レストランで実感した「ここはアメリカなんだ!」

アメリカに行って、日本との違いに驚くことも多いですよね。

以前「アメリカ人が感動した日本のレストラン」という記事を書きました、が!

今回は、私がアメリカで実感した「すごいアメリカ感」

アメリカのレストラン

アメリカで生活していれば、数えきれないくらいある「アメリカらしさ」

今回は「アメリカのレストラン」!

旅行中でも感じられる「レストランでのアメリカン9つ」をご紹介します。

1.ドリンクおかわり無料

例えばペプシやレモネード、コーヒーは「FREE REFILLS(おかわり無料)」なんです!

ペプシやスプライトといった「Fountain Drinks」と呼ばれるものだけかな?と思っていた事もありますが、お店オリジナルのレモネードなども無料なことにはびっくりです。

レストランで実感した-ここはアメリカなんだ-ストロベリーレモネード

アメリカのドリンク用のカップは、日本の1.5~2倍くらいあります。

おかわりしなくても十分なくらいです。

メニューにおかわりのお値段が書いてある場合や、アルコールや搾りたてジュースなど例外はあり、サービスはレストランによって違うこともあります。

でも、ほとんどのレストランで「おかわりいかがですか?」と聞かれます。

無料だと知らないと、追加チャージがかかると思って「大丈夫です」と言いたくなりますよね。笑

心配であれば、ウエイターさんに無料か聞いてみて下さいね。

ちなみに、レストランで出されるお通しのパンなどもおかわりできます。

レストランで実感した-ここはアメリカのボリューム-フライドポテト

ハンバーガーのレストランで、フライドポテトがおかわり無料のお店もありますよ。

レストランで実感した-ここはアメリカなんだ-ドリンクマシン

アメリカのファーストフードでは、ドリンクはセルフサービスで、ほとんどのお店でおかわり無料です。

2.完全禁煙

レストランで実感した-ここはアメリカなんだ-喫煙所

アメリカのレストランは全席禁煙!

いまのところ、アメリカでタバコの吸えるレストランというのは聞いたことがありません。

タバコの規則が厳しく、ルールは州によって変わってきます。

例えばハワイでは、ビルの入口/出口から20feet(約6m)圏内での喫煙は禁止。

ビーチではもちろん禁止。歩きたばこも禁止です。

例外と言えばラスベガス!

歩きたばこも、歩き飲酒も大丈夫です。

私はタバコを吸わないので困ることはないのですが、アメリカで喫煙所探しはなかなか大変だそうです。

3.ボリューム

レストランで実感した-ここはアメリカのボリューム-フライドポテト

アメリカの「ボリューミー」なイメージは定番ですよね!

日本と比べると、お皿のサイズも平均的に大きいように感じます。

小食の2人がアメリカのレストランに行ったら、メイン1皿だけをシェアしても満腹になるかもしれません。笑

アメリカ留学をして、はじめて行ったレストランで驚いたことがあります。

メインディッシュを注文したら、「サラダかスープ」「パイかケーキ」と聞かれました。

「前菜とデザートのオーダーは必須なのかな?」

はじめてのアメリカレストランで、メニューもうまく読めず、よく分からないままオーダーが終了。

その後、最初に出てきたのはお通し(無料)のパン。

それからスープ。

そのサイズはサイドでオーダーするような大きさ!

「パンとスープですでにお腹が満たされてきた…笑」

それからメインが届き、そのボリュームに仰天。

巨大なチキングリル!野菜!ポテト!と、そんな感じだったと思うのですが、とってもダイナミック!!

「パンとスープなしでも、これ全部は食べられない!笑」

お食事が終盤にさしかかると、「デザートをお持ちしてよろしいですか?」

そのパイの大きさ!

日本の平均的な一切れの2倍くらいあるように見えました。笑

さらに驚いたのが、スープとデザートはメインについてきたという事実。

それらは、「ついてくる」レベルのサイズではありませんでした!

このボリュームが、メインのお値段で食べられるアメリカ。

「すごすぎる!!」

レストランで実感した-ここはアメリカのボリューム-パンケーキ

レストランで実感した-ここはアメリカのボリューム-オムレツ

サービスはレストランによって異なります。

しかも、これはかなり昔のお話です。

外食したらカロリーなどは気にしないので、私はアメリカンなボリュームの大ファンです!

4.お持ち帰り

レストランで実感した-ここはアメリカなんだ-お持ち帰りボックス

レストランで、ボリュームあるお食事が食べきれなくても大丈夫!

アメリカはほぼ全てのレストランで、残ったものの「お持ち帰り」ができます。

それを知らなかったころ。

食べきれるだけの量をオーダーする。

そしてレストランでもどこでも、食べ物を残してムダにしたくない。

そんな考えのあった私。

レストランでテーブルに並ぶ残り物を、無理やり食べていたところお友達に言われました。

「お腹いっぱいなら、無理して食べなくて大丈夫だよ?」

「でももったいないから…」

するとお友達は笑いながら、「そんなことアメリカでしてたら、とっても大きくなっちゃうよ?笑」

そして、さり気なくお持ち帰りボックスを頼んでくれました。

「食べきれなくても心配いらないよ」

食べきれないとムダになってしまうと、ずっと思ってきました。

でも「食べきれなくても無駄にならない」このアメリカのお持ち帰りシステム!

そして、そのお持ち帰りをホームレスにあげてシェアすることもできます。

「すばらしい!」

5.フレンドリーな店員さん

アメリカのレストランでは、ひとテーブルに1人のウエイター/ウエイトレスさんがつくことがほとんどです。

席につくとメニューを持ってきてくれ、「今日のスペシャル」など丁寧に説明してくれます。

「ご機嫌いかがですか? 」などからはじまり、お客さんととてもフレンドリーに話をしてくれます。

「今日は私がこのテーブルを担当させて頂きます」と、名前まで言ってくれることは珍しくありません。

お客さんの心をぐっとつかみ、短時間で良い関係を築ける方は多いと思います。

アメリカのウエイターさんたちは歩合制のことが多いので、お客さんとの関係はとても大事です。

「歩合」はモチベーションの1つ!

自分の持ち場が決まっていることで、気持ちに余裕もでき、お客さんとの会話を楽しんでいるようにも見えます。

目の行き届いたサービス!例えばオーダーやデザート、お持ち帰りボックス、お会計などのタイミングは抜群なことが多いです。

パイの上のアイスをサイドに、サラダのドレッシングをサイドになど、細かな注文にも気軽に対応してくれます。

6.良質な紙ナプキン

なにそれ?笑

なんて思われるかもしれませんが、日本とアメリカでは素材や使い方に違いがあるように思います。

アメリカのレストランにある紙ナプキンは、油やよごれをよく吸いとります。

レストランで紙ナプキンといったら、「口を拭くもの」

日本のレストランにあるものは、ツヤツヤしたコーティングのついたものが多いんです。

油をなかなか拭き取らない。泣

どちらかと言うと、「ナイフやフォークをセットするためのもの」という使い方をされることが多い気がします。

私はこまめにナプキンで口を拭くので、アメリカのナプキンの吸収力に感激。

日本のレストランでアメリカ人の方に「日本人は何で口を拭くの?」と聞かれたことがあります。

ティッシュ?おしぼり?

みなさん何で拭かれますか?

7.車いすでも入れるスペース

アメリカのレストランは、「ハンディキャップのある人」でも利用できるようにする決まりがあります。

それはお店の入口やダイニングエリアのみならず、駐車場、トイレにいたるまでです。

お店の構造上不可能な場合を除き、全てのレストランに義務づけられています。

そのため入口は広々、ダイニングエリアも窮屈感がありません。

イスが床に固定されているようなレストランでは、車いすに座ったままテーブルを利用できるよう、イスがないテーブルがあります。

そのテーブルには必ず「車いすマーク」がついていて、優先席となっています。

また駐車場からレストランにアクセスがしやすいように、レストラン入口から1番近いところが「ハンディキャップのある方用スペース」になっています。

優先トイレの大きさもすばらしいです。

レストランだけでなくアメリカには、ハンディキャップのある方が困らないようなサービスがたくさんあります。

車いすごと乗り込めるバス、映画館など、すばらしいです。

8.細かなメニューの説明書き

レストランで実感した-ここはアメリカなんだ-メニュー

アメリカのメニューは、ファミリーレストランやファーストフード以外写真が少ないのです、が!

その代わりに、かなり細かな説明書きがあります。

材料から調味料まで。

チキンのソースはクリーミーなのか、ドレッシングにはニンニクが入っているのかなどなど。

その説明書きを読んでいるだけで、そのお料理が作れるんじゃないか!と思えるほど。

苦手な食べものがあれば一目瞭然。

店員さんに聞けば、さらに詳しい情報を教えてくれます。

人気のものや、店員さんが食べた感想やおすすめなども教えてくれます。

9. 進化系ドライブスルー

レストランで実感した-ここはアメリカなんだ-ドライブスルー

「ドライブスルー」はどこにでもありますよね。

車から降りなくても、車の窓から買えるシステム。

しかしアメリカのマクドナルドにあるのは、「予約制のドライブスルー」!!

駐車場にある「Reserved Drive-Thru」というスポットに車を止め、オンラインでオーダーし、自分の車が止まっているスポットの番号を入れます。

レストランで実感した-ここはアメリカなんだ-ドライブスルー

するとこんな感じで「2番へすぐにお持ちします」という画面になります。

待っていると、お店の中から店員さんが車までオーダーを運んでくれます!

車が大活躍するアメリカでは、なんとも便利なサービスです。

アメリカの柔軟性

アメリカは広いので、州ごとにレストランで違いがあることがあります。

同じレストランのチキンソテーでも、ハワイでは「白米かポテト」が選べに、フロリダでは「メキシカンライスかポテト」でした。

アメリカのレストランチェーンマクドナルドも違いがあります!

レストランで実感した-ここはアメリカなんだ-ハワイマクドナルド朝食

ハワイのマクドナルドでは、他にはない「お米、スパム、たまご、ポルトガルソーセージ」の朝食プレートが食べられます。

アメリカ国内だけでなく、スペインのマクドナルドでは、日本でもアメリカでも見たことのない「ビール」が飲めます。

多様な人種やニーズに対応したメニューやサービスがすばらしいと思いました。

アメリカ留学に猛反対「絶対に失敗する!」

当時、高校3年生。

アメリカ留学の中でも、「アメリカ大学」への進学に夢を抱きはじめました。

そのなんとなく抱いていた「夢」が、ある衝撃をきっかけに「絶対的」なものに変わったお話です。

留学に失敗はある?

「失敗」に対する定義は人それぞれ。

見方によって、こんなにも意見が変わってくるものかと思わされます。

校則の厳しい高校

服装や頭髪、爪など厳しい校則のあった私の高校。

ジェルをつけて学校にくれば、洗面所で髪を洗わなければなりません。

まゆ毛を描くくらいのお化粧でも、顔を洗い、お化粧を落とさなければなりません。

学園祭でも、ピアスや茶髪のお友達は、学校の正門で追い返されていました。

校則には従う。

何の疑問もなく、何の反抗心もなく、静かな高校生活を送っていました。

ロングバケーション中は…

長い休みのときだけ、髪を染める楽しみがありました。

でも学校がはじまる前には、真っ黒に髪を戻し、校則通りにしました。

マスカラをつけるくらいのお化粧も、休みの間だけ。

高校ではまゆ毛さえ描いたことがありませんでした。

頭髪&服装検査

抜き打ちで行われていた頭髪&服装検査。

抜き打ちといっても、休みの後は必ずです。

全校集会のあと、1列1列を数人の先生で上から下までジロジロ見られます。

「ちょっと…」

その日、腕をひっぱられ集会の後に残るように言われました。

1年生から3年生まで、検査に引っかかった生徒が残っていました。

そこから長いお説教がはじまり…

「おまえら明日までに直してこいよ」

この黒さは異常

学校から帰り、真っ黒の髪にまた黒をいれました。

「地毛よりも黒い…」

休みの後、頭髪検査があることは知っていたので、かなり黒くしたつもりです。

それでも検査にひっかかったことに驚いたほど。

「なんか黒いツヤで昆虫みたい」

次の日

担任の先生が髪をチェックして下さったとき。

「直してこいっていったよね?」

その言葉は、私をかなり疑っている様子。

「はい、昨日もう1度黒染めしました」

「いい加減にしなさい」

正直、先生がどうしてそんなことを言ったのかと戸惑いました。

「地毛よりも黒いですけど…」

すると、太陽の光が当たるところに連れていかれました。

「これでも、まだそんなこと言うのか」

先生は、光に当たると茶色いことを指摘されました。

地毛より黒かったら、こんな風に茶色にはならないと。

授業中

その担任の先生のクラスの時間。

生徒の1人が教科書を読み上げる中、先生は教科書を持って生徒の間を歩きはじめました。

自分の席で、教科書に目を落とし授業に参加していた私。

先生の足が私の席で止まり、少し不機嫌な声でこうおっしゃいました。

「おまえは本当に…」

そして、持っていた教科書で私の頭をたたきました。

すっごく痛くて、思わず「イタイ」と言ってしまいました。

先生は、なぜだか教科書の角で私の頭をたたきました。泣

「明日には直して来いよ」

3度目の黒染め

「何も変わってない」

正直、2度目と3度目に変わりは全くありませんでした。

かつら?と言われてもおかしくないほど、不自然に黒かったです。

次の日先生は、横目で私をジロりとみることはあったものの、何もおっしゃいませんでした。

「なんだか、なんだか納得いかない」

「でも規則だから仕方ない」

先生から信用されていないと感じましたが、正直、私も先生を信用するのが難しくなってしまいました。

そんなモヤモヤした「教師と生徒の関係」の中で、三者面談の時期がきました。

言いたい放題の三者面談

三者面談には、お母さんが来てくれました。

面談がはじまると、頭髪検査のことなど、学校での様子を先生は母に話されました。

母は、ただただ先生のお話を聞いていました。

進路調査票をみて、先生がおっしゃりました。

「アメリカの大学に進学希望?」

これといった理由も動機もありませんでした。

高校卒業後の進路を考えたときに、自分について考えました。

「好きなことってなんだろう?」

そのとき私が興味があったもの、それは「英語」。

「英語が話せるようになったらいいなぁ」

当時アメリカドラマを観ていた影響もあったのかもしれません。

「英語ならアメリカ!アメリカの大学に行ってみたい」

本当に、そんな感じで「アメリカの大学に進学希望」と書きました。

志望の理由は?

先生に聞かれ、素直に答えました。

「英語が話せるようになりたいから」

先生は私の言葉に腹を立てたのか、宿題を忘れた生徒を見るようなキツイ目で私を見てこう一喝。

「そんな理由では絶対に失敗する!」

今思えば、先生のお気持ちも分からなくはありません。

英語が話せるようになりたいから「アメリカの『語学学校』に留学」なら、「あぁそう」となっていたのかもしれません。

でも私の希望は「アメリカ『大学』への留学」

私の発言に先生は心から呆れているようでした。

しかし、当時の先生と私の関係は先に述べた通りです。

私は先生のその言葉を聞いて「なんてことを言うの…」とがっかり。

先生は続け…

「そんな目的で成功するほど甘くない」

先生の「失敗」の定義

「なぜ失敗するのか」という理由をいくつも提示されました。

「考え直せ!」

そして長いお話のあと、私に向けて感情的に言い放ちました。

「英語が話せるようになりたいからでは、絶対にアメリカの大学なんて卒業できない!」

私はその言葉に引っかかってしまいました。

「アメリカの大学を卒業できないと失敗なの?」

人それぞれの「ものの見方」

「卒業できない」=「失敗」という先生の考え。

それに対して異議は全くありません。

しかし、その定義をもとに「考え直せ」と説得されたことにモヤモヤしました。

確かに私の高校英語の成績をみて、「これじゃあどうしようもない」と思う気持ちも分かります。笑

中学ではとっても良かったのですが、高校でがた落ち。

「この成績では難しいぞ。これからもっと努力しないとな」

「アメリカ大学に留学するにはどうしたらよいか、それをまず考えないとな」

これは勝手な理想ですが…

「そういう言葉くれないの?泣」と思いました。

先生と私の関係

信頼している先生から言われた言葉なら、響いていたかもしれません。

しかし、「この先生」に言われたことがとても恥ずかしかったのです。

先生がブツブツと話す中、私の心は決まっていました。

「絶対に失敗しないことを証明する!」

駅までの帰り道

母に伝えました。

「アメリカの大学を目指したい」

そして母と静かに歩く道のりで、なんとなく描いた「アメリカ大学への留学」という夢が、私の中で絶対的なものへと変わるのを感じました。

「絶対にアメリカ大学を卒業する」

失敗なんてない

「挑戦するかぎり失敗はない」

そうずっと思ってきました。

それゆえ、先生が「絶対失敗する」とおっしゃったときも「留学の失敗って何だろう?」と考えました。

考えて、考えて、やっぱり「卒業できない」ことを「失敗」と決めつけることには違和感がありました。

「失敗」や「成功」の定義は人それぞれ。

「成功の形は1つではない」と思うのです。

それに、「挑戦する前から失敗するから考え直せなんて、なんて悲しいんだろう」

そんなことを思ったのです。

結果どうなった?

結果、私はアメリカ大学を卒業しました。

両親のサポートがあったからこそできた留学。

「両親の期待に応える」

そういう面では、「卒業した」ことで「失敗しなかった」という見方ができなくもないと思いました。

「先生はきっと親の立場からおっしゃられたのだな」

学び

アメリカ大学在学中いろいろな困難にぶつかりました。

「アメリカ大学でされた差別」

「アメリカ留学中の差別!?」

「アメリカ大学の常識」

さまざまな記事でも触れています。

困難にぶつかったときに「絶対に卒業する!」と心で誓った「先生への強い想い」をしばしば思い出しました。

もちろん私を奮い立たせものは、他にもいろいろありますが…

「ここで踏ん張れなかったら、先生の言った通りになってしまう」

それが悔しく、「そんな風にはなりたくない!」と思ったものです。

どんな意図でおっしゃったにしても、先生の言葉のおかげで私の夢は現実味をおびました。

そして「先生のおっしゃった通りにはなりたくない」という強い気持ちが、留学中に踏ん張れる要素の1つになったのも事実です。

「そうなりたい/なりたくない」

どちらもチャレンジするエネルギーに変えられると思います。

あとは、全て自分次第です。