怖く、「ある意味すごい」そうです。
デオドラントを使わない
夏の暑い日、出かける準備を一緒にしていたアメリカ人が言いました。
「あれ?!デオドラント使わないの?」
「使わない」
「うそでしょ?!」
「使ってると思ってたの?」
「うん、Yuriが無臭なの?それとも日本人が無臭なの?」
「なにそれ褒められてる?笑」
「日本人はデオドラントを使う人の方が少ないかも」と言うと、「なんで汗の臭いがしないんだ…」と不思議そうな顔をしていました。
友人が使っていたのはアメリカでは一般的な大きなリップスティックのようなタイプで、デオドラントを脇に直接ヌリヌリします。
香料が入ったものと無香料があり、脇ケアは男女共に普通にするそうです。
「制汗スプレーとか汗拭きシートは、中学の部活の後とか使ってたよ」
「なにそれ?!」
アメリカ人はどちらも知らないらしく、アメリカでは見たことがないそうです。
「そのどちらかを使ってる日本人はいるってこと?」
「うーん、そうなのかなぁ、どっちも使ってない人も多いと思うけど」
時代が変わって脇ケアの仕方や商品も変わってきてるとは思いますが、デオドラントはほとんど使わないのに臭わない日本人はすごいらしいです。笑
毒があるものを食す
入り口に大きな水槽があるレストランを通りかかったとき。
「わぁ、見て!!」
「あ、フグ」
「食べたことある?」
「ある!美味しいよ〜」
アメリカ人の表情からフグは食べたくないという気持ちがひしひしと伝わりました。笑
「フグ毒あるよ」
「うん、大丈夫だよ、職人さんが取り除いてくれるから」
「それでも怖くない?良く食べれるよね」
「今回の滞在中食べてみようよ」
「いい、いい…」
毒のあるものを食べれる日本人は勇敢だそうです。笑
クリスマスにケンタッキー
日本人の不思議でよく挙がる、この「クリスマスにケンタッキーを食べる習慣」。笑
クリスマス付近に、アメリカ人の友人宅に行く予定をしていたとき。
友人から写真付きのメッセージが届きました…
「その日の夕飯はこれでいい?笑」
クリスマスにケンタッキーに行列を作る日本人の写真が添付されていました。笑
すぐ電話して「どこで見つけたの、その写真…笑」
「全然知らなかったよ〜教えてくれなきゃ!」
「クリスマスケーキも食べるよ」
「へえ〜面白いね」
友人はアメリカから日本に入っていったクリスマスが、日本では日本独自の習慣として定着しているのが凄いよねと言っていました。
街中で短パン&サンダルの人はいない
真夏の日本にいたアメリカ人。
「良かった、靴履いてきて」
「他のにしようと思ってたの?」
「うん、ビーチサンダルと迷った」
ハワイ出身の友人は、ハワイではほぼ年中短パンにビーチサンダルを履いて、街中をウロウロしています。
冠婚葬祭やかしこまったレストラン、仕事でも行かない限り、ビーチサンダルが靴代わりといった感じです。
「日本では辞めた方が良いかなと思って、やめて正解だった」
「確かにあまり日本の街中では見ないね」
「いつ短パンにビーサンはくの?」
「海に行くときかな…」
「え、その時だけ?!」
「短パンは街中でもはくけど、ビーサンは履かないかも」
「そうなんだ…」
男女関係なく短パンにビーサンが当たり前のハワイのローカルからすると、これが不思議なんだそうです。笑
「日本人はみんなきちっとした格好してるよね」
「あはは、確かにハワイは上半身裸の人とか、街中で普通に見るしね」
ハワイではアロハシャツが正装で、仕事の面接にも着ていけるくらいなので、それ以外ではさらにリラックスしているのも理解できますよね。
スーツ姿のビジネスマンもそうですが、街中での日本人の服装はハワイと比べるといつもキッチリしていて凄いそうです。